「アクティビティ」ページの「ステータス」詳細ウィンドウ
概要
この詳細ウィンドウでは、アクティビティ所要期間、全般情報、制約、および工数とコストを設定します。
画面要素
「ステータス」セクション
「開始」オプション
アクティビティが開始したかどうかを判別します。日付の選択 をクリックして、カレンダから日付を選択します。
「終了」オプション
アクティビティが完了したかどうかを判別します。日付の選択 をクリックして、カレンダから日付を選択します。
「アクティビティ完了率」フィールド
完了したアクティビティの率。
計算は、選択した完了率タイプの式に基づきます。完了率タイプには、「工数」、「期間」、「業績」または「スコープ」を指定できます。
選択したアクティビティの完了率タイプが「期間」の場合、完了率は、(計画期間-残余期間) /計画期間として計算されます。
アクティビティの完了率タイプが「工数」の場合、完了率は、(実績労務工数+実績非労務工数) / (実績労務工数+実績非労務工数+残労務工数+残非労務工数)として計算されます。
アクティビティの完了率タイプが「業績」の場合は、ユーザーが手動で完了率を記録するか、ステップを使用して計算するようにフィールドを設定するかのいずれかにします。ステップを使用して計算するには、「プロジェクト・プリファレンス」の「アクティビティ・ステップからアクティビティ完了率を計算」オプションを設定する必要があります。
アクティビティの完了率タイプが「スコープ」である場合、完了率はOracle Primavera Cloudによって計算され、P6では変更できません。
「終了予定日」フィールド
終了予定日の割当を行うプライマリ・リソースが予測する、アクティビティの作業終了日付。
アクティビティがすでに開始している場合、このフィールドを編集できるのはプライマリ・リソースのみです。
「所要期間」セクション
「計画期間」フィールド
アクティビティの完了に必要な予測時間数。
計画作業時間は、アクティビティのカレンダを使用して計算されます。アクティビティの計画開始日から計画終了日までの期間が計量されます。
「実績期間」フィールド
完了アクティビティのアクティビティ実績開始日から実績終了日までの総作業時間、または進行中アクティビティの実績開始日から計算日までの総作業時間。
実績作業時間は、アクティビティのカレンダを使用して計算されます。
「残余期間」フィールド
アクティビティの残開始日からアクティビティの残終了日までの総作業時間。
残作業時間は、アクティビティのカレンダを使用して計算されます。アクティビティの開始前は、残余期間は計画期間と同じです。アクティビティが完了すると、残余期間はゼロになります。
「完了時期間」フィールド
アクティビティの現在の開始日から現在の終了日までの総作業時間。
現在の開始日は、アクティビティの開始前は計画開始日に、アクティビティの開始後は実績開始日になります。現在の終了日は、アクティビティの開始前はアクティビティ計画終了日に、アクティビティの進行中は残終了日に、アクティビティの完了時は実績終了日になります。総作業時間は、アクティビティのカレンダを使用して計算されます。
「合計フロート」フィールド
プロジェクト終了日を遅延のリスクにさらさずにアクティビティを遅延できる時間の総計。
ゼロ時間のフロートは、アクティビティをまったく遅延できないことを示し、負フロートは、プロジェクトのスケジュールがすでに遅れていることを示します。複雑なスケジュールでは、一部のアクティビティの負の合計フロートは、プロジェクト終了日の遅延を発生させません。
最遅開始日から最早開始日を減算するか、最遅終了日から最早終了日を減算して計算されます。
「フリー・フロート」フィールド
後続アクティビティの開始日を遅延させずに、アクティビティを遅延できる時間の総計。
「工数とコスト」セクション
「工数とコスト」リスト
アプリケーションがトラッキングする工数とコストのタイプを決定します。タイプは、「労務工数」、「労務コスト」、「非労務工数」、「非労務コスト」または「資材コスト」です。
このセクションに表示されるフィールドは、選択した工数とコストのタイプによって決まります。
「労務工数」フィールド:
「計画労務工数」フィールド
アクティビティに割り当てられている全労務リソースの計画工数。
「実績労務工数」フィールド
アクティビティに割り当てられている全労務リソースで消費された工数。
「残労務工数」フィールド
アクティビティに割り当てられている全労務リソースの残工数。
残労務工数は、アクティビティで実行する残作業を反映します。アクティビティの開始前は、残工数は計画工数と同じです。アクティビティが完了すると、残工数はゼロになります。
