2.1.1 Oracle Databaseの要件

Oracle APEXリリース22.1には、Oracle Databaseリリース12.1.0.2以降が必要です(Enterprise Edition (EE)およびExpressエディション(Oracle Database XE)を含む)。

ノート:

「データ・パッケージ」インストール・スクリプト・タイプにはOracle Database 18c以降が必要です。

関連項目:

Oracle APEXインストレーション・ガイドOracle APEXのインストール要件

2.1.2 ブラウザ要件

Oracle APEXでは、JavaScript対応のブラウザが必要であり、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple SafariおよびMicrosoft Edgeの現在のリリースおよび以前のメジャー・リリースがサポートされています。

2.1.3 リリース番号の規則について

Oracle APEXの新規リリースは、カレンダ年に対応しています。

2018年のリリース18.1および18.2以降では、Oracle APEXのリリース番号はカレンダ年に対応しています。

また、APEXでは完全リリースしか提供されなくなり、パッチ・セット・リリース(5.1.1など)は提供されなくなりました。パッチ・セットのリリースを消去すると、既存のインストールを更新する際の停止時間が短縮されます。APEXアーキテクチャでは、必要に応じて開発者がリリースを元に戻すこともできます。

大きい欠陥については、今後もパッチ・セットの例外(PSE)が提供される場合があります。PSEの詳細は、Oracle APEX 22.1の既知の問題ページまたは以前のリリースの以前のリリースのアーカイブを参照してください。

2.1.4 最新リリースのチェックについて

Oracle APEXは、Oracle Databaseよりも頻繁にリリースされます。最新のリリースに関する情報またはダウンロードについては、次の場所を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/apex/downloads/index.html

2.1.5 最新のOracle APEXリリースへのアップグレードについて

Oracle APEXをすでにインストールしてある場合は、入手可能な最新バージョンに定期的にアップグレードすることをお薦めします。

詳細は、Oracle APEXインストレーション・ガイド前のOracle APEXリリースからのアップグレードを参照してください。

2.1.6 リリース・バージョンの確認について

現在実行しているOracle APEXのリリースを確認するには、次のいずれかを実行します。

  • ワークスペースのホームページで、リリース番号を表示します:
    • APEXにサインインします。

      ワークスペースのホームページが表示されます。現在のリリース・バージョンが右下隅に表示されます。

  • 次のように、APEXについてページを表示します。
    1. APEXにサインインします。

      ワークスペースのホームページが表示されます。

    2. ページ上部の「ヘルプ」メニューをクリックし、「情報」を選択します。

      APEXについてページが表示されます。

関連項目:

Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド開発環境へのアクセスの概要

2.1.8 Oracle Databaseバージョン12c CDBからアップグレードする場合の重要情報

Oracle Database 12c リリース1 (12.1)マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)をアップグレードする場合は、My Oracle SupportからOracle Bug#20618595用のパッチをダウンロードして、データベースに適用する必要があります。このパッチを検索するには、「パッチ」タブで「20618595」を検索します。

3.1.1 承認および統合タスク・リスト

新しい処理要素を含む承認タスクを作成できます。また、単一の統合タスク・リストからタスクの進捗を簡単に管理できるため、メンテナンスが容易になります。

統合タスク・リスト: 「統合タスク・リスト」コンポーネント・ページを使用して、タスクを管理するための一元化された場所を設定します。

タスクの詳細: 「タスクの詳細」ページを生成して承認タスクのスタイルとデザインをカスタマイズします。

タスク定義: 「タスク定義」を使用して、タスク所有者とタスク・マネージャの静的または動的な生成など、特定の機能の承認タスクを構成します。

サンプル承認アプリケーション: 新しい「サンプル承認アプリケーション」には、使用を開始するために必要なすべてのものが用意されています。

関連項目:

  • Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド承認の管理

3.1.2 ページ作成の簡素化

「ページの作成」ウィザードが大幅に簡素化されて、APEXアプリケーションでのページの作成がこれまでになく簡単になりました。この合理化されたウィザードでは、スマート・デフォルトが適用され、ユーザー入力が最小限になり、ページ・ナビゲーションが改善されています。

より短時間でページを作成: ページの作成に必要な手順を減らしたため、これまでより短時間で、最小限の労力でページを追加できるようになりました。

ページをよりスマートに作成: 「ページの作成」ウィザードでは、ページ・モード、ブレッドクラムおよびナビゲーションが自動的に適切な設定になります。さらに、ナビゲーション・アイコンがページ・タイプに基づいて設定され、主キー列が主キー制約に基づいて選択されます。

さらにスマートなページを作成: これは、ただのウィザードではありません。作成されるページもさらにスマートになりました。外部キー制約がある列に対して共有LOV(値リスト)が作成されるか再使用され、列またはアイテムのタイプは一致するよう適切に設定されます。

3.1.3 JSON形式またはYAML形式でのアプリケーション・メタデータのエクスポート

アプリケーション・エクスポートに、JSON形式またはYAML形式での判読可能で差異を簡単に確認可能なバージョンが含まれるようになりました。

読取り可能なエクスポート形式: アプリケーション・エクスポートの一部として、人が判読可能なエクスポートをJSON形式またはYAML形式で含めることができるようになりました。

エクスポートAPIの更新: APEX_EXPORT.GET_APPLICATION APIで新しいエクスポート・タイプ・オプションREADABLE_JSONおよびREADABLE_YAMLを使用できるようになりました。これらのp_typeパラメータでは、値をカンマで区切ってリストして、一度に複数の形式をエクスポートできます。

SQLclおよびAPEXExportのサポート: SQLclおよびAPEXExport (Java)ユーティリティで、新しいJSONおよびYAMLエクスポート形式がサポートされるようになりました。

3.1.4 行検索での自然な検索

「アプリケーション定義」ページに、新しい属性「行検索のトークン化」が追加されています。以前は、行検索を実行したコンポーネントでは完全一致検索が実行されていました。検索語の適用範囲がより広くなりました。

行検索のトークン化: この属性を「オン」に設定すると、検索条件の各単語が個別に処理されます。検索条件の複数の単語が一緒にまたは個別にいずれかの列に含まれている場合は、一致としてレコードが返されます。語句全体を検索するには、それらの複数の検索語を二重引用符(")で囲みます。検索語内の二重引用符をエスケープするには、二重引用符("")を使用します。

3.1.5 リージョンのソートのページ・アイテム

新しい「ソート順序」アイテム・タイプを使用すると、リージョンのソート・オプションを簡単に構成できます。これは、「カード」リージョンなど、独自の並替え機能をサポートしていないリージョン・タイプの場合に特に役立ちます。

簡単なソート: アイテム定義の一貫としてOrder By句、内部キーおよび表示値のコレクションを定義します。キーに関連付けられている適切なOrder By句が適用されます。

完全に統合: リージョンのリフレッシュがデフォルトでシステムに組み込まれています。ほとんどの場合、「ページの作成」ウィザードの一環として自動的に「ソート順序」アイテムが作成されます。

幅広いリージョンをサポート: カード、クラシック・レポート、チャート、リージョン・プラグインなど、ほぼすべてのリージョン・タイプがサポートされています。一部のリージョン(マップ・リージョン、ツリー・リージョン、対話モード・レポートおよび対話グリッド)は、この機能から除外されています。これは、これらのリージョンでは独自の方法でソートが制御されるためです。

3.1.6 Markdownおよびリッチ・テキストの機能拡張

すべてのコンポーネント(クラシック・レポート、対話モード・レポート、対話グリッド、表示専用アイテム、Markdownエディタ・アイテムおよびリッチ・テキスト・エディタ・アイテム)にわたり、より一貫性のあるコンテンツ・スタイル設定を使用できるようになりました。「Markdownエディタ」ページ・アイテムは、他のコンポーネントとの一貫性を保つために、読取り専用モードでは表示のみアイテムとして表示されるようになりました。

対話グリッドでのリッチ・テキスト: 「リッチ・テキストの表示」属性を切り替えると、読取り専用グリッド・モードでもリッチ・テキストを表示できます。

CKEditor5 v32.0.0: CKEditor5 v32.0.0には、Raw HTMLを埋め込むための新しいHTML埋込みプラグインが含まれています。リッチ・テキスト・エディタの「完全」ツールバーに、任意のHTMLスニペットを挿入および編集できるエントリが含まれるようになりました。

apex_markdown.to_html: apex_markdown.to_html API関数で、コンテンツをCLOBとして渡すことができるようになりました。

3.1.7 PWAサービス・ワーカーのカスタマイズ

上級ユーザーは、独自のサービス・ワーカー・コードを追加することで、プログレッシブWebアプリケーション(PWA)の能力を最大限に引き出すことができます。サービス・ワーカーをカスタマイズすると、次のことができます。
  • プッシュ通知の実装
  • オフライン・モードの有効化
  • バックグラウンド同期の実行

共有コンポーネントでのPWA: 「共有コンポーネント」セクションに、PWA属性専用の新しいページが含まれるようになりました。

サービス・ワーカーの使用方法を選択: リソース・キャッシングの新しいシステムの利点を活かすには、APEXのデフォルトのサービス・ワーカーを使用します。JavaScriptフックでAPEXのサービス・ワーカーを拡張することもできます。フックを使用すると、プッシュ通知やWebアプリケーション支払いの実装、バックグラウンドでのアプリケーション更新のプッシュなどを行うことができます。

カスタム・サービス・ワーカーの共有: ファイルURLサービス・ワーカーを使用する方法では、複数のアプリケーションでコードを共有できます。

3.1.8 永続認証

永続認証を使用すると、ユーザーは、毎回サインインする必要なくアプリケーションを開くことができます。インスタンス・レベルで「永続認証」を有効にし、アプリケーション・ウィザードでPWAオプションを選択すると、生成されたアプリケーションの「ログイン」ページに自動的に「ユーザー情報の保存」チェック・ボックスが表示されます。

デフォルトで安全: 永続認証は、「インスタンスの管理」で「セキュリティ」のオプションによって有効にします。いつでも無効にできるため、システムを常に制御できます。

APIの機能拡張: 永続認証でapex_authentication.login APIが拡張されたことで、それをPWA以外のアプリケーションで実装できるようになりました。永続ログインは、apex_authentication APIを使用して個別にまたは一括で取消しまたは無効化できます。

3.1.9 改善されたリージョン・イメージ

新しいイメージ・リージョン・テンプレート: 「ユニバーサル・テーマ」内の新しいイメージ・リージョン・テンプレートを使用して、イメージ専用リージョンを作成できます。フィルタ、比率、スケールなどのテンプレート・オプションにより、CSSを記述せずにイメージをカスタマイズできます。

イメージ置換文字列: イメージ置換文字列をカスタム・リージョン・テンプレートで使用できます。これにより、リージョン内のイメージ配置をより細かく制御できます。

「リージョン・イメージ属性」と「イメージ・タグ属性」は、以前は、テンプレートを問わず、またテンプレートなしのリージョンを含め、すべてのリージョンの「プロパティ・エディタ」で使用可能でした。現在は、「リージョン・イメージ属性」と「イメージ・タグ属性」は非推奨になっており、テンプレートが定義されていないリージョンでは使用できません。

3.1.10 データ・ジェネレータ

データ・ジェネレータを使用すると、表、列およびカスタム・データ・ソースを含むブループリントを作成することで、データを簡単にプロトタイプ化できます。

既存の表から開始: ブループリントを、ユーザー・スキーム内の既存の表から、ゼロから、または有効なJSONブループリント・ファイルをインポートすることで作成します。

