10.2.4.1.1 クライアント・スレッドの複数コンテキストへの参加
Oracle Tuxedoマルチコンテキスト・アプリケーションのクライアントは、次の規則に従うかぎり、複数のアプリケーションに関連付けることができます。
- すべての関連付けは、Oracle Tuxedoシステムの同じインストールに対して行う必要があります。
- すべてのアプリケーションとの関連付けは、同じタイプのクライアントから行う必要があります。つまり、次のいずれかの条件を満たしている必要があります。
- すべてのアプリケーションとの関連付けは、ネイティブ・クライアントから行う必要があります。
- すべてのアプリケーションとの関連付けは、ワークステーション・クライアントから行う必要があります。
クライアントが複数のコンテキストに参加するには、TPINFO
データ型のflags
要素にTPMULTICONTEXTS
フラグを設定して、tpinit()関数を呼び出します。
TPMULTICONTEXTS
フラグを設定してtpinit()
関数が呼び出されると、アプリケーションとの新しい関連付けが生成され、スレッドに対するカレントの関連付けが指定されます。新しい関連付けが生成されるOracle Tuxedoドメインは、TUXCONFIG
またはWSENVFILE/WSNADDR
環境変数の値で決定されます。
親トピック: 起動フェーズ