AES Intrinsicsの設定の確認
多くの最新ハードウェア・システムではAES Intrinsicsがデフォルトで有効になっていますが、ユーザーは自分でその設定を調べて、使用できることを確認できます。
SSL/TLS暗号化を使用したOracle NoSQL Databaseのインストールでは、ホスト・マシンで使用可能なハードウェア・アクセラレーションを利用できる場合、パフォーマンスが向上します。
ほとんどのSSL暗号スイートではAES暗号化アルゴリズムを使用しており、ほとんどの最新のプロセッサではAES用のハードウェア・アクセラレーションがサポートされます。JavaインストールでAESハードウェア・アクセラレーションを利用していることを確認するには、AES Intrinsicsが有効かどうかを確認します。この情報を取得するには、次に示すように-XXPrintFlagsFinal
フラグを使用して、端末からJava仮想マシンのフラグ値を出力します。次に、2つのブール・フラグUseAES
およびUseAESIntrinsics
を検索します。この例では、AES Intrinsicsが有効であることが結果に示されています。
java -XX:+PrintFlagsFinal -version | grep 'AES\|Intrinsics'
bool UseAES = true {product} {default}
bool UseSSE42Intrinsics = true {ARCH product} {default}
java version "10.0.2" 2018-07-17
Java(TM) SE Runtime Environment 18.3 (build 10.0.2+13)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM 18.3 (build 10.0.2+13, mixed mode)
AES Intrinsicsの設定
最適なパフォーマンスを得るには、AES IntrinsicsがサポートされるすべてのマシンでAES Intrinsicsを有効にします。前述のチェックを実行したときに、これが有効ではなかった場合、次のフラグを使用して、SSLを使用するすべてのJVMコマンドラインに対して
-XX:+UseAES
および-XX:+UseAESIntrinsics
を指定する必要があります。 java -XX:+UseAES -XX:+UseAESIntrinsics [...]
configProperties
パラメータを設定して、これら2つのフラグをRNのJVMオプションに追加できます。レプリケーション・ノード・パラメータを参照してください。
NoSQL APIをコールするクライアント・アプリケーションの場合は、アプリケーションのJavaコマンドラインで次のシステム・プロパティを指定する必要があります。