データの生成: 数千行のデータを生成し、CSV、JSONまたはSQLの挿入ファイルでエクスポートします。スキーマ内の既存の表および列にデータを挿入します。

3.1.11 アプリケーション・アイコン

アプリケーション・アイコンのデザインを一新しました。アプリケーション・アイコンを一度アップロードすると、APEXによって、実行時にそれがアプリケーションに伝播されます。

独自のアイコンのアップロード: APEXのアイコン、スタイルおよび色のリストの他に、カスタム・アイコンをアップロードでき、APEXのアイコン・エディタを使用してそれらのアイコンをサイズ変更またはトリミングできます。

独自のアイコンの編集: 「共有コンポーネント」、「ユーザー・インタフェース属性」内の新しい専用のアイコン・セクションを使用して、いつでもアプリケーション・アイコンを編集できます。

実行時開発者ツールバーに統合: 実行時開発者ツールバーを使用して独自のアイコンを編集します。アプリケーションのログイン・ページからアイコンを編集すると、出力のプレビューがリアルタイムで表示されます。

3.1.12 アプリケーション・ギャラリでの簡単なインストール

サンプル・アプリケーションとスタータ・アプリケーションを再びギャラリから直接インストールできるようになりました。この機能は、Oracle Application Express 21.1で削除されました。

ギャラリのデザインを一新: APEXのアプリケーション・ギャラリはデザインが一新されて、使用可能なすべてのスタータ・アプリケーションとサンプル・アプリケーションがアプリケーションの説明やインストール・オプションとともにユーザーにわかりやすく表示されるようになりました。

更新が可能: スタータ・アプリケーションまたはサンプル・アプリケーションの期限が切れると、APEXによって、更新が可能であることを通知するバッジが表示されます。

関連項目:

3.1.13 セッション・オーバーライド

「セッション・オーバーライド」の新しい開発者ツールバー・オプションを使用すると、実行時にAPEXセッション変数を設定できます。

スコープ指定のセッション属性: セッション・オーバーライドを使用すると、ユーザーに影響を与えずに、他の言語や他のタイムゾーンで動作するアプリケーションを迅速にテストできます。

追加のJavaScriptおよびCSSのロード: ファイル・パスのセッション・オーバーライドを使用すると、これまでより簡単にJavaScriptおよびCSSをローカルで構築できます。#APP_FILES##THEME_FILES#などの置換文字列を編集して、APEXでそれらのファイルのパスを任意の場所にルート変更できます。

3.1.14 ファイルURLの機能拡張

拡張されたファイルURL構文: JavaScriptのファイルURL構文が、新しいディレクティブ[module][defer]および[async]をサポートするように拡張されています。IE固有の[if...]ディレクティブはサポートされなくなりました。

コメント: ファイルURLは、行の先頭に2つのダッシュ(--)を付けるか、複数の行を/* */で囲むことでコメント・アウトできます。

改善された編集エクスペリエンス: JavaScriptおよびCSSのファイルURLのコード・エディタで、URLディレクティブおよび置換文字列について、構文のハイライト表示とオートコンプリートがサポートされるようになりました。

3.1.15 「コンポーネントのエクスポート」への静的ワークスペース・ファイルの追加

「コンポーネントのエクスポート」を使用して静的ワークスペース・ファイルをエクスポートします。

3.1.16 リストでのサブスクリプションのサポート

他の多くの共有コンポーネントと同様に、リストでサブスクリプション機能がサポートされるようになりました。

「リストの作成」、「リストのコピー」および「リストの編集」がすべて簡素化されています。

3.1.17 RESTソース

新しいRESTソース・タイプ: REST対応SQL問合せという新しいRESTソース・タイプが導入されています。REST対応SQLに加えてRESTソースを作成し、それらをRESTカタログ、同期、またはAPEXコンポーネントからのSQL問合せの抽象化に使用します。

3.1.18 コード・エディタの機能拡張

「カッコのペアのカラー化」に新しいエディタ設定があります。

ソース・コード内の一般的ではない非表示の文字はすべて、デフォルトでハイライト表示されるようになりました。

「JavaScript」の「ファンクションおよびグローバル変数の宣言」で定義されているJavaScriptコードは、このページ内の他のすべてのJavaScriptエディタでIntelliSenseとして使用できます。

3.1.19 新しい「JavaScript初期化コード」属性

「JavaScript初期化コード」属性が「ファセット検索」、「スマート・フィルタ」および「カード」リージョンに追加されています。これにより、初期化中にリージョンの高度なカスタマイズが可能になります。

以前にJavaScriptを使用してこれらのリージョンのオプションをカスタマイズした場合は、コードを見直して、この属性に移行することが有益かどうかを確認してください。

3.1.20 ファセット検索とスマート・フィルタでのプラグイン・サポート

プラグイン開発者は、ファセット検索およびスマート・フィルタと互換性があるリージョン・プラグインを作成できるようになりました。その後、リージョン・プラグインを「ページ・デザイナ」内の「ファセット検索」または「スマート・フィルタ」リージョンに結び付けることができます。実行時にフィルタが変更されるとリージョンが自動的にリフレッシュされます。データは自動的にフィルタされます。必要な設定:
  1. プラグイン標準属性「ファセット検索/スマート・フィルタのサポート」を有効にします。これには、「リージョン・ソースは、様々なデータ・ソースをサポートしています」が条件となっています。
  2. p_region.filter_region_static_idをフロントエンドに、およびリージョン・インタフェース実装のfilterRegionId属性に渡します。
    • フィルタIDがp_region.ajax_items_to_submitに自動的に付加されます
  3. フロントエンドで、必ずリージョン・インタフェースのrefreshコールバックでPromiseが返されるようにして、ファセットをロックまたはロック解除するタイミングをエンジンに知らせるようにします。このコールの結果をapex.server.pluginに返すことができます。

3.1.21 電子メール・テンプレートの更新

電子メール・テンプレートの特定の属性でテンプレート・ディレクティブがサポートされるようになりました。

関連項目:

Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドテンプレート・ディレクティブの使用

3.1.22 JavaScriptライブラリのアップグレード

  • Oracle JET 12.0.0
  • jQuery 3.6.0
  • jQuery UI 1.13.1 (カスタム・バンドル)
  • FullCalendar 5.5.1
  • Font APEX 2.2.1
  • PrismJS 1.26.0
  • MarkedJS 4.0.12
  • DOMPurify 2.3.1
  • CKEditor4 4.18.0
  • CKEditor5 32.0.0
  • MapLibre 1.15.2 (以前使用されていたMapboxをマップ)

3.1.23 JavaScript APIの更新

アクションの機能拡張

次のようにアクションのインタフェースが更新されています。

  • アクションをリンク(アンカー要素)にバインドできます。これにより、「共有コンポーネント」のリスト・エントリやカード・リージョンのアクションなど、APEX内でURLを入力可能なほとんどの場所からアクションを呼び出せるようになります。
  • hrefおよびdata-action属性のアクション・バインディング構文に、アクションのコンテキストIDおよび引数を含めることができるようになりました。これにより、対話グリッド・リージョンなど、コンテキスト別に定義されているアクションをコンテキスト外のUI要素にバインドし、アクションに引数を渡すことができます。
  • 多数のメソッドおよびコールバック関数にpArgs引数を追加しました。
  • actions.actionオブジェクトのプロパティidArgおよびinstanceSelectorを追加しました。複数のインスタンスの処理という新しいセクションをactionsインタフェースの説明に追加しました。
  • treeViewで、ノードのアクティブ化時にアクションを起動できるようになりました。menuおよびtreeViewウィジェットが更新されて、アクション・コンテキストを指定することとアクションに引数を渡すことができるようになりました。どちらのウィジェットでも、hrefバインディング構文がサポートされています。マークアップからのメニューで属性data- context-idがサポートされるようになりました。

新しいオプション、プロパティおよびパラメータ

次の新しいオプション、プロパティおよびパラメータがあります。

  • オプションiterationCallbackapex.util.applyTemplateに追加しました。
  • メニュー・ウィジェットmenu.itemオブジェクトに、新しいプロパティactionContextIdおよびargsがあります。
  • メニュー・ウィジェットopenおよびtoggleメソッドに、新しいオプションのargsパラメータがあります。
  • 新しいオプションactionsContexttreeViewウィジェットに追加しました。
  • onIconおよびoffIconプロパティがactionオブジェクトおよびメニューitemに追加されて、メニュー項目およびアクションの切替えがサポートされるようになりました。
  • インタフェース・メソッドmodel.clearDatapNotifyパラメータが含まれるようになりました。
  • apex.model.createに新しいオプションcallServervisibilityFilterおよびvisibilityFilterContextがあります。
  • pCallServerパラメータをapex.model.saveに追加しました。
  • pTotalpMoreDataパラメータをmodel.setDataに追加しました。
  • プロパティcopyValueToClipboardgridウィジェットのcolumnsオプションに追加しました。
  • pageErrorsContainerSelectorオプションをapex.message.setThemeHooksに追加しました。
  • filterRegionIdプロパティをfacetsRegionインタフェースに追加しました。
  • regionインタフェースのrefreshコールバックでPromiseを返すことができるようになりました。
  • treeViewウィジェットのupdateメソッドに、新しいパラメータpRenderがあります。
  • モデル・メソッドmetadataChangedに新しいパラメータpPropertyNameがあり、通知metaChangeにもそのプロパティが含まれるようになりました。
  • actionsFilterプロパティをfacetsRegionインタフェースのlistcontrolオブジェクトに追加しました。

新しい関数とメソッド

次の新しい関数とメソッドがあります。

  • apex.actions.findContextById
  • apex.model.multipleFetch
  • model.setDisabledState
  • model.setHiddenState
  • model.isDisabled
  • model.updateVisibility
  • apex.locale.getDayNames
  • apex.locale.getMonthNames
  • apex.locale.getDSDateFormat
  • apex.locale.getDLDateFormat
  • item.hasDisplayValue
  • treeNodeAdapter.isHidden

その他の変更

  • アクション・バインディングおよびメニュー・ボタンのマークアップを簡素化しました。
    • アクションでボタン・バインディングにjs-actionButtonクラスが、選択リスト・バインディングにjs-actionSelectクラスが不要になりました。
    • メニュー・ボタンでjs-menuButtonクラスが不要になりました。
  • モデルとともに使用できるテンプレート・ループ・ディレクティブを文書化し、新しいAPEX$META置換を追加しました
  • gridウィジェットのcolumnsオプションに、「対話グリッド」列からどのようにdefaultGridColumnOptionsを使用できるかを示す例を追加しました。
  • インタフェースmodelで、ajaxメッセージの内容が示されます。
  • apex.date.DEFAULT_DATE_FORMATプロパティを削除しました。書式設定や解析を直接実行するには、apex.locale.getDateFormatを使用します。
  • apex.date.formatおよびapex.date.parseで、より多くの書式マスクがサポートされるようになりました。
  • 次の説明が改善されました。
    • tableModelViewおよびgridpageChangeイベント
    • tableModelViewおよびgridgetPageInfoメソッド
    • gridsortIndexおよびcontrolBreakIndex列のプロパティ
    • apex.util.showSpinner
    • apex.actions.add
    • model.setOption
    • apex.message.showError
  • プログレッシブWebアプリケーション (PWA)のインストール・ダイアログの表示をトリガーする、a-pwa-installという新しいAPEXアクション(APEX.actions)を追加しました。この新しいアクションでは、apex.pwaネームスペースのopenInstallDialog関数が自動的に起動されます。この新しいアクションを使用するには、アプリケーションにカスタム・ボタンを追加し、属性data-action="a-pwa-install"を追加するか、リンクまたはリスト・エントリにhref="#action$a-pwa-install"を使用します。
  • 他に軽微な様々な修正点と改善点があります。

