14.5.5.1 ピッキング

この戦略を使用して、複数のエッジから1つのエッジをピックできます。グラフ・サーバー(PGX)では、ユーザーは複数のピッキング基準を定義できます。次によってピックできます。

• プロパティ
• ラベル
• エッジID

それぞれのピッキング基準をPickingStrategyFunctionと組み合せる必要があります。PGXでは、プロパティ/ラベル/IDが最小または最大であるエッジをピックするPickingStrategyFunction.MINおよびPickingStrategyFunction.MAXがサポートされています。ピッキング基準を指定しない場合、PGXでは、複数のエッジから1つのエッジが非確定的にピックされます。

PickingStrategyは、ターゲット・グラフでcreatePickingStrategyBuilder()をコールすることによって取得できるPickingStrategyBuilderを使用して作成できます。

選択したピッキング基準に従って、次のいずれかの関数をコールできます。

PickingStrategyBuilder setPickByEdgeId(PickingStrategyFunction pickingStrategyFunction)
PickingStrategyBuilder setPickByLabel(PickingStrategyFunction pickingStrategyFunction)
PickingStrategyBuilder setPickByProperty(EdgeProperty edgeProperty, PickingStrategyFunction pickingStrategyFunction)
PickingStrategyBuilder setPickByProperty(String propertyName, PickingStrategyFunction pickingStrategyFunction)    

次の図は、PGXでどのように最小コストのエッジがピックされ、そのすべてのプロパティが使用されるかを示しています。

図14-1 ピッキング戦略

「図14-1 ピッキング戦略」の説明