「完了時労務工数」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての労務リソースの実績工数と残存工数の合計。
アクティビティが開始されていない場合は計画労務工数と同じで、アクティビティが完了すると実績労務工数となります。
実績労務工数に残労務工数を加算して計算されます。
「非労務工数」フィールド:
「計画非労務工数」フィールド
プロジェクトのアクティビティに割り当てられているすべての非労務リソースの計画工数。
「実績非労務工数」フィールド
アクティビティで消費された非労務工数。
「残非労務工数」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての非労務リソースの残工数。
残工数は、アクティビティで実行する残作業を反映します。アクティビティの開始前は、残工数は計画工数と同じです。アクティビティが完了すると、残工数はゼロになります。
「完了時非労務工数」フィールド
完了時の非労務工数。アクティビティに割り当てられているすべての非労務リソースの実績工数と残存工数の合計。
アクティビティが開始されていない場合は計画非労務工数と同じで、アクティビティが完了すると実績非労務工数となります。
実績非労務工数に残非労務工数を加算して計算されます。
「労務コスト」フィールド:
「計画労務コスト」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての労務リソースに対する計画コスト。
リソースが割り当てられていない場合は、アクティビティ計画労務工数Xプロジェクト・デフォルト単価 / 時間として計算されます。
「実績労務コスト」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての労務リソースに対する実績コスト。
リソースが割り当てられていない場合は、実績労務工数Xプロジェクト・デフォルト単価/時間として計算されます。
「残労務コスト」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての労務リソースに対する残コスト。
リソースが割り当てられていない場合は、アクティビティ残労務工数Xプロジェクト・デフォルト単価 / 時間として計算されます。
「完了時労務コスト」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての労務リソースに対する実績コストと残コストの合計。
アクティビティが開始されていない場合、このフィールドは計画労務コストと同じです。アクティビティが完了すると、実績労務コストと同じになります。
実績労務コストに残労務コストを加算して計算されます。
「非労務コスト」フィールド:
「計画非労務コスト」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての非労務リソースに対する計画コスト。
リソースが割り当てられていない場合は、アクティビティ計画非労務工数Xプロジェクト・デフォルト単価 / 時間として計算されます。
「実績非労務コスト」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての非労務リソースに対する実績コスト。
リソースが割り当てられていない場合は、アクティビティ実績非労務工数Xプロジェクト・デフォルト単価 / 時間として計算されます。
「残非労務コスト」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての非労務リソースに対する残コスト。
リソースが割り当てられていない場合は、アクティビティ残非労務工数Xプロジェクト・デフォルト単価 / 時間として計算されます。
「完了時非労務コスト」フィールド
完了時の非労務コスト。アクティビティに割り当てられているすべての非労務リソースに対する実績コストと残コストの合計。
アクティビティが開始されていない場合は計画非労務コストと同じで、アクティビティが完了すると実績非労務コストになります。
実績非労務コストに残非労務コストを加算して計算されます。
「資材コスト」フィールド:
「計画資材コスト」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての資材リソースの計画コスト。
「実績資材コスト」フィールド
アクティビティに割り当てられているすべての資材リソースの実績コスト。
「残資材コスト」フィールド
すべての資材リソースの残コストの合計。
「完了時資材コスト」フィールド