3.1.24 PL/SQL APIの更新

APEX_WEB_SERVICE APIにCLEAR_REQUEST_HEADERSおよびCLEAR_REQUEST_COOKIESプロシージャが組み込まれ、リクエスト・ヘッダーおよびCookieをプログラムで簡単にクリアできるようになりました。

APEX_STRING APIに、CLOBの配列(apex_t_clob)用のメソッド(PUSHプロシージャ、SPLIT_CLOBS関数およびJOIN_CLOBS関数)がさらに含まれるようになりました。

4.1.1 ファセット検索の機能強化

ファセット検索の更新点を次に示します。
  • ファセット上の「チャートの表示」ボタンがファセットのコンテキスト・メニューに含まれるようになりました。
  • クライアント側でのフィルタリング用に「検索語の強調表示」を追加しました。
ページ・デザイナでのファセット検索リージョンの変更点を次に示します。
  • 「チャートの表示」属性が「リスト・エントリ」から「アクション・メニュー」に移動されています。
  • 「最初にチャートを表示」属性が「リスト・エントリ」から「詳細」に移動されています。
  • 「アクション・メニュー」に「フィルタ」が導入されたため、「クライアント側のフィルタ」という名前が「最初にフィルタを表示」に変更されました。フィルタはデフォルトでは無効になっていますが、「アクション・メニュー」の「フィルタ」オプションが「オン」に設定されている場合は、ユーザーが有効にできます。

4.1.2 削除されたテキスト・メッセージ

内部テキスト・メッセージAPEX.WAIT_UNTIL_PAGE_LOADEDは、不要になったため削除されています。このメッセージを以前に翻訳した場合は、翻訳を削除できます。

4.1.3 対話モード・レポートの文字制限の変更

アクセシビリティが改良されたため、対話モード・レポートのヘッダーが変更されました。対話モード・レポートに多数の列が表示されている場合は、実行時に文字制限エラーが発生することがあります。対話モード・レポート・リージョンに関するこれらのエラーは以前も存在していましたが、このリリースではアクセシビリティが改良されたため、マークアップが増えました。このエラーの発生時に表示される列の数が、以前のリリースよりも少し減りました。

ランタイム・エラーが発生した場合は、リージョン・ソースで参照されている列の全体数を減らすことをお薦めします。

4.1.4 「ページの作成」ウィザード

次のページ・タイプ・オプションがウィザードから削除されています。
  • リスト・ビュー
  • フォーム付きリスト・ビュー
  • 列切替えレポート
  • リフロー・レポート
これらのコンポーネントは、引き続きページ・デザイナを使用して作成できます。
その他の変更点を次に示します。
  • ページ・タイプ「ローカル・プロシージャのフォーム」はレガシー・セクションに移動されています
  • 「ページの作成」ウィザードでは「タブ」は表示されませんが、引き続き、タブベースのナビゲーションを使用するアプリケーションでページを作成できます。
    • ページを作成したら、「共有コンポーネント」の「タブ」セクションを使用して新しいページをタブにマップします。
    • 注意: 「ユニバーサル・テーマ」ではタブはサポートされていません。
  • 非推奨になったソース・タイプを使用するプラグインは、プラグイン・ページの作成ウィザードでは選択できません。
    • このような場合は、空白ページを作成し、ページ・デザイナを使用してプラグイン・リージョンをページに追加します。

4.1.5 簡易URLおよび静的ファイルのサポートでのURL形式の変更

このリリースより前は、APEXにおける簡易URLおよび静的ファイルのサポートは、APEXベースのRESTサービスの定義と使用に依存していました。APEX 22.1では、APEXベースのRESTサービスはサポートされなくなりました。

Oracle REST Data Services (ORDS)のrサーブレットで簡易URLおよび静的ファイルが処理されるようになりました。これにより、URL形式が/path_prefix/r/app_alias/から/r/path_prefix/app_alias/に変更されています。path_prefixのデフォルトはワークスペース名ですが、ORDSベースRESTサービスのスキーマ別名を使用して変更できます。

詳細は、APEXベースのRESTサービスはサポート終了を参照してください。

4.1.6 UIの変更

このリリースでのユーザー・インタフェースの変更点を次に示します。

  • 「共有コンポーネント」のレイアウトに、各アプリケーションに存在する各コンポーネント(アプリケーション・アイテム、計算など)の数を示すバッジが含まれるようになりました。特定のタイプのアイテムが存在しない場合、バッジは表示されません。
  • 「共有コンポーネント」のレイアウトが次のように再構築されました。
    • 「自動化」は「ワークフローと自動化」という新しいセクションに移動されています。
    • 「Web資格証明」は「セキュリティ」から「ワークスペース・オブジェクト」に移動されています。
    • 「電子メール・テンプレート」は「他のコンポーネント」から「ユーザー・インタフェース」に移動されています。
    • 「プログレッシブWebアプリケーション」は「ユーザー・インタフェース」の下に表示されます。
    • 「レポート問合せ」および「レポート・レイアウト」は「ファイル」および「レポート」に移動されています。
    • 「REST同期化」は「データ・ソース」の下に表示されます。
    • 「タスク定義」は「ワークフローと自動化」の下に表示されます。
  • APEXのヘッダーに、スポットライト検索をトリガーする検索ボタンの検索フィールド・スタイルのUIが表示されます。
  • アプリケーション・ビルダーのホームページでは、名前を基準にソートされるようになりました。
  • 管理サービスのホームページで「インスタンス・タスク」の下に、次の新しいポップアップLOVが表示されます。
    • アプリケーションに移動
    • ユーザーに移動
  • 「ファセットによる参照」ページが更新されて、より使いやすくなりました。
  • 「環境バナーの定義」は「インスタンスの設定」から「メッセージ」リージョンの上部に移動されました。

4.1.7 互換性モード

アプリケーション属性「互換性モード」により、APEXランタイム・エンジンの互換性モードを制御します。特定のランタイム動作は、リリース間で異なります。互換性モード属性を使用して、特定のアプリケーション動作を取得できます。この項では、互換性モードの変更内容をリリース別に示します。すべてのモードでの変更内容は包括的であること、つまり、古いリリースでのすべての変更内容が新しいリリースに含まれることに注意してください。

互換性モードの変更内容(モード4.1)

Oracle Application Expressリリース4.1では、アイテムのソースの列名が無効である場合、ページのレンダリング時にAutomatic DMLフォームによってエラーが生成されます。Oracle Application Expressリリース4.1以前では、アイテムのソースの列名が無効であっても、ページのレンダリング時にエラーが生成されませんでしたが、アイテムのセッション・ステートも設定されませんでした。

また、Oracle Application Expressリリース4.1では、「キャッシュ」および「フレームへの埋込み」という2つの新しいアプリケーション・セキュリティ属性があり、ブラウザ・セキュリティを制御できます。Cache属性を有効にすると、ブラウザでアプリケーションのページ・コンテンツをメモリー内とディスク上の両方のキャッシュに保存できます。Embed in Frames属性は、ブラウザのフレーム内にアプリケーションのページを表示させるかどうかを制御します。4.1より前の互換性モードで実行中のアプリケーションは、キャッシュが有効化され、「フレームへの埋込み」が許可に設定されているかのように機能します。互換性モード4.1以上で実行中のアプリケーションでは、特定のブラウザ・セキュリティ属性が考慮されます。

また、Oracle Application Expressリリース4.1では、Oracle Bug#12990445のため、行の自動処理(DML)のプロセス・タイプに次の変更が実装されました。列をINSERT文に含める必要があるかどうかを判断するように、INSERTを実行するコードが変更されました。これらは、UPDATEの前のチェックと同じチェックであることに注意してください。新しいチェックは次のとおりです。

  • ソース・タイプは「DB列」であるか。
  • ページ・アイテムはPOSTリクエストに含まれているか。たとえば、ページ・アイテムが条件付きで、ページのレンダリング中に条件がFALSEと評価された場合、POSTリクエストには含まれません。
  • ページ・アイテムは、「状態の保存」が「いいえ」に設定されている「表示のみ」タイプでないか。

これらの動作を有効化するには、「互換性モード」を4.1以上に設定します。前のリリースと一致する動作の場合は、「互換性モード」を「4.1前」に設定します。

互換性モードの変更内容(モード4.2)

Oracle Application Expressリリース4.2では、新規グリッド・レイアウトが変更されたため、ページのレンダリング時、特定の表示ポイントのすべてのリージョンが、その表示ポイントのレンダリング前に評価され、そのリージョンを表示するかどうかが特定されます(このため、グリッド・レイアウトでレンダリングする列数を決定できます)。評価の戻り値がtrueのリージョンは実行および表示されます。ただし、PL/SQLベース・リージョンがセッション・ステートを設定し、それがリージョンを表示するかどうかを決定するために後続のリージョン条件で使用されている場合には、これは機能しません。そのような状況の場合、表示ポイントがレンダリングされる前に、条件はすでにチェックされています。計算またはPL/SQLプロセスを使用して、リージョンが表示される前にセッション・ステートを設定します。前のバージョンでは、各リージョンが表示される直前に条件が評価されていました。

Oracle Application Expressリリース4.2では、プロセス・ポイントが「リージョンの前」の計算およびプロセスは、リージョンがレンダリングされる前に実行されます。プロセス・ポイントが「リージョンの後」の計算およびプロセスは、すべてのリージョンのレンダリング後に実行されます。前のバージョンでは、計算およびプロセスは、リージョン表示ポイントの「ページ・テンプレート・ボディ」(1-3)の前後に実行されていました。

Oracle Application Expressパッチ・セット4.2.2では、互換性モード4.2のために2つの新規互換性モード変更が追加されました。

  • テキスト領域が、テキスト入力を制限する「最大幅」属性を常に使用するように変更されました。
  • レポート列リンクに対してセキュリティが拡張され、リンクにJavaScriptと他のレポート列置換への参照の両方が含まれ、次のようになります。
    javascript:alert( 'Delete #NAME#' );

    前述の例で、NAMEはレポート内の列名です。

Oracle Application Expressリリース4.2.1以前では、クロスサイト・スクリプティングの脆弱性から保護するために、レポート・ソースの列値を明示的にエスケープして、JavaScriptリンクで安全に使用できるようにする必要がありました。互換性モード4.2で実行する場合、列が特殊文字をエスケープするように定義されていると、Oracle Application ExpressはJavaScriptリンクで参照されている列名置換をJavaScriptで自動的にエスケープします。

これを修正するために、Oracleでは、JavaScriptで手作業で記述したエスケープをレポート・ソースから削除し、ネイティブ・エスケープを使用することをお薦めします。

互換性モードの変更内容(モード5.0)

Oracle Application Expressリリース5.0では、#WORKSPACE_IMAGES#を使用して静的アプリケーション・ファイルを参照した場合に、アプリケーション・ファイルが返されなくなりました。かわりに、#APP_IMAGES#を使用します。

wwv_flow_custom_auth_std.logoutwwv_flow_custom_auth_std.logout_then_go_to_pagewwv_flow_custom_auth_std.logout_then_go_to_urlおよびapex_custom_auth.logoutのAPIコールはサポートされなくなり、Oracle Application Expressセッションからログアウトするかわりに実行時エラーが生成されます。apex_authentication.logoutエントリ・ポイントをかわりに使用します。

リリース5.0以前では、データのアップロードを使用する開発者には、日付書式を選択するオプションが提供されていませんでした。かわりに、パーサーがユーザーのエントリに最適な書式を選択していたか、エンド・ユーザーがユーザー独自の書式を入力できました。Oracle Application Expressリリース5.0に含められた新しいアイテムにより、ユーザーは、アプリケーションの日付書式か、ユーザーが入力した書式を選択できます。リリース5.0より前に作成されたアプリケーションにはアイテムがないため、5.0の互換性モードでは、ユーザーがデータを入力したかどうかがチェックされます。データが入力されていない場合は、アプリケーションの日付書式が適用されます。

