3.1 Process-Entityデザイン・パターンについて
Process-Entityデザイン・パターンは、データベース・レコード(エンティティ)とのクライアント・アプリケーションのすべてのやり取りをサーバー・マシン上の単一プロセス・オブジェクトで処理する設計ソリューションです。このデザイン・パターンは、クライアントのCORBAまたはEJBアプリケーションでリモート・データベースとの複数のやり取りが普通に実行される状況で効果的です。
データベースの細かなすべてのデータを表すサーバー・マシン上の単一のCORBAオブジェクトまたはEJBを設計することで、次のような性能上の利点をもたらすOracle Tuxedo CORBAクライアント/サーバー・アプリケーションを構築できます。
- クライアントがデータベースと複数のやり取りを行うのではなく、データベースとのやり取りを求めるすべてのクライアント・リクエストをサーバー・マシン上の単一プロセス・オブジェクトで処理することで、ネットワーク・トラフィックを軽減できます。
- プロセス・オブジェクトでは、データ・フィールドを取捨選択してクライアントに渡すことができます。したがって、データベース・レコード全体ではなく必要なデータのみが転送されるので、ネットワークで送信されるデータ量が減り、性能が向上します。
- プロセス・オブジェクトで、データベースへのアクセスがカプセル化されます。クライアントでオブジェクトが呼び出され、そのオブジェクトによってデータベースへのアクセスが行われます。
親トピック: Process-Entityデザイン・パターン