ユーザーのアプリケーション実行動作の構成
不具合があるアプリケーションや悪質なアプリケーションによってユーザーのファイルが変更されることがないように、ブール値を使用して、ユーザーに各自のホーム・ディレクトリ階層や/tmp
などの書込みアクセス権があるディレクトリでのアプリケーション実行を許可するかどうかを指定できます。
guest_t
およびxguest_t
ドメイン内のOracle Linuxユーザーが、書込みアクセス権を持つディレクトリでアプリケーションを実行できるようにするには、次のようにします。
sudo setsebool -P allow_guest_exec_content on
sudo setsebool -P allow_xguest_exec_content on
次の例は、staff_t
およびuser_t
ドメイン内のユーザーが、書込みアクセス権を持つディレクトリでアプリケーションを実行できないようにする方法を示しています。
sudo setsebool -P allow_staff_exec_content off
sudo setsebool -P allow_user_exec_content off
詳細は、「SELinuxポリシーのカスタマイズ」を参照してください。