イメージの使用

Oracle Tuxedo for OCIイメージを利用すると、Tuxedoソフトウェアを使用する資格付きでOracle Cloud Infrastructureコンピュート・インスタンスにOracle Tuxedoドメイン・ノードを作成できます。Oracle Tuxedo for OCIイメージには、次の2つのディレクトリが含まれます:
  • /u01/oraHome: Tuxedoソフトウェアはこのディレクトリにインストールされます。これには、Oracle JDK 1.8やOPatchなどの他のユーティリティも含まれます。
  • /u01/app/oraInventory: Tuxedoインベントリ情報は、このディレクトリに格納されます。これには、データ・ファイル、インストール・ログおよびOracleホーム情報が格納されます。
Oracle Tuxedo for OCIイメージを使用するには、次の手順に従います:
  • イメージを使用してインスタンスを作成する場合、SSHキーを指定する必要があります。このSSHキーは、インスタンスにアクセスしてそれを起動するために必要です。
  • opcユーザーとして、SSHコマンドを使用してインスタンスに接続できます。
  • SSH秘密キー: 公開キーに関連付けられた秘密キーは、プロビジョニング時に使用されます。例: $ssh -I <private_key> opc@< ip_address>
  • ユーザーの公開キーは、プロビジョニング時に提供されています。次のコマンドを使用して直接ログインします: $ssh opc@< ip_address>
  • OPCユーザーとしてログインしている場合、次のコマンドを使用してOracleユーザーに切り替えます:
    $sudo su - oracle
  • ソース・コマンドを使用して、Tuxedoの実行に必要なtux.envファイルからTUXDIRJAVA_HOMEなどのTuxedo環境変数をロードします。
    • 次のコマンドを実行してTuxedo環境変数をロードします:
      source /u01/oraHome/<tuxedo version>/tux.env
  • Tuxedoでは、デフォルトでTLSがサポートされています。LDAPの使用はオプションです。Oracle Walletを使用する場合、LDAPは不要です。次のいずれかの条件が満たされる場合にのみ、ユーザーはLDAPを構成する必要があります。
    • レガシー・セキュリティ資格証明の使用
    • ローカル・ホストでLDAPに対して389以外のポートを使用する必要があります
    • ローカル・ホストで実行中のLDAPサーバーがありません
  • LDAP構成: epifregedtコマンドを使用してレジストリを変更します。
  • 初期化後に次の3つのコマンドを使用してTLS LDAP情報を変更します:
    1. epifregedt -s -k SYSTEM/impl/security/BEA/key_management -a Params=privateKeyDir=file:///$TUXDIR/udataobj/security/keys
    2. epifregedt -s -k SYSTEM/impl/security/BEA/certificate_validation -a Params=caCertificateFile=file:///$TUXDIR/udataobj/security/certs/trust_ca.cer -a Params=peerValidationRuleFile=file:///$TUXDIR/udataobj/security/certs/peer_val.rul
    3. epifregedt -s -k SYSTEM/impl/security/BEA/certificate_lookup -a Params=userCertificateLdap=ldap://*LDAP_SERVICE_NAME*:*LDAP_PORTID* -a Params=ldapBaseObject=*LDAP_BASE_OBJECT* -a Params=filterFileLocation=file:///*LDAP_FILTER_FILE_LOCATION*
  • UNIXでは、Tuxedoレジストリは$TUXDIR/udataobj/System.rdpにあります。コマンドepifregedt -gを使用して、現在のレジストリを出力できます。最初のコマンドでは、特定の秘密キー・ディレクトリを指定するようにキー管理オブジェクトを変更します。
  • VMでART Test Managerを使用できる場合は、次のコマンドおよび手順を実行して、Oracle® Tuxedo Application Rehosting Test Managerの管理者パスワードをリセットしてください。
    • $ORA_HOME/art_tm12.2.2.0.0/config.sh
  • 次のリンク(存在する場合)に従ってTuxedoドメインを作成します: Tuxedo Domainsコンポーネントの使用