11.1.1 テーマについて

テーマは、開発者がアプリケーション全体のレイアウトおよびスタイルを定義できるテンプレートのコレクションです。

テーマには開発者向けの多数のテンプレートが集められ、アプリケーションに必要となる可能性があるすべてのUIパターンが収録されています。テンプレートはまず、テンプレート・タイプ別に分類され、次にテンプレート・クラス別に分類されます。テンプレート・タイプには、ページ、リージョン、レポート、リスト、ボタン、ラベルおよびポップアップ値リスト(LOV)があります。

各テンプレート・タイプには、多くのテンプレート・クラスがあります。テンプレート・クラスによって、テンプレート・タイプ内でのテンプレートの用途が定義されます。たとえば、リージョン・テンプレートは、フォーム・リージョン・テンプレート、レポート・リージョン・テンプレートなどとして分類できます。このような分類によって、Oracle APEXではテーマ間でのテンプレートのマッピングが可能になり、アプリケーション全体のルック・アンド・フィールを簡単に変更できます。

管理者は、次のようにテーマをテーマ・リポジトリに追加できます。

  • ワークスペース・テーマ - ワークスペース管理者は、ワークスペース内のすべての開発者が使用できるテーマを作成できます。「ワークスペース・テーマの管理」を参照してください。
  • パブリック・テーマ - インスタンス管理者は、Oracle APEX管理サービスに追加することでパブリック・テーマを作成できます。追加すると、これらのパブリック・テーマはインスタンス内のすべてのワークスペースですべての開発者が使用できます。『Oracle APEX管理ガイド』パブリック・テーマの管理を参照してください。