19.6.3.1 タスク定義について
承認コンポーネントを使用すると、Oracle APEXでユーザー承認のタスクを作成できます。
タスク定義には、最終期限、失効設定、通知設定など、タスクに関する情報が含まれます。タスク定義は、「共有コンポーネント」セクションのアプリケーション・レベルに存在し、タスク設定、参加者、パラメータおよびアクションで構成されます。
- 設定 - タスクのデフォルトの優先度、タスク詳細ページのURL、タスクの最終期限の設定など、タスクの一般的な構成オプション。
- タスク定義参加者 - 個々のタスクを実行する権限を持つユーザー。参加者は次のいずれかです。
- タスク・イニシエータ。新しいタスクを開始したり、既存のタスクに関する詳細情報を提供できます。
- 潜在的所有者。未割当てのタスクを要求できます。タスクには複数の潜在的所有者を設定できます。
- 実際の所有者。タスクに関する詳細情報のリクエストやタスクの承認または却下など、割り当てられたタスクに変更を加えることができます。
- ビジネス管理者。期限切れのタスクを更新したり、タスクを新しい所有者に再割当したり、タスクの優先度を更新するための管理権限を持っています。
- タスク定義パラメータ - タスクに関する情報を含むタスクの属性。これらのパラメータは、タスク詳細ページに表示できます。
- タスク定義アクション - 特定の基準が満たされたときに発生する可能性のあるイベント。使用可能なアクションは次のとおりです。
- 要求
- 完了
- 委任
- コメントの更新
- 優先順位の更新
- リリース
- Cancel
- 作成
- 情報のリクエスト
- 情報の発行
- 期限切れ前
- 失効
タスク定義はいつでも更新できます。更新は、既存のタスクを変更するものではなく、新しいタスクに適用されます。
親トピック: タスク定義の管理