2.0.1-1 (2024年5月6日)

新機能:

  • 関数境界トレース(FBT)プローブは、argv[n]を使用して関数の引数にアクセスできるようになりました。ここで、nは関数の引数の数によってバインドされます。各引数のデータ型は、現時点では汎用uint64_tです。

内部変更:

  • 関数境界トレース(FBT)プローブは、より軽量なfentry/fexitカーネル・トレース機能を使用して実装されるようになりました。BPFを使用したfentry/fexitプローブを提供しないカーネルには、kprobesへのフォールバックが提供されます。

ビルド時:

  • Dトランスレータは、DTraceソース・コードに含まれ、サポートされているすべてのカーネル・バージョンにインストールされるようになりました。つまり、DTraceの構築では、カーネル開発ヘッダーへのアクセスが不要になりました。