データベースのアクティブ・スタンバイ・ペアのアップグレードの確認

TimesTenClassicオブジェクトのアップグレード・プロセスが完了した後は、アクティブ・データベースとスタンバイ・データベースで新しいリリースのTimesTenが実行されていることを確認できます。

sample TimesTenClassicオブジェクトの場合は、アクティブ・ポッド(この例ではsample-1)でシェルを起動します。次に、TimesTenのttVersionユーティリティを実行して、リリースが新しいリリース(この例では22.1.1.19.0)になっていることを確認します。
```
kubectl exec -it sample-1 -c tt -- /bin/bash
```
TimesTenのttVersionユーティリティを実行します。
```
ttVersion
```
出力は次のようになります。
```
TimesTen Release 22.1.1.19.0 (64 bit Linux/x86_64) (instance1:6624) 2023-09-29T07:40:22Z
  Instance admin: timesten
  Instance home directory: /tt/home/timesten/instances/instance1
  Group owner: timesten
  Daemon home directory: /tt/home/timesten/instances/instance1/info
  PL/SQL enabled.
```
シェルを終了します。
```
exit
```
スタンバイ・ポッド(この例ではsample-0)でシェルを起動します。次に、ttVersionユーティリティを実行して、リリースが新しいリリース(この例では22.1.1.19.0)になっていることを確認します。
```
kubectl exec -it sample-0 -c tt -- /bin/bash
```
TimesTenのttVersionユーティリティを実行します。
```
ttVersion
```
出力は次のようになります。
```
TimesTen Release 22.1.1.19.0 (64 bit Linux/x86_64) (instance1:6624) 2023-09-29T07:40:22Z
  Instance admin: timesten
  Instance home directory: /tt/home/timesten/instances/instance1
  Group owner: timesten
  Daemon home directory: /tt/home/timesten/instances/instance1/info
  PL/SQL enabled.
```
シェルを終了します。
```
exit
```
sample2 TimesTenClassicオブジェクトの場合は、アクティブ・ポッド(この例ではsample2-1)でシェルを起動します。その次に、ttVersionユーティリティを使用して、リリースが新しいリリース(この例では、22.1.1.19.0)になっていることを確認します。
```
 kubectl exec -it sample2-1 -c tt -- /bin/bash
```
TimesTenのttVersionユーティリティを実行します。
```
ttVersion
```
出力は次のようになります。
```
TimesTen Release 22.1.1.19.0 (64 bit Linux/x86_64) (instance1:6624) 2023-09-29T07:40:22Z
  Instance admin: timesten
  Instance home directory: /tt/home/timesten/instances/instance1
  Group owner: timesten
  Daemon home directory: /tt/home/timesten/instances/instance1/info
  PL/SQL enabled.
```
シェルを終了します。
```
exit
```
スタンバイ・ポッド(この例ではsample2-0)でシェルを起動します。その次に、ttVersionユーティリティを使用して、リリースが新しいリリース(この例では、22.1.1.19.0)になっていることを確認します。
```
kubectl exec -it sample2-0 -c tt -- /bin/bash
```
TimesTenのttVersionユーティリティを実行します。
```
ttVersion
```
出力は次のようになります。
```
TimesTen Release 22.1.1.19.0 (64 bit Linux/x86_64) (instance1:6624) 2023-09-29T07:40:22Z
  Instance admin: timesten
  Instance home directory: /tt/home/timesten/instances/instance1
  Group owner: timesten
  Daemon home directory: /tt/home/timesten/instances/instance1/info
  PL/SQL enabled.
```
シェルを終了します。
```
exit
```

sampleおよびsample2 TimesTenClassicオブジェクトに対して、TimesTenの新しいリリースへのアップグレードが成功しました。各TimesTenClassicオブジェクトのアクティブ・ポッドおよびスタンバイ・ポッドは、新しいTimesTenリリースを含む新しいTimesTenイメージを実行しています。