セッション・タイムアウトが発生し、タイムアウトURLが指定されていない場合、Oracle Application Expressはアプリケーションのホームページにリダイレクトするかわりにエラーを生成します。Ajaxリクエストのセッション設定が失敗した場合も、Oracle Application Expressはエラーを生成します。JSONを想定するAjaxリクエストの場合、応答は、エラーについて説明するメンバーを含むJSON文字列となります。他のリクエストの場合、エラーはエラー・ページに表示されます。

属性「使用されるソース」が「セッション・ステートの値がNULLの場合のみ」に設定されているデータベース列に基づくページ・アイテムは、そのページ・アイテムがレンダリングされるとエラーを生成します。複数のレコードを表示および保存する場合、この設定をデータベース列に使用することは非常に危険であり、誤ってデータを上書きする可能性があります。常に「使用されるソース」属性を「セッション・ステートの既存の値を常に置換」に設定してください。

互換性モードの変更内容(モード5.1/18.1/18.2)

Oracle Application Expressリリース18.1では、「検証の実行」属性が「はい」に設定されているボタンをクリックすると、クライアント側の検証(必須アイテム・チェックなど)がいくつか実行され、すべての問題を修正するまでページは送信されません。以前のバージョンでは、このフラグは単にサーバー側の検証を実行するかどうかを決定するために使用されていました。

ヒント:

互換性モードを5.1/18.1/18.2に変更するときには注意してください。「取消」、「前へ」などのボタンで、「検証の実行」フラグが「はい」に誤って設定されており、「送信後」ブランチを使用している場合、このようなボタンをユーザーがクリックしても検証が実行されることはありません。この問題に対処するには、新しいクライアント側の検証を使用するか、「検証の実行」を「いいえ」に設定します。

リリース5.1では、「結果を待機」属性が「はい」に設定されているAjaxベースの動的アクションによって、非同期Ajaxコールが実行されます。5.1より前では、そのようなコールは同期的に行われます。

互換性モードの変更内容(モード19.1)

Oracle Application Express 19.1では、リッチ・テキスト・エディタによって、Max Lengthアイテム属性の検証が強制されます。HTMLマークアップの長さがMax Length値を超えると、エラー・メッセージが生成されます。

互換性モードの変更内容(モード19.2/20.1/20.2/21.1)

Oracle Application Express 19.2の「クラシック・レポート」では、空の列値は、改行なしの空白文字( )を使用するのではなく空のセルとしてレンダリングされます。

互換性モードの変更内容(モード21.2/22.1)

Oracle Application Express 21.2より前では、追加されたエラーに関係なく、現在の処理ポイントのすべてのプロセスが実行されていました。

Oracle Application Express 21.2では、プロセスでAPEX_ERROR.ADD_ERRORをコールすると、それ以降のプロセスの実行が停止し、インライン・エラーが即時に表示されます。

4.1.8 Oracle Databaseのネットワーク・サービスの有効化

Oracle APEXでアウトバウンド・メールの送信、Webサービスの使用、またはBI PublisherによるテンプレートベースのPDFレポートの出力を実行するには、Oracle Databaseでネットワーク・サービスを有効にする必要があります。

4.1.8.1 ネットワーク・サービスを有効化する場合と理由

ネットワーク・サービスを有効にすると、Oracle APEXでのアウトバウンド・メールの送信、APEXでのWebサービスの使用、BI Publisherを使用したPDFレポートの出力に対するサポートが有効になります。

Oracle Database 11gリリース2以上では、ネットワーク・サービスとの通信機能が、デフォルトで無効化されています。このため、Oracle Database 11gリリース2以降でOracle APEXを実行している場合は、新しいDBMS_NETWORK_ACL_ADMINパッケージを使用して、APEX_220100データベース・ユーザーにすべてのホストに対する接続権限を付与する必要があります。これらの権限の付与に失敗すると、次の場合に問題が発生します。

  • Oracle APEXでアウトバウンド・メールを送信する。

    ユーザーは、APEX_MAILパッケージのメソッドをコールできますが、アウトバウンド電子メールの送信時に問題が発生します。

  • APEXからWebサービスを使用する。
  • APEXからアウトバウンドLDAPコールを実行する。
  • BI Publisherを使用してPDFレポートを出力する。

ノート:

古いAPEXバージョンの構成に基づいて12c以上のデータベース上でAPEXをアップグレードすると、アップグレードによってネットワーク・サービスが自動的に構成されます。

ヒント:

このセクションで示されている例を実行するには、データベースのcompatible初期化パラメータが11.1.0.0.0以上に設定されている必要があります。11gまたは12cのデータベースでは、デフォルトではパラメータは事前に適切に設定されますが、以前のバージョンから11gまたは12cにアップグレードされたデータベースではそうでない場合があります。データベース初期化パラメータの変更の詳細は、Oracle Multitenant管理者ガイドデータベースの互換性レベルの指定を参照してください。

関連項目:

Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドレポートの印刷について

4.1.8.2 Oracle Database 12c以上での接続権限の付与

DBMS_NETWORK_ACL_ADMINのプロシージャCREATE_ACLASSIGN_ACLADD_PRIVILEGEおよびCHECK_PRIVILEGEは、Oracle Database 12cでは非推奨です。APPEND_HOST_ACEを使用することをお薦めします。

次の例は、APEX_220100データベース・ユーザーに対して、任意のホストへの接続権限を付与する方法を示しています。この例では、Oracle APEXがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されたSYSとして接続していると想定しています。

BEGIN
    DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.APPEND_HOST_ACE(
        host => '*',
        ace => xs$ace_type(privilege_list => xs$name_list('connect'),
                           principal_name => 'APEX_220100',
                           principal_type => xs_acl.ptype_db));
END;
/

次の例は、ローカル・ネットワーク・リソースへのアクセス権について、より少ない権限を付与する方法を示しています。この例では、電子メール・サーバーやレポート・サーバーなど、ローカル・ホストのサーバーへのアクセスのみを有効にします。

BEGIN
    DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.APPEND_HOST_ACE(
        host => 'localhost',
        ace => xs$ace_type(privilege_list => xs$name_list('connect'),
                           principal_name => 'APEX_220100',
                           principal_type => xs_acl.ptype_db));
END;
/

4.1.8.3 無効なACLエラーのトラブルシューティング

問合せを実行して、無効なACLエラーがある場合に特定する方法を学習します。

前述のスクリプトを実行した後にORA-44416: 無効なACLのエラーが表示された場合は、次の問合せを使用して、無効なACLを特定します。

REM Show the dangling references to dropped users in the ACL that is assigned
REM to '*'.

SELECT ACL, PRINCIPAL
  FROM DBA_NETWORK_ACLS NACL, XDS_ACE ACE
 WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL AND
       NACL.ACLID = ACE.ACLID AND
       NOT EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL);

次に、次のコードを実行してACLを修正します。

DECLARE
  ACL_ID   RAW(16);
  CNT      NUMBER;
BEGIN
  -- Look for the object ID of the ACL currently assigned to '*'
  SELECT ACLID INTO ACL_ID FROM DBA_NETWORK_ACLS
   WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL;

  -- If just some users referenced in the ACL are invalid, remove just those
  -- users in the ACL. Otherwise, drop the ACL completely.
  SELECT COUNT(PRINCIPAL) INTO CNT FROM XDS_ACE
   WHERE ACLID = ACL_ID AND
         EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL);

  IF (CNT > 0) THEN

    FOR R IN (SELECT PRINCIPAL FROM XDS_ACE
               WHERE ACLID = ACL_ID AND
                     NOT EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS
                                  WHERE USERNAME = PRINCIPAL)) LOOP
      UPDATE XDB.XDB$ACL
         SET OBJECT_VALUE =
               DELETEXML(OBJECT_VALUE,
                         '/ACL/ACE[PRINCIPAL="'||R.PRINCIPAL||'"]')
       WHERE OBJECT_ID = ACL_ID;
    END LOOP;

  ELSE
    DELETE FROM XDB.XDB$ACL WHERE OBJECT_ID = ACL_ID;
  END IF;

END;
/

REM commit the changes.

COMMIT;

ACLを修正したら、このセクションにある最初のスクリプトを実行して、APEX_220100ユーザーにACLを適用する必要があります。

5.1 アイデア・アプリケーションの実装

APEXは、コミュニティの関与とフィードバックによって強化されていきます。APEXアイデアアプリケーションを使用すると、APEXの製品方向性に、より簡単に、直接的に貢献できます。

表: APEXアイデア・アプリケーション

機能リクエスト番号 テーマ 解決方法
FR-1704 / FR-1817 アプリケーション・アイコン(ロゴではない)の編集をより簡単にする/アプリケーション・アイコンを作成時のように後で簡単に変更できるようにする 提供済。アプリケーション・アイコンを参照してください。
FR-1929 ページ・デザイナ: アイテムまたはボタンをリージョン間で移動したときや同じリージョン内で再配置したときに、それらの位置をリージョンのデフォルトの位置にリセットしない 提供済。
FR-2048 RESTデータ・ソースの「テスト」アイコンがわかりにくい 「テスト」アイコンは新しいアイコンで更新されています。
FR-2057 / FR-2373 CKEditorプラグインを簡単にインストールできるようにする/ CKEditor内でのイメージの貼付けをサポートする(URLもイメージのアップロードもなし) 提供済。Markdownおよびリッチ・テキストの機能拡張を参照してください。
FR-2165 新しいページの作成時にナビゲーション・メニュー・エントリへのアイコンを追加する。 提供済。ページ作成の簡素化を参照してください。
FR-2172 アプリケーション・ウィザードとページ・ウィザードを統合する 「ページの作成」ウィザードが更新され、さらに変更が加えられています。
FR-2225 拡張可能なPWAサービス・ワーカー 提供済。PWAサービス・ワーカーのカスタマイズを参照してください。

6.1 非推奨となった機能

非推奨となった機能は、Oracle APEXの今後のリリースでサポートを終了するか削除する予定です。機能がアプリケーション・メタデータまたはAPIに関連する場合、既存のアプリケーションはこの機能を引き続き使用できますが、この項の説明に従って開発者がアプリケーションを変更することをお薦めします。APEXアドバイザを使用して、既存のアプリケーションに非推奨となった属性があるか調べてください。

6.1.1 非推奨となったAPI

APEX_IR.GET_REPORT APIは非推奨になりました。かわりに、APEX_REGION.OPEN_QUERY_CONTEXTを使用して対話モード・レポートのデータを取得してください。

6.1.2 非推奨となったJavaScript API

tableModelViewウィジェットのオプションuseIconListおよびiconListOptionsは非推奨になりました。

6.1.3 アプリケーション・ビルダーでの非推奨となった属性

次の属性は、アプリケーション・ビルダーで非推奨としてマークされています。

  • 「アプリケーション定義の編集」内:
    • プログレッシブWebアプリケーション - アイコンURL
    • アプリケーション・アイコン - アイコンのファイル名
  • 「ユーザー・インタフェースの編集」内:
    • ファビコン

6.1.4 非推奨となったユーティリティ

APEXExportユーティリティは非推奨になりました。今後のリリースで削除される予定です。

かわりにSQLclを使用することをお薦めします。

6.1.5 非推奨となったレガシーWebサービス参照

SOAPスタイルのWebサービス参照、およびRESTスタイルのWebサービス参照のレガシー・サポートは非推奨になりました。

6.1.6 非推奨となったプロパティ

プロパティ・エディタでは、次のプロパティは非推奨になりました。

  • リージョン・イメージ
  • イメージ・タグ属性

6.1.7 非推奨となったビュー列

次のビュー列は非推奨としてマークされています。

  • apex_applications内:
    • app_builder_icon_name
    • favicons
    • pwa_manifest_icon_url

