6.16 IPC要件のチェック

Oracle Tuxedoシステムでは、プロセス間通信(IPC)リソースを頻繁に使用します。大半のシステムでは、各種IPCリソースのサイズと数量を制御するパラメータのデフォルト値が、小さなOracle Tuxedoアプリケーションの実行に最低限必要な値よりも低く設定されています。そのため、パラメータによってはリセットが必要なものがあります。UBBCONFIGファイルの編集後、アプリケーションに対してIPCリソースが適切に設定されているどうかを判断する必要があります。

この処理を実行するには、編集後のUBBCONFIGファイルを入力として指定して、次のtmloadcf(1)コマンドを入力します。

tmloadcf -c UBBCONFIG

-cオプションを使用すると、tmloadcfプログラムではアプリケーションに必要最小限のIPCリソースのリストが出力されますが、TUXCONFIGファイルの作成も更新も行われません。次に示すのは、ubbsimpleの値に基づいた出力レポートです。

Output Produced by tmloadcf -c
Ipc sizing (minimum /T values only)... 
Fixed Minimums Per Processor 
SHMMIN: 1 
SHMALL: 1 
SEMMAP: SEMMNI 
Variable Minimums Per Processor 
SEMUME, A SHMMAX SEMMNU, * * 
Node SEMMNS SEMMSL SEMMSL SEMMNI MSGMNI MSGMAP SHMSEG 
------ ------ ------ ------ ------ ------ ------ ------ 
sftuxe 17 5 12 A + 1 13 26 75K 
where 1 <= A <= 8. 
The number of expected application clients per processor should be added to each MSGMNI value.

出力レポートでは、IPCリソースが従来のUNIX名で識別されます。従来の名前とUNIXプラットフォーム固有の名前を突き合せるには、「Oracle Tuxedo 22cリリース(22.1.0.0.0)のプラットフォーム・データ・シート」で該当プラットフォームのデータ・シートを参照してください。

このサンプル出力レポートは、simpappの実行にはシステムでSEMUMESEMMNU、およびSEMMNSを少なくとも17に設定する必要があることを示しています。SEMMSLは5以上、SEMMNISEMMAPはAの値が3であれば4以上に設定する必要があります。MSGMNIは13以上、MSGMAPは26以上でなければなりません。SHMMAXSHMSEGの積は75 KB以上になることが必要です。

IPC値はアプリケーションによって異なるので、ここで示す数値は小さな構成での例にすぎません。IPCリソースを使用する別のクライアントまたはサーバー・アプリケーションがOracle Tuxedoアプリケーションと同じシステムで実行している場合は、両方のアプリケーションの要件を満たす必要があります。アプリケーションに参加するすべてのマシンが十分なIPCリソースを使用できなければなりません。

IPCリソースが不十分な場合は、該当するIPCパラメータの値を大きくします。

UNIXシステムの現在のIPC値を変更する手順については、「Oracle Tuxedo 22cリリース(22.1.0.0.0)のプラットフォーム・データ・シート」で該当プラットフォームのデータ・シートを参照してください。