セキュリティ更新およびエラッタ・リリースの追跡
Oracleでは、Oracle Linuxソフトウェアの重要な変更を、エラッタと呼ばれる個別のパッケージ更新としてリリースします。これらのパッケージ更新は、リリースに集約されるか、_patchチャネルを介して配布される前に、ULN上でダウンロードできるようになります。
エラッタ・パッケージには、次のものが含まれます。
-
セキュリティ・アドバイザ: 名前に接頭辞
ELSA-*(Oracle Linuxの場合)とOVMSA-*(Oracle VMの場合)が付いています。 -
名前の先頭に
ELBA-*(Oracle Linuxの場合)およびOVMBA-*(Oracle VMの場合)が付いているバグ修正アドバイザ。 -
名前の先頭に
ELEA-*(Oracle Linuxの場合)およびOVMEA-*(Oracle VMの場合)が付いている機能拡張アドバイザ。
新しいエラッタ・パッケージの公開時に通知を受けるには、Oracle Linuxエラッタ・メーリング・リスト(https://oss.oracle.com/mailman/listinfo/el-errata)およびOracle VMエラッタ・メーリング・リスト(https://oss.oracle.com/mailman/listinfo/oraclevm-errata)をサブスクライブできます。
ULNにサインインしている場合、これらのメーリング・リストは、エラッタ・タブに示されるEnterprise Linuxエラッタ・メーリング・リストのサブスクライブ・リンクとOracle VMエラッタ・メーリング・リストのサブスクライブ・リンクに従うことでもサブスクライブできます。
Oracleは、ULNで利用可能になったエラッタの完全なリストを公開しています(https://linux.oracle.com/errata)。共通脆弱性(CVE)の公開されたリストを確認して、その詳細とステータスを調べることもできます(https://linux.oracle.com/cve)。
Oracle Linux yumサーバー・リポジトリへの更新は、https://yum.oracle.com/whatsnew.htmlにアクセスして追跡することもできます。ここでは、各リポジトリ内で過去6か月間に更新されたパッケージを確認できます。
ノート:
Oracleは、https://linux.oracle.com/errataにあるエラッタの告知を除いて、既存のセキュリティ脆弱性についてはコメントしません。Oracleは、すべてのOracleのお客様に最高のセキュリティ体制を提供するために、重大なセキュリティ脆弱性を重大度順に修正します。したがって、もっとも重要な問題が常に最初に修正されます。セキュリティ脆弱性の修正は、次の順序で作成されます。- 最新のコード行は、Oracle製品の次回メジャー・リリースに向けて開発されているコードです。
- すべての非ターミナル・リリースのための次回パッチセット
セキュリティ更新を確認するためのDNFの使用
DNFには、Oracle Linuxにインストールされているパッケージで利用可能なセキュリティおよびエラッタの更新を管理するための要件を処理する統合オプションが含まれています。
詳細は、dnf(8)マニュアル・ページを参照してください。