第8章 既知の問題

次の項では、このリリースでの既知の問題について説明します。

8.1 SELinuxを有効にするとSambaアクセスが失敗する

Sambaアクセスを有効にする信頼できるストレージ・プールのノードで、SELinuxが有効になっている場合、SMBとCIFSのいずれを使用した場合も、Sambaクライアントのボリュームへの接続が失敗します。

次のように、SMBを使用したボリュームへの接続が失敗します。

sudo smbclient -U user%password //node1/gluster-gv1 
tree connect failed: NT_STATUS_UNSUCCESSFUL 

次のように、CIFSを使用したボリュームへの接続も失敗します。

sudo mount -t cifs -o guest //node1/gluster-gv1 /mnt/glusterfs/ 
mount error(5): Input/output error Refer to the mount.cifs(8) manual page (e.g. man mount.cifs) 

回避策として、Sambaアクセスを有効にするノードでsamba_load_libgfapiパラメータを設定します。

sudo setsebool -P samba_load_libgfapi 1

(バグ28701091)

8.2 Sambaアクセスが失敗する

SMBとCIFSのいずれを使用した場合も、SambaクライアントのGlusterボリュームへの接続が失敗します。これは、samba-vfs-glusterfsパッケージを使用できないことが原因です。この問題は、x86_64とaarch64の両方のOracle Linux 8システムで発生します。Oracle Linux 7システムでは、この問題はaarch64プラットフォームでのみ発生します。

samba-vfs-glusterfsパッケージがない場合の回避策として、Glusterネイティブ・マウントであるFUSEを使用して、Sambaサーバーが実行されているのと同じシステムにボリュームをマウントできます。次に、Sambaサーバーを使用してマウント・ポイントを共有します。

(バグ29048629; 30205755)