20.6 ADD_ERRORプロシージャのシグネチャ4
このプロシージャは、通知にインラインで表形式フォームのエラーを表示するために使用されるエラー・スタックにエラー・メッセージを追加します。検証または処理時にコールして、1つ以上のエラーをエラー・スタックに追加することができます。
ノート:
このプロシージャは、Oracle APEXアプリケーションが最後の検証または処理を実行する前にコールする必要があります。そのようにしないと、apex_error.c_on_error_page
の表示位置が指定されている場合を除いて、エラーは無視されます。
構文
APEX_ERROR.ADD_ERROR (
p_message IN VARCHAR2,
p_additional_info IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_display_location IN VARCHAR2,
p_region_id IN NUMBER,
p_column_alias IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_row_num IN NUMBER );
パラメータ
表20-4 ADD_ERRORのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
p_message |
表示されるエラー・メッセージ |
p_additional_info |
エラーがエラー・ページに表示される場合に必要なその他のエラー情報。 |
p_display_location |
エラー・メッセージの表示位置を指定します。定数apex_error.c_inline_with field またはapex_error.c_inline_with_field_and_notif を使用します。「結果の型に使用される定数および属性」を参照してください。
|
p_region_id |
現在ページの表形式フォーム・リージョンのID。IDは、ビューAPEX_APPLICATION_PAGE_REGIONS から読み取ることができます。
|
p_column_alias |
apex_error.c_inline_with_field またはapex_error.c_inline_with_field_and_notif が表示位置として使用されている場合に強調表示される、p_region_idに定義された表形式フォームの列エイリアス名。
|
p_row_num |
エラーが発生した表形式フォームの行数。 |
例
この例では、列CUSTOMER_ID
が強調表示されている、表形式フォームのカスタム・エラー・メッセージをエラー・スタックに追加する方法を示しています。エラー・メッセージは通知にインラインで表示されます。この例は、検証または処理の際に使用できます。
apex_error.add_error (
p_message => 'Invalid Customer ID!',
p_display_location => apex_error.c_inline_with_field_and_notif,
p_region_id => l_region_id,
p_column_alias => 'CUSTOMER_ID',
p_row_num => l_row_num );
親トピック: APEX_ERROR