SELinuxの制限付きユーザーへのOracle Linuxユーザーのマッピング
特に指定がないかぎり、デフォルトでは、ユーザーはその作成時にunconfined_u
SELinuxユーザーにマップされます。ユーザーは、次を実行することで各自のセキュリティ・コンテキストを確認できます。
id -Z
出力は次の例のようになります。
unconfined_u:unconfined_r:unconfined_t:s0-s0:c0.c1023
システム管理者は、Oracle LinuxユーザーをSELinuxの制限付きユーザーにマップして、様々なアクセス・レベルを適用できます。たとえば、oracleユーザーをSELinuxのuser_u
ユーザーにマップするには、次のようにsemanageコマンドを使用します。
sudo semanage login -a -s user_u oracle
ユーザーを作成する場合は、useraddコマンドの実行時にSELinuxユーザー・マッピングを指定できます。たとえば、SELinuxのstaff_u
ユーザーにマップする、特権oracleadminユーザーを追加するには、次を実行します。
sudo useradd -Z staff_u oracleadmin