2.1 CORBAオブジェクトの定義
CORBAオブジェクトは、単独では存在し得ないという意味において仮想のエンティティですが、そのCORBAオブジェクトの参照を利用し、クライアント・アプリケーションによってそのオブジェクトのオペレーションがリクエストされた時点で実体化されます。CORBAオブジェクトの参照は、オブジェクト参照と呼ばれます。オブジェクト参照は、Oracle TuxedoシステムでCORBAオブジェクトを指定し操作できるようにする唯一の手段です。オブジェクト参照の詳細は、Oracle Tuxedoオンライン・ドキュメントの『CORBAサーバー・アプリケーションの作成』を参照してください。
クライアント・アプリケーションまたはサーバー・アプリケーションによってオブジェクト参照を使用してオブジェクトに対するリクエストが発行されると、そのオブジェクトがまだメモリーでアクティブになっていない場合は、Oracle Tuxedoサーバー・アプリケーションでオブジェクト参照で指定されたオブジェクトのインスタンス化が行われます。(リクエストは常にオブジェクトの特定のオペレーション呼出しにマッピングされます。)
通常、オブジェクトをインスタンス化する過程では、サーバー・アプリケーションによってオブジェクトの状態が初期化されます。その際、オブジェクトの状態はデータベースなどの永続ストレージから読み込まれる場合もあります。
オブジェクトには、次のために必要なすべてのデータが格納されます。
- オブジェクトのオペレーションを実行します。
- オブジェクトが不要になったときに永続ストレージにオブジェクトの状態を格納します。
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