オペレータの配置

オペレータは、デプロイメントを使用してKubernetesクラスタ内に構成します。Kubernetesはオペレータを自動的に監視し、障害が発生した場合は再起動します。オペレータはポッドで実行され、オペレータ名はtimesten-operatorで始まり、任意の文字を続けることで名前が一意になります。オペレータのデプロイ時に複数のレプリカを指定した場合、複数のポッドが存在します。一度にアクティブにできるポッドは1つのみです。残りのポッドはアクティブで障害が発生するまで待機し、障害が発生した場合はポッドの1つがアクティブになります。オペレータによってプロビジョニングされたTimesTenデータベースのアクティブ・スタンバイ・ペアは、オペレータで障害が発生した場合も引き続き機能します。Kubernetesによって新しいオペレータが起動されると、データベースの既存のアクティブ・スタンバイ・ペアがすべて自動的に監視および管理されます。

オペレータを実行しているポッドを表示するには、kubectl get podsコマンドを使用します。この例では、オペレータに対してポッドが1つあります。オペレータをデプロイしたときに、replicasフィールドに1の値を指定しました。そのため、Kubernetesによりポッドが1つ作成されました。「TimesTenオペレータのデプロイについて」を参照してください。

% kubectl get pods
NAME                                        READY   STATUS    RESTARTS   AGE
timesten-operator-5d7dcc7948-8mnz4          1/1     Running   0          3m21s