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X11転送の使用によるリモート・グラフィカル・アプリケーションのロード

X11転送では、ユーザーが、リモートLinuxシステムにインストールされているグラフィカル・アプリケーションを起動して、ローカル・システムのデスクトップ環境内でそれらを表示できるようになります。 リモート・システムでX11サーバーまたはグラフィカル・デスクトップ環境が実行されている必要はありませんが、ローカル・システムでX11互換サービスが実行されている必要があります。

サーバー側の構成

  1. /etc/ssh/sshd_configファイルを変更してX11転送を有効にします。 サーバーで、次のパラメータを確認します。

    X11Forwarding

    X11転送を許可します。 省略した場合、デフォルトはnoです。 X11転送を有効にするには、このパラメータの値をyesに設定するエントリを追加します。

  2. 構成ファイルを編集する場合は、このサービスを再起動して変更内容を有効にする必要があります。

    sudo systemctl restart sshd
  3. リモート・システムは、X11アプリケーションを実行し、X11セッションを認証することもできます。 この目的のために、xorg-x11-xauthパッケージが必要です。

    dnf install xorg-x11-xauth
    リモート・サーバーでグラフィカル・アプリケーションを実行したことがない場合は、初めてX11転送を使用してリモートサーバーに接続すると、次の警告メッセージが表示されます。
    /usr/bin/xauth: file /home/user/.Xauthority does not exist

    この警告は、.Xauthorityファイルが自動的に作成されるので無視できます。

クライアント構成

  1. リモート・サーバーに接続する場合は、SSHクライアントで-Yオプションを使用します:

    ssh -Y user@server1.example.com
  2. SSH接続を介してグラフィカル・アプリケーションを実行するには、SSHターミナルからコマンドを直接起動します。 たとえば、geditがリモート・システムにインストールされている場合、次のコマンドを実行できます:

    gedit &

    ヒント:

    前述の例に示すように、&演算子を使用して、ターミナルを使用できるようにバックグラウンドでプロセスを開始します。