/tmp/active準備状況プローブについて
TimesTen Classicアクティブ・スタンバイ・ペアでは、アクティブなTimesTenデータベースを提供するコンテナに/tmp/active
ファイルが存在します。TimesTen Scaleoutでは、このファイルは、起動して使用可能な要素を持つすべてのインスタンスに存在します。つまり、TimesTen ClassicおよびTimesTen Scaleoutでは、このファイルは、ワークロードの実行に使用できるデータベースがあるコンテナに存在します。
このタイプの準備状況プローブのユースケースを見てみましょう。
Kubernetesクラスタ内のアプリケーションからTimesTenクライアント/サーバーを使用している場合は、接続文字列内のすべてのTimesTenポッドをリストでき、TimesTenオペレータはクライアント接続を準備済インスタンスに自動的にルーティングします。ただし、接続文字列内のすべてのTimesTenポッドをリストしないように、受信クライアント接続を準備済インスタンスにルーティングするサービスを作成できます。このサービスを正しく動作させるには、/tmp/active
準備状況プローブを使用する必要があります。これにより、Kubernetesは受信接続のみを適切なTimesTenインスタンスにルーティングします。
Kubernetesクラスタ外のアプリケーションからTimesTenクライアント/サーバーを使用している場合は、そのようなサービスを作成する必要があります。この場合、NodePortサービス・タイプを使用する必要があります。このサービスを正しく動作させるには、/tmp/active
準備状況プローブを使用する必要があります。
Kubernetesサービスの詳細は、https://kubernetes.io/docs/concepts/services-networking/service/を参照してください。NodePortサービス・タイプの詳細は、https://kubernetes.io/docs/concepts/services-networking/service/#type-nodeportを参照してください。