TimesTenのHelmチャートについて

TimesTenオペレータおよびTimesTenのデプロイに使用されるHelmチャートは、各TimesTenリリースに含まれます。

各TimesTenリリースには、TimesTenオペレータ・ディストリビューションが含まれます。このディストリビューションは、kubernetes/operator.zipというファイルにあります。解凍すると、このファイルはTimesTenオペレータ・ディストリビューションに展開されます。TimesTenオペレータ・ディストリビューションに含まれるhelmというディレクトリがあります。TimesTenが公開するHelmチャートは、helmディレクトリ内の個別ディレクトリに含まれます。helmディレクトリの詳細は、「環境の設定」を参照してください。

TimesTenオペレータ・ディストリビューションには、次のチャートが含まれます。

• ttcrd: TimesTenカスタム・リソース定義(CRD)をKubernetesクラスタにデプロイします。

• ttoperator: TimesTenオペレータをデプロイします。

• ttclassic: TimesTenClassicオブジェクトを作成して、TimesTenデータベースのアクティブ・スタンバイ・ペアをデプロイします。

チャートごとに異なるレベルの権限が必要です。その結果、チャートは個別のチャートとしてパッケージ化されるため、適切な権限でインストールできます。また、単一のTimesTenオペレータが、複数のTimesTenデータベースまたは複数のTimesTenアクティブ・スタンバイ・ペア(あるいはその両方)を同時に作成および管理できます。TimesTenオペレータとTimesTenデータベースの関係は1対1ではないため、TimesTenオペレータをデプロイするためのチャート(ttoperator)と、TimesTenアクティブ・スタンバイ・ペアをデプロイするための個別チャート(ttclassic)があります。

ノート:

TimesTenオペレータは、TimesTen Scaleoutのチャートを提供しません。