10.2 Oracle Tuxedoシステムのファイル管理

Oracle Tuxedoシステムには、ディスク管理インタフェース(DMI)と呼ばれる、1つまたは複数のディスク・デバイス内で論理ファイルを管理する機能があります。DMIでは、バイナリ構成表やトランザクション・ログの格納などの処理が行われます。それを使用して、Oracle Tuxedoファイル・システム内のエントリの作成、初期化、または削除を行うことができます。DMIにアクセスするには、『Oracle Tuxedoコマンド・リファレンス』で説明されているtmadmin(1) 管理コマンドを使用します。DMIによって管理される論理ファイルを物理的に保存するには、次の2つの方法があります。
  • オペレーティング・システム(OS)のファイル・システムへの保存
  • Oracle Tuxedoシステムに割り当てられた、すべてのOSファイル・システムから制御できないディスク領域への保存
Oracle Tuxedoファイルは指定された領域内にあるデバイス特殊ファイル上に存在し、DMIディスク管理ソフトウェアで直接管理されます。DMIはOracle Tuxedoファイル・システムという概念に基づいています。これは、OSのファイル・システムとは異なるものです。

OSファイル・システム外の領域は、通常rawディスク領域と呼ばれます。rawディスク上のデバイス特殊ファイルから直接読み取りや書込みを行うシステム・コールが実行されると入出力が高速になるだけでなく、物理的なwrite()もすぐに生成されます。

OSファイル・システムを使用すると、Oracle Tuxedoではwrite()の実行時を正確に予測したり制御したりすることはできません。しかし、rawディスク領域を使用すると、Oracle Tuxedoで書込み操作を正確に制御できます。このような制御は、Oracle Tuxedoトランザクション・ログのエントリでは特に重要です。また、複数のユーザーがシステムにアクセスしている場合は、データベースの整合性を維持するために、書込み操作を制御できることが重要です。