6.9 他の言語でのAPEXの実行について

Oracle APEXの単一インスタンスを、1つ以上の言語変換されたバージョンとともにインストールできます。

APEXの開発者および管理者のインタフェースは、9つの標準言語(フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、簡体字中国語、スペイン語および繁体字中国語)に翻訳されています。開発者は、アプリケーション・ビルダーのログイン画面またはホームページから言語を選択するだけで、インストール済のどの言語ででも、APEX開発環境を実行できます。

開発者がアプリケーションの作成に使用するAPEXランタイム・エンジンは、アラビア語、ポルトガル語(ブラジル)、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、フランス語、フランス語(カナダ)、ドイツ語、ギリシャ語、ヘブライ語、ハンガリー語、イタリア語、日本語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語(ポルトガル)、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語(キリル文字)、セルビア語(ラテン文字)、簡体字中国語、スロバキア語、スロベニア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、繁体字中国語およびトルコ語で使用できます。

APEXの単一インスタンスは、これらの言語変換されたバージョンを1つ以上実装してインストールできます。

他の言語をインストールするには、APEXの言語変換されたバージョンのインストールの説明に従って、追加ファイルが含まれているapex_22.2.zipファイルを使用する必要があります。以前にapex_22.2_en.zipをダウンロードした場合、APEXを再インストールする必要はありません。必要なのは、apex_22.2.zipをダウンロードして、apex_22.2_en.zipを解凍した同じディレクトリにファイルを解凍することのみです。

言語変換されたバージョンのAPEXは、その特定言語をサポートする文字セットが実装されたデータベースにロードする必要があります。言語変換されたバージョンのAPEXを、その言語の文字コードをサポートしていないデータベースにインストールすると、インストールが正常に実行されないことや、言語変換されたAPEXインスタンスが実行時に破損しているように見えることがあります。データベース文字セットAL32UTF8では、言語変換されたすべてのバージョンのAPEXがサポートされています。

言語変換されたバージョンのAPEXを手動でインストールするには、SQL*Plusを使用します。インストール・ファイルはAL32UTF8にエンコードされます。

ノート:

言語変換されたバージョンのAPEXをインストールするには、ターゲット・データベースの文字セットにかかわらず、SQL*Plusを起動する前に環境変数NLS_LANGの文字セット値をAL32UTF8に設定する必要があります。

言語変換されたバージョンのAPEXのロードに有効なNLS_LANG設定の例を次に示します。

American_America.AL32UTF8
Japanese_Japan.AL32UTF8