Smart ViewでのEPM CloudおよびOracle Hyperion Planningのフォームの動作

Oracle Smart View for Officeのフォームの動作は、Oracle Enterprise Performance Management CloudおよびOracle Hyperion Planningアプリケーションのフォームの動作と異なります。

クラウド・データ・ソース・タイプ: PlanningFinancial Consolidation and CloseTax Reporting

オンプレミス・データ・ソース・タイプ: Oracle Hyperion Planning

  • EPM CloudおよびOracle Hyperion Planningのフォームの属性は、Smart Viewでは表示されません。

  • アド・ホック・グリッドのフォームとしての保存は、属性を含むグリッドではサポートされていません。

  • カスタム属性が含まれているフォームの場合:

    • Smart Viewでは、基本(通常)のディメンション・メンバーに対するフィルタとしてカスタム属性を使用することはサポートされていません。これは、Webインタフェースではサポートされていて、カスタム属性は実行時に次のフォーマットで表示されます。

      base/regular dimension member name(small rectangle symbol).associated attribute dimension member name

    • WebインタフェースとSmart Viewの両方は、独立ディメンションとしてのカスタム属性ディメンションの使用をサポートしています。たとえば、通常のディメンションと同じように行、列またはページPOVへの配置をサポートしています。

  • アウトラインの複数のレベルは、Smart Viewの場合と、Webアプリケーションのページの場合で、表示が異なります。Smart Viewでは最大で4レベルが表示されるのに対し、Webアプリケーションでは最大2レベルの表示となります。

  • メンバーを除外しても、フォーム上での合計には影響しません。メンバーがフォーム定義(レイアウト)で除外された場合、そのメンバーはフォーム上での表示から除外されるのみで、計算からは除外されません。

  • 管理者がフォームの行の軸でディメンションを非表示にしている場合、Smart Viewで、そのディメンションはフォームの行ヘッダーに表示されません。

  • 管理者がSmart ViewではなくWebアプリケーションのフォーマットを使用するようにフォームを設定している場合、Smart Viewのフォーマット・オプション(「オプション」ダイアログの「フォーマット」タブ)は適用されません。これは、「セル・スタイルの使用」または「Excelフォーマットの使用」オプションがSmart Viewで選択されている場合に当てはまります。

  • 複合フォームで、Webアプリケーションではチャートとして表示されるセクションが、Smart Viewでグリッドとして表示されます。

  • フォームでは、Excel、Smart ViewおよびOracle Hyperion Planningの間で小数点以下の桁数の設定を処理すると、提出されたデータの丸め処理で問題が発生する場合があります。小数点以下の桁数が2に設定されていても、ExcelとOracle Hyperion Planningの両方で発生する可能性があります。たとえば、フォームで68.68と入力しても、Smart Viewは、そのデータを68.68ではなく68.67999999999としてOracle Hyperion Planningに送信します。

  • 行のドロップダウン・メニューがフォームで有効になっている場合、スマート・プッシュ(様々なキューブから1つのフォームにデータをプッシュする)は使用できません。

  • EPM Cloudプロバイダに接続すると、ビジネス・ルールを使用して動的メンバー(オンザフライ・メンバー)をフォーム(およびアド・ホック・グリッド)に追加できます。Excelでのビジネス・ルールの起動を参照してください。

    Oracle Hyperion Planningでは、動的メンバーの使用はサポートされません。

  • サマリー期間の値を計算する数式をメンバーに作成してから、サマリー期間メンバーのデータを変更すると、Smart Viewがそのセルをダーティ・セルと見なすことがあります。

  • Smart Viewでは、フォームにアタッチされたビジネス・ルールの表示順序が、Oracle Hyperion Planningでの表示順序と異なります。

  • 2つのフォームが2つの別々のワークシートにある場合、最初のフォームのルール変数は、2番目のフォームのページ・ディメンションをリフレッシュした後でデフォルト値に変わります。.これにより、ビジネス・ルールがランタイム・プロンプト変数に対して間違った値を呼び出すことがあります。この状況が発生した場合は、実行するルールを提出する前に、ランタイム・プロンプトを表示してその値を確認します。

  • Smart Viewでは、セルに表示される通貨記号がOracle Hyperion Planning Webインタフェースに表示されるものと異なります(Oracle Hyperion Planningのオプション「1つのエンティティに複数通貨を許可」がtrueに設定されている場合)。

  • アプリケーションの「ページ」プリファレンスである「メンバーのインデント」が「レベル0のメンバーのみインデント」に設定されているとき、フォームのディメンションのインデントが正しく表示されない場合があります。

関連項目: ネイティブExcelフォーマットおよびEPM Cloudフォームの操作のガイドライン