6.1.8 CKEditor4の非推奨

CKEditor4に基づくリッチ・テキスト・エディタ・アイテムは非推奨になりました。それらは、次のAPEXリリースでは自動的にCKEditor5に移行されます。

CKEditor4とCKEditor5とではAPIの互換性がないため、次のAPEXリリースでは、CKEditor4ライブラリに対して記述されたカスタム・コードは機能しなくなります。JavaScript初期化コード属性に含まれているコードは、自動的にコメント・アウトされて無視されます。CKEditor4で生成されたカスタムHTMLコンテンツを保持しようとすると、移行されたすべてのアイテムで、CKEditor5プラグインGeneral HTML Supportが有効になります。

今すぐ開発者が手動でCKEditor5に切り替えることをお薦めします。CKEditor4のかわりになるサード・パーティ製品を検討することも、次のAPEXリリースでCKEditor5に自動的に移行されるまで待つこともできます。

7.1 以前のリリースで非推奨

次の項では、以前のリリースで非推奨になったがOracle APEXで完全に削除されたわけではなくサポートが終了していない機能を示します。

この項の説明に従って開発者がアプリケーションの変更を開始することをお薦めします。APEXアドバイザを使用して、既存のアプリケーションに非推奨となった属性があるか調べてください。

7.1.1 非推奨になったjQuery UI

jQuery UIは非推奨になりました。サードパーティ製のAPEXプラグインとカスタムのJavaScriptコードは、jQuery UIの参照がなくなるように更新することをお薦めします。jQuery UIを使用するネイティブのAPEXコンポーネントは引き続き動作しますが、将来のリリースでサポートを終了する予定です。

Oracleには、APEXに必要なモジュールのみを含むJQuery UI 1.13.1のカスタム・バンドルが付属しています。Oracleには、個々のウィジェットまたはjQuery UI CSSファイルは付属しなくなりました。

8.1 サポートが終了した機能

サポートが終了した機能は使用できなくなりました。サポートが終了した機能がアプリケーション・メタデータまたはAPIに関係している場合、既存のアプリケーションが以前のように機能しないことがあります。機能を置き換えるようにアプリケーションを変更することをお薦めします。

8.1.1 サポートが終了したページ位置

次のページ位置はサポートが終了し、ページ・デザイナで「レガシー」として表示されます。

  • ボディ1
  • ボディ2
  • ボディ3
  • ヘッダーの後
  • フッターの前

8.1.2 サポートが終了したリージョン位置

ボタンの配置に使用される次のリージョン位置はサポートが終了し、ページ・デザイナで「レガシー」として表示されます。

  • リージョンの上部
  • リージョンの下部
  • リージョンの上
  • リージョンの下

8.1.3 位置が重複しているカスタム・ページ・テンプレートとカスタム・リージョン・テンプレートはサポート終了

位置が重複しているカスタム・ページ・テンプレートとカスタム・リージョン・テンプレートはサポートが終了しました。たとえば、位置が重複するとDOM IDが重複するため、位置#CHANGE#を2回参照するリージョン・テンプレートはお薦めしていません。

8.1.4 レガシー置換文字列はサポート終了

このリリース以降では、次のapex.env置換文字列はサポートが終了しています。

  • APP_IMAGES
  • IMAGE_PREFIX
  • THEME_DB_IMAGES
  • THEME_IMAGES
  • WORKSPACE_IMAGES

レガシーの置換は引き続き機能しますが、(次にリストされている)更新された置換を使用するように、開発者環境を更新することを開発者にお薦めします。

表: apex.envの置換の更新

レガシー 新規
IMAGE_PREFIX APEX_FILES
WORKSPACE_IMAGES WORKSPACE_FILES
APP_IMAGES APP_FILES
THEME_IMAGES THEME_FILES
THEME_DB_IMAGES THEME_DB_FILES

8.1.5 サポートが終了したJavaScript関数

次の関数はサポートが終了しました。

ユニバーサル・テーマのJavaScript API関数:

  • apex.theme42.util.mq (かわりにapex.theme.mqを使用してください)

8.1.6 ページ・アイテムの計算後操作はサポート終了

ページ・アイテムの計算後機能はサポートが終了しました。

この機能は、それが使用されていた既存のページ・アイテムでは引き続き使用できますが、新規ページ・アイテムに設定することや、過去にそれが使用されていなかった既存のページ・アイテムに追加することはできません。

8.1.7 「同じ行のすべてのページ・アイテムを表示」属性と「同じ行のすべてのページ・アイテムを非表示」属性はサポート終了

「動的アクション」の「表示」アクションと「非表示」アクションには、それぞれ「同じ行のすべてのページ・アイテムを表示」属性と「同じ行のすべてのページ・アイテムを非表示」属性があります。これらの属性は、表ベースのレイアウトを使用するフォーム用に設計されています。「ユニバーサル・テーマ」では表ベースのレイアウトは使用されなくなったため、これらの属性はサポートが終了しました。

この機能は、それが「はい」に設定されていた既存の動的アクションでは引き続き使用できますが、開発者が新規動的アクションに対して選択することはできません。

8.1.8 apex.serverプラグインおよび処理関数の非同期オプションはサポート終了

今後のリリースでは、非同期オプションは無視され、すべてのAjaxリクエストが非同期になります。

8.1.9 apex.widget.initPageItem関数はサポート終了

関数apex.widget.initPageItemはサポートが終了しました。かわりに、アイテム・プラグインの作成者はapex.item.createを使用する必要があります。

8.1.10 「ポップアップLOV」テンプレートはサポート終了

「ポップアップLOV」テンプレート・タイプはサポートが終了しました。

8.1.11 「基準」の「PL/SQLコードの出力」属性はサポート終了

属性「基準」の選択肢「PL/SQLコードの出力」はサポートが終了しました。

8.1.12 「日付ピッカー(jQuery)」はサポート終了

古い日付ピッカー・アイテム・タイプ「日付ピッカー(jQuery)」はサポートが終了したため、使用しないでください。

機能しなくなる可能性のあるカスタマイズを保持するため、既存のアプリケーションは新しい日付ピッカーの使用に自動的に切り替わりません。アプリケーション・ビルダーでアプリケーションの「ユーティリティ」セクションにある「アプリケーションのアップグレード」を使用して、新しい日付ピッカーを使用するようにアプリケーションのすべての日付ピッカーを切り替えることができます。

Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド新しいコンポーネントを含めるためのアプリケーションのアップグレードを参照してください。

8.1.13 対話グリッドのアイコンおよび詳細ビューでの構文{COLUMN_NAME}_LABELはサポート終了

対話グリッドの詳細ビューおよびアイコン・ビューで列ラベルを参照するために使用される&{COLUMN_NAME}_LABEL.構文はサポートが終了しました。

かわりに、&{COLUMN_NAME}%LABEL.を使用してください。

8.1.14 削除されたコンテンツ配信ネットワーク

「ユーザー・インタフェース属性」の、オプションがなしGoogleMicrosoftおよびjQueryの「JavaScript」の下にある属性「コンテンツ配信ネットワーク」が削除されました。このオプションの有効化は、APEXで必要となるいくつかのJavaScriptライブラリの取り込みにのみ関連していました。

このオプションを使用していた場合は、かわりにOracle提供の最新のCDNアプローチを使用することをお薦めします。詳細は、コンテンツ配信ネットワークでのOracle APEX静的リソースの発表を参照してください。

8.1.15 APEXベースのRESTサービスはサポート終了

APEXベースのRESTサービスは、このリリースではサポートが終了しています。リリース18.1より前は、Oracle APEX内で作成されたRESTfulサービスの定義は、コアAPEXスキーマのメタデータ表に格納され、APEXベースのRESTサービスと呼ばれていました。リリース18.1で、定義がORDSリポジトリに格納されるOracle REST Data Services (ORDS)ベースのRESTサービスのサポートを導入しました。ORDSベースのRESTサービスは、Oracle APEXにおけるRESTfulサービスの定義で引き続きサポートされます。

インスタンス・パラメータAPEX_REST_PATH-PREFIXはサポートが終了しました。

ノート:

Oracle REST Data Services (ORDS)リリース21.4.2には、残りのAPEXベースのRESTサービスをORDSベースのサービスにアップグレードできる移行スクリプトが付属しています。詳細は、Oracle REST Data Servicesリリース・ノートOracle APEX Restful Serviceモジュールの移行を参照してください。

