インメモリーとディスク上の更新

Ksplice更新はメモリー内で発生し、再起動が必要なディスク上の変更とは異なり、アプリケーション上で即座に有効になります。ただし、Kspliceを使用する場合でも、システムまたはプロセスが再起動した場合に更新済のパッケージ・バイナリを使用できるようにするには、引き続きディスク上の更新を適用する必要があります。ディスク上の更新を処理するには、Unbreakable Linux Network (ULN)をサブスクライブするか、ローカルULNミラーを使用します。

Kspliceパッチによってシステムは実行中に最新状態に保たれますが、ディスク上でもカーネルが更新されるようにするために、引き続き、ULNまたはOracle Linux Yumサーバーから、リリース済エラータに対応した標準カーネル・パッケージをインストールする必要があります。これにより、次のメンテナンス・ウィンドウまたは再起動に対してシステムの準備ができた状態になります。システムを再起動する場合は、新しいカーネル・バージョンから起動できます。その後、新しいカーネルが使用可能になると、Kspliceはパッチを適用するためのベースラインとして新しいカーネルを使用します。