リリース22.2の新機能
削除されたインポート/エクスポート・ユーティリティ
リリース22.2では、インポート/エクスポート・ユーティリティはリリースの一部ではなくなりました。以前に非推奨となっており、その機能は独立したダウンロードであるデータ移行ユーティリティに移動されました。『Oracle NoSQL Database管理者ガイド』の第7章に、このデータ移行ツールの使用の詳細と、インポート/エクスポート・ユーティリティとの比較が記載されています。
廃止されたユーザー・データの消去はデフォルトで有効
21.2で追加されたデータ消去は、デフォルトで有効になります。この機能により、ユーザー・データが不要になった後の指定期間内にそれらのデータが消去されます。これによる、アプリケーションのパフォーマンスへの大きな影響はありません。
次の2つのRep Nodeパラメータによって消去を制御します。1つはenableErasureであり、消去を有効にするために使用します。これはデフォルトで有効になります。もう1つはerasurePeriodであり、消去サイクルの完了までに必要な時間(デフォルトで6日)を指定します。
ノート:
スナップショットベースのバックアップによって、元のファイルへのハード・リンクが作成されます。これらのバックアップがターゲットの場所にコピーされ、対応するハード・リンクが削除されるまで、消去機能によってそれらのファイル内の不要データが処理されることはありません。これは、バックアップの整合性を保持するためです。ファイルへのハード・リンクがある場合、消去機能ではそのファイルは無視されます。