9.1 修正された不具合

次の項では、このリリースで修正されたバグの一覧を示します。

表: Oracle APEX 22.1で修正された不具合

バグ番号 説明
14198644 UI: クラシックおよび対話モード・レポート・リージョンでレポートの行ヘッダーを定義する方法がない
16599622 アプリケーション検索で「DB SESSION INIT CODE」でのヒットが2回表示される
20351490 ページ・デザイナのグリッド・レイアウトでサブ・リージョンにグリッド設定が使用されない
20446375 アクセシビリティ: グリッド・レイアウトの矢印キーのナビゲーションに関する問題
20687795 対話モード・レポート: リンク列に関する問題(IDが重複している、配置が正しくない)
20916048 エラー: APEX_APPLICATIONビューを使用してアプリケーション・レベルのコメントを取得できない
21651010 親の変更のカスケード時にポップアップLOVにデフォルト値が表示されない
22964626 対話モード・レポート: 様々なコントロール・ブレーク・レポートでの素早い連続クリック
26044907 「ページのコピー」ウィザード: 値リストおよび認可スキームのステップでのJAVASCRIPTエラー
26878709 UI: 検証エラーの発生時にフォーカスが設定されない
27809850 複数列の主キーがある表で「表のメソッド」オプションを使用するとORA-20001が発生する
28611896 対話グリッドの単一行ビューの先頭レコードで「前」ボタンが無効化されない
28740275 対話グリッドをHTMLにダウンロードするとORA-01403「データが見つかりません」エラーがスローされる
28859580 オートコンプリート・アイテムを含むテキストに対して「必須の値」検証が起動されない
29924673 対話モード・レポートのサブスクリプション・データ・ピッカーで時間フィールドと「今日」ボタンが表示されない
30492531 ファセット検索リージョンを他のページにコピーしようとするとサーバー・エラーで失敗する
30928800 デスクトップ・ナビゲーション・バーのリスト: 属性がレンダリングされない
30982003 対話グリッドの列 > 「複数の値」が「オン」で「手動入力」が「オフ」の場合にポップアップLOVでエラーが発生する
31081916 対話グリッド・レポート: ユーザーが「ナビゲーションの拡張/縮小」をクリックしないと最後の列が完全には表示されない
31355918 ページ・デザイナ > ツリー > 削除後にツリーからフォーカスが外れる
31485327 クイックSQLでPLSQL APIオプションでの「主キーに表名を接頭辞として付けます」属性が考慮されない
31776193 セッション状態: リージョン認可コードでAPP_REGION_IDおよびAPP_REGION_STATIC_IDがNULLになる
31799257 対話グリッドが第2レベル(マスター・ディテール)の後に失敗する
31972027 スポットライト検索 > スクリーン・リーダーの出力が重複していてわかりにくいことがある
32075821 クラシック・レポートの列をソートするとリージョンの上部にフォーカスが移動する
32080813 対話モード・レポートの列のソートでのアクセシビリティに関する問題
32095473 対話モード・レポートのアクセシビリティはランドマークを使用して改善する必要がある
32200011 APEX_STRING.SPLIT(CLOB): チャンクが32767バイトの場合にVALUE_ERRORが発生する
32360759 「ページの作成」ウィザードはアクセシビリティを改善する必要がある
32459595 データ・エクスポート: データセットが大量にあるとパフォーマンスが低下する
32716610 表にCOLPREFIXディレクティブが使用されている場合にクイックSQLで監査列にトリガーが生成されない
32799078 日付ピッカー: インライン・モードではラベルが足りない
32850886 対話モード・レポート: CDNからのイメージの場合に「ハイライト」および「フィルタ」ダイアログで最初のロードが失敗する
32918337 APEXログイン・ページ: 「ユーザー名を記憶」には1つのチェック・ボックスを使用する必要がある
32955521 フォーム・リージョンまたは対話グリッドのDMLプロセスでRESTソース上のリージョンに対するPL/SQLコードが無視される
32982558 JAWSでボタンとメニューを正しく読み取れない
33056326 テンプレートの上部ナビゲーション・メニューの初回ロードが正しくない
33073996 APEX_DATA_EXPORT: 大きなCLOB値をCSVにエクスポートするとORA-06502エラーがスローされる
33092986 静的アプリケーション・ファイル内の既存のファイルと同じ名前のファイルをアップロードした場合の警告メッセージがない
33134056 アプリケーション・ファイルの検索結果リンクが壊れている
33170907 対話モード・レポートのレンダリングに関する一般パフォーマンスおよびUIの問題
33253878 LESSによって.LESSファイルが正しくないというエラーがスローされるとテーマ・ローラーがフリーズする
33276048 エラー処理ファンクションに対する検証の追加
33279332 合計の計算/コントロール・ブレークが使用されたクラシック・レポート: グループの最後の行がページの最後の行でもある場合は合計が表示されない
33295054 「プロシージャのフォームの作成」ウィザードで関数も提供されて選択するようになっている
33309337 ファセット検索のファセット・タイプ入力フィールドの値が二重にエスケープされる
33320648 エンドユーザー・パスワードの変更時にボタンの位置が正しくない(4155:50)
33322866 非常に長いアプリケーション別名を使用してアプリケーションをコピーするとGET_BLOCKエラーが発生する
33323239 対のカラー・ピッカーに対してコントラスト・チェッカーを無効にするテーマ・ローラー・オプションが見つからない
33328249 OCI RESTサービス: 秘密キーでは改行および----BEGIN PRIVATE KEY-----を使用できる必要がある
33332102 リージョン・タイプをIRからクラシック・レポートに変更するとコンソール・エラー(例外)が発生する
33332404 クイックSQL: /UNIQUEディレクティブと/UPPERディレクティブを一緒に使用すると列が作成されない
33333924 CDNを使用するとAPEX_UTIL.HOST_URL(IMGPRE)が正しく動作しない
33334771 RESTソースのテストの結果: プロファイルに導出列が含まれている場合はヘッダーとデータの位置がずれる
33351056 レガシーのAnyChartおよび翻訳を含むアプリケーションをインポートしようとするとエラーが発生する
33365137 アプリケーションの作成において、「レポート」および「フォームを含める」を選択した後に「カード」に変更した場合、「ファセット検索ページの追加」でエラーが発生する
33368455 ファセット検索でのLOVグループのアクセシビリティに関する問題
33372893 RESTソース編集ページでの操作性に関する問題
33374461 ファイル参照アイテムの検証メッセージが定義されていない
33379680 「RESTデータ・ソースの作成」ウィザードで「制約WWV_REMOTE_SRVR_WS_NAME_UKに違反」エラーがスローされる
33383558 APEX_AUTOMATION.EXECUTEを他のアプリケーションでの自動化のために呼び出すとORA-1400がスローされる
33385976 クローニングされたSESSION_IDが管理UIからパージされるとIRサブスクリプションが送信されない
33395058 電子メール送信プロセスのボディHTML属性の置換でエスケープに一貫性がない
33402686 サポート対象オブジェクト削除スクリプトの作成でスクリプト・タイプ・オプションとして「データ・パッケージ」が表示される
33406594 セキュリティ属性での「初期化PL/SQLコード」および「PL/SQLコードのクリーンアップ」に対する検証がない
33425910 スマート・フィルタ: 「サジェスチョン・チップ」は非表示にしてから再表示するとキーボードでフォーカスできない
33427373 スマート・フィルタとファセット検索: ランドマークに行数情報がない
33429642 RESTデータ・ソースに基づく対話グリッド・カスケードLOVが機能しない
33432026 アプリケーション・ビルダーでのチェックサム・レポート・ページはドイツ語で実行した場合にORA-06502エラーで失敗する
33433123 REST対応SQL参照の作成ウィザードの操作性の向上
33438771 RESTソースのデータ・プロファイルで行セレクタでのJSON_TABLEフィルタ条件がサポートされていない
33443995 ファセット検索とスマート・フィルタで選択済フィルタ・オプションが非表示になる
33446201 データがない場合にグリッド、アイコン、対話グリッドの詳細ビュー、またはカードに対してページ変更イベントが起動されない
33448482 値が必要なリスト・マネージャの使用時にクライアント側での検証に不具合がある
33455581 マスター・ディテール関係のディテール・リージョンを他のページにコピーしようとするとサーバー・エラーで失敗する
33458143 SQLワークショップ > 表のメソッド: 表に主キーがないとORA-20001エラーがスローされる
33459871 SQLワークショップ > オブジェクト・ブラウザ: GO TO LINE関数が想定どおりに機能しない
33460759 リクエスト検証コードが表示されない
33464495 ファセット検索: ユーザーが「バッチ・ファセット変更」を有効にして1つ以上のファセットを選択した場合にフィルタ・ラベルが正しくない
33465426 回帰: 「動的アクション」の下のコンポーネント・イベントが重複している
33465560 「簡易HTTP」RESTソースに関するレポート: フィルタを適用した場合に最初のページしかフェッチできない
33470329 カード・リージョン: 「拡張フォーマット」を有効にした場合はCSSクラスが非表示になる必要がある
33472923 APEXデバッグ・ログでカーソル・リークが表示される(誤検出)
33480818 APEX_AUTHORIZATION.IS_AUTHORIZEDで「ORA-14551: 問合せ内のDML操作を実行できない」というエラーが生成される
33488629 アクセス制御機能で管理リスト・アイテムの説明が取り違えられて生成される
33491785 対話グリッド: JAVASCRIPT APIを介して設定するとレポート設定が重複する
33513196 ファセット検索: スマート・フィルタでのフォーカスが選択済ラジオ・オプションに留まらない
33513248 ファセット検索とスマート・フィルタ: ラジオ・グループ制御でのカウントが正しくない
33517429 「必須の値」クライアント側検証がページ・アイテムに一貫して適用される
33522680 「ページのエクスポート」でファイル名にページ番号が反映されない
33526942 PDFエクスポート: データに日本語の半角カタカナ文字が含まれているとORA-06502エラーが発生する
33536827 クイックSQL: オプションで数値以外のデータ型の主キーを生成して移入するとコンポジット主キーがサポートされる
33540117 APEX_MAIL: 電子メール・テンプレートを使用する場合はデフォルトをP_FROMからP_TOに設定しない
33541186 アイドル・タイムアウトの更新によりAJAXコールのIOが不要になる
33550297 テキスト・メッセージDELETE_MSGが新しい実行時専用言語に翻訳されない
33552783 SSOページ内のワークスペースのリストはアクセシビリティを改善する必要がある
33561839 「SQLワークショップ」の「データのロード」: 最初の列がCLOBタイプであるXMLファイルのロード時にエラーが発生する
33566820 対話グリッドのレコード自動追加が詳細グリッドで機能しない
33575824 PPRが無効になっているモーダル・ページ内のレガシー表形式フォームでページ区切りリンクが間違って生成される
33576236 IR列のヘッダーにARIA-SORTがない
33583148 APEX_AUTOMATIONにはジョブが実行中かどうかを判断するためと実行中のジョブを中止するためのAPIが必要である
33592031 アプリケーション・ビルダーでセレクタの最初のタブにARIA-SELECTEDがない
33594225 モーダル・ダイアログ・ページでデバッグを有効または無効にしようとするとJAVASCRIPTエラーが発生する
33599941 2GBを超えて読み取るとAPEX_STRING.NEXT_CHUNKが失敗する
33600780 回帰: クラシック・レポート内の#ROWNUM#置換が機能しなくなった
33604789 MIMEタイプがTEXT/PLAINのJSONレスポンスが送信されるとRESTソース検出に失敗する
33607881 RESTソース検出: データ・プロファイルに4000バイトを超えるCLOBまたはJSON列が含まれているとデータ・プレビューが表示されない
33611602 配列の配列を含むJSONレスポンスの場合にRESTソース検出が正常に機能しない
33612797 対話グリッドで1つのフィルタが「が次の間」または「次の間にない」である場合にフィルタ値が表示されない
33621185 範囲ファセットでの手動入力で小数コンマを使用するとエラーがスローされる
33629462 バインド変数を使用するスマート・フィルタまたはファセット検索ではチェック・ボックス・グループでの選択肢が表示されない
33635081 APEX_DATA_PARSERで空の列があるXLSXファイルの場合に解析ループ内でGET_PROFILE_PROFILEが呼び出されるとORA-1403がスローされる
33639622 APEX.STORAGE.SETCOOKIEで簡易URLのフルパスが使用されているとWWV_FLOWの送信とAJAXコールでCookieが渡されない
33643243 APEX 21.2のアップグレードはAPEXがCDB$ROOTにインストールされていると失敗する
33655749 WEB資格証明使用状況ページ: ソーシャル・サイン・インの使用状況が4000:1622でリストされない
33670212 jQueryUIのダイアログの「閉じる」ボタンにARIA-LABEL属性がない
33670264 AzureでのSAML認証エラー: ORA-30625エラー: NULLの自己引数でのメソッド・ディスパッチが許可されない
33670685 カード・リージョンの動的アクションのリフレッシュで更新済BLOBイメージが選択されない
33675082 ファセット検索とスマートフィルタ: 「クライアント側のフィルタ」でフィルタ済状態が維持されない
33684163 ファセット検索: 選択したオプションで「さらに表示」と「少なく表示」が想定どおりに動作しない
33704062 データのアンロードおよびエクスポートのタイムスタンプ列の書式が正しくない(2つのドットが含まれている)
33706269 リンク・ダイアログの使用後にページ・デザイナのページ上部にフォーカスが移動する
33730447 ファセット検索: ファセットのクライアント側フィルタでカウントの文字列が考慮される
33730538 ファセット検索: 表示される最大エントリ数がファセット・タイプ範囲で無視される
33730607 「顧客オーダー」のサンプル・データセットに製品イメージが含まれていない
33764892 IRまたはIGのEXCELダウンロード機能を使用するときの一時的な使用方法
33766580 コロンを含む置換文字列値はサポートするオブジェクトを使用してインポートされると切り捨てられる
33772442 自動化: アプリケーションのインポート後にスケジュール・ステータスが「アクティブ」として表示される
33773791 「「レンダリング」ツリー」メニュー・ボタンが使用しにくい: 「閉じる」および「開く」オプションが通知なく消える
33805386 リッチ・テキスト・エディタでFALSE値が変更されたという警告が発生する
33807165 JETチャート: 面グラフまたは株価チャートでのデータ・カーソルの使用でコンソール・エラーがスローされる: <CIRCLE>属性R: 想定されている長さ、NAN。
33811049 ミニマップJSウィジェットへのコピーライト属性の追加
33813973 APEX_DATA_LOAD.LOAD_DATAでP_XLSX_SHEET_NAME引数が正しく使用されない
33824959 対話グリッドのダウンロードでORA-01403エラー「AJAX_DISPATCH_REQUESTのデータが見つからない」がスローされる
33839009 コード・エディタでの表示時にREST対応SQLのエラー・メッセージが過度にエスケープされる
33840080 REST対応SQLに基づくレポートでページ当たりの行数が500を超えているとORA-01403エラーがスローされることがある
33840353 チェーン・モーダル・ダイアログでアクセス可能フレーム名が更新されない
33844521 開発者ツールバーにランドマークがない
33845275 SAML認証: AUTHNREQUESTに宛先が含まれている必要がある
33848956 対話グリッドのチャート・ビューでラベル列のソートする列を有効化の選択が解除されていると「データが見つかりません」というエラーが返される
33851074 APEX BUILDERのログイン・ページでアイコンにラベルがない
33856336 対話グリッド: チャートでORA-979またはORA-918エラーがスローされる
33860635 SAML認証: レスポンスが暗号化されていて大きすぎる場合にORA-01706が発生する
33864790 タイプがORDSのRESTデータ・ソースに基づくリージョンで「外部並替え基準」が使用されているとORA-20999が発生する
33865318 SAML認証: XMLダイジェスト値に改行が含まれていると/RESPONSE/SIGNATUREエラーが発生する
33870782 お客様がAPEXを使用したことがない場合はAPEXの「スケジューラのジョブ」を実行してはならない
33872144 「閉じられたか取り消されたダイアログ」イベントのペイロードで親ページのページIDが返される
33881889 PWAの「アプリケーションのインストール」ナビゲーション・バー・エントリが、次の親である場合に機能しない: &APP_USER.ENTRY
33890899 ナビゲーション・バーのターゲット属性が考慮されない
33910143 APEXアプリケーション: アクティブ・セッション履歴内のページ情報
33915329 「ジオコーディングされた住所」アイテム: モーダル・ページで結果ダイアログにフォーカスが合わない
33915426 「ジオコーディングされた住所」アイテム: 市区町村または郵便番号のどちらかを必須とする
33916511 ファイル参照アイテム: クリップボードからファイルをコピー・アンド・ペーストできる
33920006 P_PREFIXとしてマルチバイト文字が使用されているとAPEX_STRING_UTIL.FIND_TAGSでエラーがスローされる
33920381 アプリケーションのインポート時に「対話モード・レポートのサブスクリプション」(書式、データのみ、PDF設定)が失われる
33929938 「SQLワークショップ」の「実行計画」でSQLエラーが表示されるが文は正常に実行される
33935613 「アイコン・ピッカー」のリスト内のすべてのアイコンにアクセシブル名がない
33936730 複数の成功メッセージがスペースなしで連結されている
33953362 複数の値があるポップアップLOV: 「値の設定」の「動的アクション」で複数の値を設定できない
33957343 「最初の行にヘッダーが含まれる」の選択が解除されている場合は「データ・ロードの作成」ウィザードでデータ・プロファイルがより適切に作成される必要がある
33964860 スタックされた「ダイアログのクローズ」イベントが順に起動されるとJAVASCRIPTエラーが発生する
33964904 固定されていないアイテムの編集が原因で対話グリッドの非表示タブがリージョンの後に停止する
33975988 RESTソース編集ページ: 誤解を招くような「テスト」アイコン
33976207 認証に失敗するとデバッグ警告がより多く表示される
33976471 ファセット検索とスマート・フィルタ: 範囲制御と選択リストのラジオ・グループのカウントが正しくない
33983165 APEX_INSTANCE_ADMIN.TRUNCATE_LOG APIでデバッグ・ログがサポートされている必要がある
33991058 列のハイライト条件が除外列に基づいていると対話グリッドのダウンロードでORA-01403エラーがスローされる
33997618 AnyChartリージョンに非常に長いソースが含まれている場合にAPEX 21.2へのアップグレード中に発生する問題
34022038 サンプル・マップ: GitHubからのデータのロードで正しくないURLが使用される

