3.1.2 分散アプリケーションの利点

分散アプリケーションの利点には、次のようなものがあります:

  • スケーラビリティ - アプリケーションで対処できる負荷を増やすため、次のことを行います:
    • グループ内に追加のサーバー・プロセスを配置します。
    • アプリケーションにマシンを追加し、マシンにグループを再分散します。
    • アプリケーション内のほかのマシンに対してグループをレプリケートし、ロード・バランシングを行います。
    • データベースをセグメントに分割し、これらの個別のデータベース・セグメントを扱うグループに到達するデータ依存型ルーティングを使用します(Oracle Tuxedo ATMIシステム)。

Oracle Tuxedo CORBAシステムでは、ファクトリ・ベース・ルーティングを使用して、特定のCORBAインタフェースを複数のサーバー・グループ(必要な場合は複数のマシン)に分散できます。この機能を使用して処理負荷を分散し、同時に実行されている、リソースの集中するアプリケーション同士が、使用可能なCPU、メモリー、ディスクI/Oおよびネットワーク・リソースをめぐって競合する場合に発生する処理のボトルネックを防ぐことができます。ファクトリ・ベース・ルーティングの使用例は、「ファクトリ・ベース・ルーティングによるスケーリング」を参照してください。

Oracle Tuxedo CORBAのスケーラビリティの機能の詳細は、「CORBAアプリケーションのスケーリング、分散およびチューニング」を参照してください。

  • 開発と保守の容易性 - ビジネス・アプリケーション・ロジックを適切に定義されたメッセージまたはインタフェースを介して通信するサービスまたはコンポーネントに分割することにより、開発と保守の双方を、同様に分割して、簡略化できます。
  • 信頼性 - 複数のマシンが使用されており、そのうちの1つが停止しても、それ以外のマシンは動作を続行できます。同様に、グループ内に複数のサーバー・プロセスがあってそのうちの1つが失敗しても、それ以外のプロセスを使用して作業を行えます。最後に、マシンが停止しても、アプリケーション内に複数のマシンがあれば、それらのほかのマシンを使用して負荷を処理できます。
  • 自律的なアクションの調整 - アプリケーションが個別になっていれば、アプリケーション間で、自律的なアクションを1つの論理的な作業単位として調整できます。自律的なアクションとは、複数のサーバー・グループと複数のリソース・マネージャ・インタフェースが関与するアクションです。