3.4 APEXランタイム環境について

Oracle APEXランタイム環境について学習します。

どのソフトウェア開発ライフ・サイクルでも同じですが、開発、テスト/QAおよび本番用の環境は別々にすることをお薦めします。APEXでは、テスト用インスタンスと本番インスタンスの場合はAPEXのランタイム・バージョンのみをインストールできるようになっています。このランタイム環境により、インストールするフットプリントと権限を最小限に抑えることができます。また、ランタイム・インスタンスでは開発者が本番アプリケーションを不注意で更新することが避けられるため、アプリケーションのセキュリティが向上します。

APEXランタイム環境では、本番アプリケーションは実行できますが、管理用のWebインタフェースは提供されません。ランタイム環境に含まれるのは、アプリケーションの実行に必要なパッケージのみです。このため、ランタイム環境はより堅牢な環境となります。APEXランタイム環境は、APEX_INSTANCE_ADMIN API、SQL*Plus、SQL DeveloperまたはSQLclを使用して管理します。

参照:

『Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』Oracle APEXのランタイム環境の利点に関する項

既存のインスタンスに対して開発者インタフェースの削除または追加を行うスクリプトが提供されます。さらに学習するには、対応するインストールのタイプの次のいずれかを参照してください。