10.1.1 以前にインストールしたサンプル・アプリケーションで「ソース表示」リージョン・タイプのプラグインを使用した場合の既知の問題

問題

APEXの以前のリリースでインストールされたサンプル・アプリケーションで使用されていた「ソース表示」リージョン・タイプのプラグインは機能しなくなりました。この問題は、AnyChartチャートおよびAnyMapマップ・チャートに関連付けられたビューが削除されたことが原因です。

解決方法

  1. アプリケーションを開いて編集します。
  2. 「共有コンポーネント」に移動し、「他のコンポーネント」で「プラグイン」およびソース表示を選択します。
  3. PL/SQLコードを更新して、次のコード行(35から48行目)を削除します。
    union all
    select reg.source_type, fs.series_seq, fs.series_name, fs.series_query source
    from apex_application_page_regions reg,
        apex_application_page_flash5_s fs
    where reg.application_id = :APP_ID
        and reg.page_id = :APP_PAGE_ID
        and reg.static_id = d_region_static_id
        and fs.application_id = reg.application_id
        and fs.page_id = reg.page_id
        and fs.region_id = reg.region_id
        and reg.source_type in (
            'Flash Chart',
            'Map'
        )
  4. 「変更の適用」をクリックします。

10.1.2 初期化中のアイテムおよびリージョン・プラグインの可視性の既知の問題

開発者は、「リージョン表示セレクタ」およびタブ・コンテナ・テンプレート(タブ)の現在の動作に依存しないようにする必要があります。これらでは、ページのロード中にすべてのタブ・コンテンツが簡単に表示されます。

この動作は将来のリリースで変更される可能性があります。

10.1.3 ユニバーサル・テーマ1.5以前で新しいバージョンの日付ピッカーの既知の問題

問題

ユニバーサル・テーマ・バージョン1.5 (Application Express 20.1に付属)以前と組み合せて使用する場合、新しい日付ピッカーに表示の問題があります。

解決方法

アプリケーションでユニバーサル・テーマ1.5以前を使用している場合、新しい日付ピッカーの使用または移行の前に、まずユニバーサル・テーマを最新バージョンにリフレッシュします。

10.1.4 Safari 13でコード・エディタを使用した場合の既知の問題

問題

Safari 13でAPEX開発環境のコード・エディタを使用すると、エディタが使用できなくなるという既知の問題があります。これは、SQLコマンドを含む、コードを入力できるすべての場所に影響します。

解決方法

Safari 14にアップグレードするか、サポートされている別のブラウザを使用してください。

10.1.5 jQueryのアップグレードに関する既知の問題

jQuery 3は、以前の2.xバージョンとの互換性がなくなります。アプリケーションが削除された2.x機能に依存している場合は、jQuery移行プラグインを使用できます(このプラグインを含めるには、デスクトップ・ユーザー・インタフェースの詳細属性「jQuery移行を含める」「はい」に設定します)。

アプリケーションが、削除された1.x jQuery APIに依存している場合は、その機能がApplication Expressリリース18.1以降で動作しなくなります。jQuery 3.5以降のAPIのみを使用するようにJavaScriptを更新する必要があります。さらに学習するには、次のjQuery移行ガイドを参照してください。

10.1.6 REST対応SQLでの対話グリッド・サポート

問題

Oracle REST Data Services (ORDS)のREST対応SQLでは、REST対応SQLリクエストでのバインド変数は1000個までに制限されています。その結果、対話グリッドのDMLで1000個を超える列値が送信されると、次のエラーが表示されます。「内部ORDS OUTバインド制限を超えました。

解決方法

DML行の総数を減らしてください。」

10.1.7 「コンポーネント・タイプ別にグループ化」モードでデフォルト・ビューが使用できなくなります

問題

ページ・デザイナから処理順序でソートおよび「コンポーネント・タイプ別にグループ化」が削除されたため、開発者はデフォルト・ビュー(処理順序でソート)に戻る方法がなく「コンポーネント・タイプ別にグループ化」モードから抜け出せなくなることがあります。

解決方法

  1. ページ・デザイナで、ブラウザから開発者コンソールを開いて、次のコマンドを実行します。

    pageDesigner.saveBoolPref( "GROUP_BY_COMPONENT_TYPE", true );
  2. ページをリフレッシュします。

10.1.8 RESTfulサービスおよびOracle REST Data Services (ORDS)の既知の問題

Oracle APEX 18.1およびOracle REST Data Services 18.1を使用している場合、RESTfulサービスの開発およびデプロイ時に次の問題が発生する可能性があります。

10.1.8.1 ワークスペース名が最初にプロビジョニングされたスキーマ名とは異なる場合の問題

問題

この問題は、17.4.1と18.2以上を除くすべてのOracle REST Data Servicesリリース、およびAPEXのすべてのリリースに影響します(ORDSサービスはSQL DeveloperまたはAPIで作成できます)。この問題は、ワークスペース名とスキーマ名が異なる場合に、ワークスペースの最初に配分されたスキーマで作成されたサービスで発生します。

以前のリリースのOracle REST Data ServicesでAPEX環境について情報を取得する方法にエラーがあるため、指定されたワークスペース名が、最初にプロビジョニングされたスキーマ名と一致しない場合、Oracle REST Data ServicesでORDSベースのRESTfulサービスを提供できません。このエラーは、Oracle REST Data Services 17.4.1で修正されましたが、Oracle REST Data Services 18.1でまた発生しました。

次の例でこの問題について説明します。

  • ユーザーには、既存のAPEXベースのRESTfulサービスがあり、Oracle REST Data Servicesに移行して、ORDSベースのRESTfulサービス定義を変更します。ユーザーがサービスをコールし、新しいロジックの実行を期待しても、かわりに古いAPEXベースのRESTfulサービスがコールされます。ユーザーがAPEXベースのRESTfulサービス・ページに移動し、元のサービスを削除して、ORDSサービスのコールを期待するサービスを実行すると、404エラーが発生します。
  • ユーザーが最初にプロビジョニングされたスキーマで新しいORDSベースのRESTfulサービスを作成したが、対応するAPEXベースのRESTfulサービスがない場合は、サービスをコールするときに404エラーが発生します。

現時点ではサポートされている解決策はありません。

10.1.8.2 NULL URIを持つAPEX RESTfulサービスをORDSに移行する場合の問題

問題

Application Express 5.1より前は、APEX RESTfulサービスのインタフェースで、NULLというURI接頭辞が付いたRESTfulサービス・モジュールを作成できました(NULLというURI接頭辞が付いた複数のモジュールを作成することもできました)。すべてのモジュールのURIテンプレートは、サービス間でNULL URI接頭辞を共有するために一意である必要がありました。

例: NULL URI接頭辞を使用したモジュール定義

次の定義があるとします。

モジュール1
Name:          MyMod1
URI Prefix:    NULL

URI Templates: /Template1
               /Template2
モジュール2
Name:          MyMod2
URI Prefix:    NULL

URI Templates: /Template3
               /Template4
実際には、これらの定義により、URI接頭辞がNULLの4つのテンプレートを持つ1つの仮想サービスが作成されます。これらは、次の方法でコールできます。
http://server.com/ords/mySchema/Template1
http://server.com/ords/mySchema/Template2
http://server.com/ords/mySchema/Template3
http://server.com/ords/mySchema/Template4

変数の意味は次のとおりです。

  • http://server.com: サーバーURL
  • ords: ORDS別名
  • mySchema: パス接頭辞
  • null: nullのモジュールURI接頭辞。コールには表示されませんが、サービスによって処理されます。
  • Template1: URIテンプレート

NULL URI接頭辞を作成する機能は、Application Express 5.1で無効になっていましたが、以前のリリースで定義されたレガシー・サービスは移行され、削除されないかぎり機能しました。ただし、これらのサービスをOracle REST Data Servicesに移行する場合、ORDSベースのデータ・モデルは、URI接頭辞(NULL接頭辞を含む)が重複する複数のモジュールを受け入れません。

