インストール

Oracle NoSQL Databaseをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle NoSQL Databaseパッケージ・ファイル(ライブラリ、Javadoc、スクリプトなど)を配置するディレクトリを選択します。インストールのすべてのノードで同じディレクトリ・パスを使用することをお薦めします。Oracle NoSQL Databaseパッケージ・ファイルのディレクトリ(このドキュメントでは<KVHOME>と呼ばれる)とOracle NoSQL Databaseデータのディレクトリ(KVROOTと呼ばれる)には別のディレクトリを使用します。<KVHOME>ディレクトリとKVROOTディレクトリのどちらも、ノードにローカルであり、ネットワーク・ファイル・システム上にはないことが必要です。

    ノート:

    今後のソフトウェアのアップグレードを簡単にするには、リリース番号を含める規則を<KVHOME>に使用します。常に/var/kv/kv-M.N.Oのような<KVHOME>の場所を使用します。M.N.Oは、ソフトウェアのrelease.major.minor番号を表します。ディストリビューションを一般的なディレクトリ(この例では/var/kv)に展開すると、これを簡単に行うことができます。

  2. Oracle NoSQL Databaseパッケージ(kv-M.N.O.zipまたはkv-M.N.O.tar.gz)の内容を抽出して、<KVHOME>ディレクトリを作成します。たとえば、<KVHOME>は、パッケージを抽出して作成されるkv-M.N.O/ディレクトリです。<KVHOME>が共有ネットワーク・ディレクトリにある場合(お薦めしません)、1つのマシンで展開するのみでかまいません。<KVHOME>が各マシンにローカルである場合は、各ノードでパッケージを展開します。

  3. いずれかのノードで次のコマンドを使用して、インストールを検証します。

    java -Xmx64m -Xms64m -jar <KVHOME>/lib/kvclient.jar

    次のような出力が表示されます。

    11gR2.M.N.O (....)

    ここで、M.N.Oはパッケージのバージョン番号です。

    ノート:

    Oracle NoSQL Databaseは分散システムであり、ランタイムはクラスタ内の全ノードにインストールする必要があります。Oracle NoSQL Databaseパッケージの内容全体を全ノードにインストールする必要はありませんが、libディレクトリの内容は存在する必要があります。このディストリビューションの詳細はこのマニュアルの対象範囲外です。