normalize

指定した正規化係数で集積値を除算します。

void normalize(@ aggr, uint64_t)

normalize関数は、集積値を正規化係数で除算して、集積内のデータをより適切に表示します。この関数は、引数として集積体と正規化係数を受け取ります。この関数のユースケースの典型例は、一定期間にわたるデータの集積に使用されるプログラムで、絶対値ではなく秒単位の発現としてデータを表現する場合です。

例7-32 プロセスの1秒当たりのシステム・コール数を表示するためにnormalizeを使用する方法

normalize関数は、集積体に対してコールされます。時間は1,000,000,000で除算して、ナノ秒を秒に変換しています。

#pragma D option quiet

BEGIN
{
  start = timestamp;
}

syscall:::entry
{
  @func[execname] = count();
}

END
{
  normalize(@func, (timestamp - start) / 1000000000);
}