Application Express 18.1でAPEXベースRESTfulサービスをOracle REST Data Servicesに移行するためのロジックは、(Oracle REST Data Services 17.4.1で導入された) Oracle REST Data Servicesプロシージャへの単純なパススルーです。ただし、そのプロシージャのロジックは、NULLベース・パスの複数のモジュールを処理できません。この状況でOracle REST Data Servicesに移行しようとすると、「重複値」が発生し、ORA-0001エラーがスローされます(Oracle Bug 27916570)。

解決方法

移行プロシージャに追加されたロジックは、NULL URI接頭辞を持つすべてのモジュールをマージします。この規則は次のとおりです。

Oracle REST Data Services 18.2

影響を受けるすべてのモジュールは、merged.apex.rest.servicesという名前の1つのORDSベースのモジュールにまとめられます

マージ対象のAPEXベース・モジュールのいずれかが公開されている場合、新しくマージされたモジュールは公開されます。

マージ対象のAPEXベース・モジュールのいずれも公開されていない場合、新しくマージされたモジュールは公開されません。

マージ対象のAPEXベース・モジュールに関連付けられているすべてのロールは、新しくマージされたモジュールに割り当てられます。

マージされたモジュールのページ区切りサイズは、マージ対象モジュール内の最大のページ区切りサイズに設定されます。

NULL URI接頭辞を持つAPEXベース・モジュールに重複するURIテンプレートもある場合は、次のようになります。
  • 最近更新されたテンプレートは重複URIを保持します。
  • 他のすべてのテンプレートには、接頭辞dup001_*が指定されます
  • テンプレートのコメントには、1) 移行元のモジュール名、および2) 元のテンプレートURIが含まれます。
Oracle Application Express 18.1

NULL URI接頭辞を持つモジュールが1つまたはまったくない場合、サービスは、Oracle REST Data Servicesのリリースに関係なく正常に移行されます(移行は、Oracle REST Data Services 17.4.1以上でのみ可能です)。

NULL URI接頭辞を持つモジュールが2以上ある場合は、次のいずれかになります。
  • Oracle REST Data Services 18.2以上を使用している場合、モジュールは前述のルールに従って移行されます。

  • Oracle REST Data Servicesのリリースが18.2より古い場合は、警告メッセージが表示され、18.2以上にアップグレードするまでは、Oracle REST Data Servicesにサービスを移行できません。

10.1.8.3 SQL DeveloperまたはSQLスクリプトを使用して、Application Express 18.1以降のスキーマでORDSを有効にするときの問題

問題

この問題は、ORDS 17.4以前およびOracle Application Express 18.1以降を実行しているシステムに影響します。

この問題は、APEXのワークスペースに割り当てられたスキーマにのみ影響します。

この問題は、SQL DeveloperまたはSQLスクリプト(ただし、SQLワークショップでのRESTfulサービスではない)を使用してスキーマに対してORDSを有効にするときに、そのスキーマがAPEXのワークスペースにも割り当てられている場合に発生します。

RESTfulサービスにより、ORDS SCHEMA ALIASAPEX PATH PREFIXが確実に同期されます。ただし、ORDSが別の方法を使用してスキーマを有効にした場合、APEX PATH PREFIXは同期されません。これらの2つのアイテムが同期されていない場合、スキーマ内に定義されているORDSサービスにアクセスしようとすると、ORDSは404エラーを返します。

解決方法

APEX PATH PREFIXORDS URI PREFIXを同期するには、次の手順に従います。

  1. APEXで、「SQLワークショップ」「RESTfulサービス」の順にクリックします。

  2. 「構成」ボタンをクリックして、「ORDSスキーマ属性」モーダル・ダイアログを起動します。

  3. スキーマ別名の場合は、別名を選択します。

  4. 「スキーマ属性の保存」ボタンをクリックします。

これにより、ORDS SCHEMA ALIASAPEX PATH PREFIXの両方に同じ値が設定されます。

10.1.9 データ・ジェネレータに関する既知の問題

データ・ジェネレータのユーザー・インタフェースには、「ブループリント」ページ(4100)の列およびデータ・ソースのカウントが正しくないという既知の問題があります。これは将来のリリースで修正される予定です。

データ・ジェネレータ用のAPIには、次のような既知の問題があります。
  • APIが「パーセント・ブランク」の値として100を受け付けません。
  • 数値データ型を返す一部のビルトインでは、最小値、最大値、および値の精度に設定された値が無視されます。
  • 列のすべての値がNULLの場合はプレビューでそれらの列が無視されます。
  • データを生成し、1x以外の行スケーリングを使用すると、余分な行が追加されることがあります。
これらの問題は今後のリリースで修正される予定です。

10.1.10 判読可能エクスポート形式の使用に関する既知の問題

JSONおよびYAMLでの判読可能エクスポート形式には、プラグイン、テーマおよびテンプレートの属性値は含まれません。

これは、APEXの今後のリリースで解決される予定です。

11.1 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

12.1 プライバシに関する通知

このプライバシに関する通知では、作成またはインストールするアプリケーションのユーザーに関する情報がOracle APEXによって直接収集されるときに予想されることについて説明します。なお、すべてのAPEX内部アプリケーション(アプリケーション・ビルダーなど)はAPEXで記述されているため、これらのアプリケーションを使用している開発者および管理者にも同じことが当てはまります。オラクル社は、お客様が開発したアプリケーションの情報収集については責任を負いません。

イベントのログ記録

APEXでは、ユーザーがトリガーしたイベントが詳細にログに記録されます。たとえば、開発者および管理者は、このデータを使用して、セキュリティやパフォーマンスの問題を調べることができます。ログ・データには、ユーザーのIPアドレス、アプリケーションのユーザー名およびイベント固有の情報が含まれます。次に、イベント・ログ・タイプの簡単なリストを示します。

  •   アクティビティ・ログ: ページ・ビューおよびAjaxリクエスト。開発者およびインスタンス管理者が無効にできます。
  •   ログイン・アクセス・ログ: 成功および失敗したログイン試行。
  •   デバッグ・ログ: アプリケーション固有のインストゥルメンテーション(内部変数値など)。デフォルトでは無効になっており、エンド・ユーザーと開発者がデバッグ・ログを有効にできます。
  •   クリック・カウント・ログ: アプリケーション内での外部リンクのクリック。
  •   Webサービス・アクティビティ・ログ: データベース内からの外部Webサービスへのリクエスト。
  •   開発者アクティビティ・ログ: アプリケーション・コンポーネントに対する変更。
  •   SQLワークショップ・ログ: 開発環境のSQLワークショップのSQL文の履歴。

Cookieおよび関連テクノロジ

APEXでは、サードパーティのCookieは使用されませんが、ログイン・セッションの維持のためとパーソナライズのために機能性Cookie (トラッキングなし)とブラウザのSessionStorageおよびLocalStorageが使用されます。これは、アプリケーション・セキュリティ、パフォーマンスおよび使い勝手のために重要です。次に、APEXで使用されるCookieと記憶域名、およびその使用目的について詳細を示します。

セッションCookie
  • ORA_WWV_USER_instance id: アプリケーション・ビルダーなどの内部アプリケーションのセキュリティのCookie。
  • ORA_WWV_APP_application id、ORA_WWV_APP_workspace cookie idcustom name: アプリケーションのセキュリティCookie。開発者は、アプリケーションの認証スキームでカスタムCookie名を選択できます。
  • ORA_WWV_RAC_INSTANCE: Webサーバーにノードを固定するためのReal Application Cluster (RAC)ノード・インスタンス番号のセッションCookie。複数のRACノードが検出された場合にのみ送信されます。
永続Cookie
  • ORA_WWV_REMEMBER_LANG: ユーザーが選択したアプリケーション言語。
  • ORA_WWV_REMEMBER_UN: (オプション)開発環境ログイン・ページに前回ログインしたときのワークスペースとユーザー名。詳細は、開発環境ログイン・ページのチェック・ボックス「ワークスペースとユーザー名を記憶」を参照してください。
  • LOGIN_USERNAME_COOKIE: (オプション)開発したアプリケーションに前回ログインしたときのユーザー名。詳細は、新しいアプリケーションのログイン・ページのチェック・ボックス「ユーザー名を記憶」を参照してください。既存アプリケーションのログイン・ページでこのCookieをオプションにするには、ページに「ユーザー名を記憶」チェック・ボックスを追加します。APEX_AUTHENTICATION.GET_LOGIN_USERNAME_COOKIEおよびAPEX_AUTHENTICATION.SEND_LOGIN_USERNAME_COOKIEのAPIドキュメントには、チェック・ボックスの値を設定し、チェック・ボックスが選択されている場合にのみCookieを送信するPL/SQLプロセス・コードの例があります。

セッション記憶域
  • facets.application id.page.region id.clientSideFiltering: クライアント側のフィルタでユーザーが有効または無効にしたファセットが格納されます。
  • facets.application id.page.region id.hiddenFacets: ユーザーが「可視性」を「オフ」に設定したファセットが格納されます。
  • facets.application id.page.region id.chartConfig: ファセット・チャートの構成が格納されます。
  • facets.application id.page.region id.openCharts: 開いているファセット・チャートが格納されます。
  • facets.application id.page.region id.facetCollapsedState: ファセット縮小可能状態が格納されます。
  • PopupLov_*.application id.page.state: ポップアップ・ダイアログのサイズ、列幅、ソート列およびポップアップLOVアイテムの方向が格納されます。
  • ORA_WWV_apex.builder.devToolbar.grid: 開発ツールバーの「レイアウト列の表示」の現在の設定が格納されます。
  • ORA_WWV_apex.builder.utr.application id.*: 開発ツールバーの「テーマ・ローラー」ポップアップの設定が格納されます。
  • .4000.4500.*: ページ・デザイナの各タブ・セットのカレント・タブが格納されます。
  • APEX.userHasTouched: ユーザーがタッチを使用してアプリケーションと通信した(touchstartイベントが表示された)かどうかを記憶するために使用されます。タッチ・デバイスを使用する場合は、一部のコンポーネントでユーザー・エクスペリエンスをカスタマイズするために使用されます。
  • .application id.page.*.activeTab: カレント・タブを保存するオプションが有効化されたタブ・コンテナ・テンプレートを使用して、「リージョン表示セレクタ」リージョンで選択された最後のタブを記憶します
  • ORA_WWV_apex.Calendar.application id.page.region id.lastview: 最後に表示されたカレンダ期間を記憶します。
  • .application id.page.*.preferenceForExpanded: 縮小可能なリージョンの展開状態を記憶します。
  • ORA_WWV_apex.MED_*.splitterPosition: 様々な「対話グリッド」設定ダイアログのスプリッタ・バーの位置が格納されます。
ローカル記憶域
  • ORA_WWV_apex.builder.devToolbar.options: 開発者ツールバーのユーザー・プリファレンス設定の「自動非表示」、「アイコンのみの表示」および「表示位置」が格納されます。
  • ORA_WWV_apex.builder.pageDesigner.useComponentView: ページ・デザイナの「コンポーネント・ビュー」タブのユーザー・プリファレンスが格納されます。
  • ORA_WWV_apex.builder.pageDesigner.model.componentIds: ページ・デザイナの新規コンポーネント用の未使用IDのプールが格納されます。

更新のチェック

開発者がAPEX開発環境にログインしたときに、新しいバージョンが入手可能になっていると通知が表示されます。このバージョン情報を取得するために、APEXによって隔週でoracle.comサーバーにリクエストが送信されます。それにより、APEX製品開発チームが製品の今後に関する意思決定を行うために使用する、開発サーバーに関する匿名の統計情報(データベース・バージョン、APEXコンポーネントの使用状況など)が渡されます。このチェックはデフォルトで有効になっていますが、インスタンス管理者が無効にできます。詳細は、Oracle APEX APIリファレンスAPEX_INSTANCE_ADMINCHECK_FOR_UPDATESパラメータを参照してください。