2.3.1 Oracle Tuxedoドメインのブートストラップ処理
ドメインとは、オブジェクトやサービスを管理エンティティとしてグループ化する方法の1つです。Oracle Tuxedoドメインには、1つ以上のIIOPリスナーおよびハンドラが存在し、名前によって識別されます。1つのクライアント・アプリケーションは、異なるBootstrapオブジェクトを使用して複数のOracle Tuxedoドメインに接続できます。
クライアント・アプリケーションとOracle Tuxedoドメインの通信は、そのドメインをブートストラップ処理することで確立されます。ブートストラップ処理のメカニズムには、OracleのメカニズムとOMGが規定したCORBA Interoperable Naming Service (INS)のメカニズムがあります。Oracle CORBAクライアント・ソフトウェアを使用する場合は、Oracleのメカニズムを使用します。別のベンダーのクライアントORBを使用する場合は、CORBA INSメカニズムを使用します。Oracle Tuxedoドメインのブートストラップ処理の詳細は、Oracle Tuxedoオンライン・ドキュメントの『CORBAプログラミング・リファレンス』を参照してください。
起動後のクライアント・アプリケーションで最初に行われることの1つは、Bootstrapオブジェクトの作成です。その際には、次のいずれかのURLアドレス形式でIIOPリスナー/ハンドラのホストとポートを指定します:
-
//host:port -
corbaloc://host:port -
corbalocs://host:port
Bootstrap URLアドレス形式の詳細は、Oracle Tuxedoオンライン・ドキュメントの『CORBAアプリケーションにおけるセキュリティの使用』を参照してください。
次に、クライアント・アプリケーションではBootstrapオブジェクトまたはINSブートストラップ処理メカニズムを使用してOracle Tuxedoドメインにあるオブジェクトのリファレンスを取得します。Bootstrapオブジェクトがインスタンス化されると、CORBAサービスを提供するOracle Tuxedoドメイン内のオブジェクトのリファレンスを取得するために、resolve_initial_references()メソッドがクライアント・アプリケーションによって呼び出されます(引数としてstring idが渡されます)。
次の図は、BootstrapオブジェクトまたはINSメカニズムがOracle Tuxedoドメインでどのように機能するかを示しています。
図2-2 BootstrapオブジェクトまたはINSの仕組み

親トピック: Oracle Tuxedo CORBAの構成要素