完了時の資材コスト。アクティビティに割り当てられているすべての資材リソースに対する実績コストと残コストの合計です。
アクティビティが開始されていない場合は計画資材コストと同じで、アクティビティが完了すると実績資材コストとなります。
実績資材コストに残資材コストを加算して計算されます。
「制約」セクション
「制約条件1」リスト
アクティビティの制約条件1を決定します。次のいずれかのオプションを選択します。
指定日に開始: 選択した特定の開始日を適用します。「指定日に開始」制約により、指定日を守るために、アクティビティの最早開始日を遅らせたり、最遅開始日を早めることができます。
指定日以前に開始: アクティビティが開始可能な最遅日を定義します。この制約は最遅日にのみ影響し、この制約により合計フロートが減少する場合があります。P6では、スケジュールを計算するときに、算出された最遅開始日が指定日より遅い場合のみ、「指定日以前に開始」制約が後方パスで適用されます。
指定日以降に開始: アクティビティが開始可能な最早日を定義します。この制約は最早日にのみ影響します。P6では、スケジュールを計算するときに、算出された最早開始日が指定日より早い場合のみ、「指定日以降に開始」制約が前方パスで適用されます。
指定日に終了: 選択した特定の終了日を適用します。「指定日に終了」制約により、指定日を守るために、アクティビティの最早終了日を遅らせたり、最遅終了日を早めることができます。
指定日以前に終了: アクティビティが終了可能な最も遅い時間を定義します。「指定日以前に終了」制約は、最遅日のみに影響します。
指定日以降に終了: アクティビティが終了可能な最早日を定義します。「指定日以降に終了」制約は、アクティビティの終了が指定した日付よりも前にスケジュールされないようにしながら、フロートを減少することによって並行するアクティビティを調整します。通常、この制約は、プロジェクトの次のフェーズより前に終了する必要がある先行作業が少ないアクティビティに適用されます。
最遅着手: 後続作業を遅らせずにアクティビティをできるだけ遅く開始するように、フロートが正のアクティビティに制約を適用します。P6では、スケジュールを計算するときに、後続作業に影響を与えずにアクティビティの最早日をできるだけ遅く設定します。
必須開始: 選択した最早および最遅開始日を適用します。P6では、ネットワーク・ロジックへの影響に関係なく、必須最早開始日が使用されます。必須最早開始日は、制約されたアクティビティのすべての先行作業の最遅日と、制約されたアクティビティの後続作業のすべての最早日に影響する場合があります。
強制終了: 選択した最早および最遅終了日を適用します。P6では、ネットワーク・ロジックへの影響に関係なく、必須終了日が使用されます。この制約は、制約されたアクティビティのすべての先行作業の最遅日と、制約されたアクティビティの後続作業のすべての最早日に影響します。
「制約日1」フィールド
アクティビティに制約がある場合は、そのアクティビティの制約日。アクティビティの制約タイプによって、開始日と終了日のいずれであるかが決まります。
アクティビティ制約は、プロジェクト・スケジューラで使用されます。
「制約条件2」リスト
アクティビティの制約条件2を決定します。このリストが利用可能になるのは、制約条件1が「指定日に開始」、「指定日に終了」、「必須開始」または「必須終了」でない場合のみです。次のいずれかのオプションを選択します。
指定日以降に開始: アクティビティが開始可能な最早日を定義します。この制約は最早日にのみ影響します。P6では、スケジュールを計算するときに、算出された最早開始日が指定日より早い場合のみ、「指定日以降に開始」制約が前方パスで適用されます。
指定日以降に終了: アクティビティが終了可能な最早日を定義します。「指定日以降に終了」制約は、アクティビティの終了が指定した日付よりも前にスケジュールされないようにしながら、フロートを減少することによって並行するアクティビティを調整します。通常、この制約は、プロジェクトの次のフェーズより前に終了する必要がある先行作業が少ないアクティビティに適用されます。
「制約日2」フィールド
アクティビティの制約条件2の日付(アクティビティに制約条件2が割り当てられている場合)。
アクティビティの制約タイプによって、開始日と終了日のいずれであるかが決まります。このフィールドは、制約条件1が選択済の場合のみ使用できます。
操作方法
- 「プロジェクト」をクリックします。
- 「プロジェクト」ナビゲーション・バーで、「アクティビティ」をクリックします。
- アクティビティを選択し、「ステータス」詳細ウィンドウをクリックします。
最終発行 2024年7月2日