Joltクライアントを作成してOracle Tuxedoアプリケーションにアクセスする

Joltクライアントを作成およびデプロイする主なステップを、次の手順および次の図で説明します。

  1. Oracle Tuxedoシステム・アプリケーションを作成したことを確認します。
  2. Joltをインストールします。
  3. バルク・ロード・ユーティリティを使って、TuxedoサービスをJoltリポジトリ・データベースにロードします。

    次の表に、Joltリポジトリ・データ・タイプとTuxedoサービス・データ・タイプ間のマッピング関係を示します。

    表1-2 Joltリポジトリ・データベースとTuxedoサービス・データ・タイプ間のマッピング関係

    Tuxedoデータ・タイプ Joltリポジトリ・データ・タイプ
    char (byte) byte
    short short
    int integar
    float float
    double double
    bool boolean
    long long long
    struct nestedstructname view32
    string string
    string string

    ノート:

    Tuxedoサービスのlong型サイズは32ビットまたは64ビットになります。Tuxedoサービスが32ビットlong型を使用する場合、それをJoltクライアントのintegerとマッピングします。そのほか、Tuxedoサービスが64ビットlong型を使用する場合、それをJoltクライアントのlongとマッピングします。

    Javaは符号なしデータ型をサポートしないため、符号なしデータ型をTuxedoサービスで使用するには、それをJoltデータ型(同一のストレージ領域を有する)にマッピングする必要があります。たとえば、「unsigned int」はJoltクライアントの「integer」にマッピングする必要があります。そのほか、符号なしデータ型の正確な値をJoltクライアントで表示する場合は、Javaで追加キャスティングを実行する必要があります。

  4. Joltクラス・ライブラリを使用してクライアント・アプリケーションを作成します。

    Joltクラス・ライブラリを使用してクライアント・アプリケーションをプログラミングする方法については、以下を参照してください。

    • Joltクラス・ライブラリの使用
    • Oracle Jolt APIリファレンス
  5. Joltに基づくクライアント・アプレットやアプリケーションを実行します。

図1-5 Joltアプリケーションの作成

「Joltアプリケーションの作成」の図