3.6.1 IIOPリスナー/ハンドラ通信

IIOPリスナー/ハンドラ通信アーキテクチャには、次のソフトウェア・プロセスが含まれます。

CORBAクライアント
Oracle Tuxedo CORBA C++クライアントORBソフトウェアがインストールされたマシンで実行されるクライアント・プロセス。
IIOPリスナー(ISL)
Oracle Tuxedoサーバー・マシンで実行され、CORBAクライアントからの接続リクエストを受け付け、同じくサーバー・マシンで実行されるIIOPハンドラに接続を割り当てるOracle Tuxedoリスニング・プロセス。ハンドラ間でのクライアント接続を分散します。また、IIOPリスナーでは、IIOPハンドラ・プロセスのプールを管理し、負荷の条件に応じてそれらを起動します。
IIOPハンドラ(ISH)
Oracle Tuxedoサーバー・マシンで実行され、CORBAクライアントとOracle Tuxedoサーバー・アプリケーション間のIIOP通信を処理するOracle Tuxedoゲートウェイ・プロセス。ISHプロセスはアプリケーションの管理ドメインに常駐し、ローカルなOracle Tuxedo掲示板にクライアントとして登録されます。
各ISHプロセスは複数のCORBAクライアントを管理できます。ISHは、1つの接続に対して特定のCORBAクライアントを使用して、すべてのリクエストおよび応答を多重化します。