目的

このドキュメントには、このリリースのOracle Smart View for Officeに関する重要な最新情報が記載されています。Smart Viewをインストールする前に、このReadmeをよくお読みください。

ノート:

このリリースには、Smart Viewについての修正された問題のみが含まれています。拡張機能の更新および機能については、「リリース22.200の新機能」に記載されています。

リリース22.200の新機能

EPMブックの機能および更新

EPMブック23.03拡張機能の更新

Oracle Smart View for Office用に更新されたEPMブック拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。

適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Narrative Reporting、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting

EPMブック拡張機能における改善点および不具合修正を利用するには:

  1. Smart View内の「オプション」ダイアログの「拡張機能」タブで、「更新、新規インストールおよびアンインストールのチェック」リンクをクリックします。
  2. ビジネス・プロセス・インスタンスを選択してから、プロンプトに従います。

インストールの詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』「EPMブック拡張機能のインストール」を参照してください。

EPMブック23.02拡張機能の更新

Oracle Smart View for Office用に更新されたEPMブック拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、Microsoft Officeテーマのサポートとともに、一般的なの改善点と不具合修正が含まれています。

適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Narrative Reporting、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting

ノート:

Officeテーマは、Microsoft Officeアプリケーションの「オプション」メニューから有効にできます。Officeテーマのサポートは23.02からEPMブック拡張機能に含まれていますが、Smart View 23.100でのみ使用でき、これはまもなく一般提供されます。Smart ViewでのEPMブック拡張機能の使用中は、デフォルトのカラフルなテーマに加え、ダーク・グレー、ブラックおよびホワイト・テーマを適用できます。

Narrative Reporting 23.03の拡張機能の更新

Oracle Smart View for Office用に更新されたNarrative Reporting拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。

Narrative Reporting拡張機能における改善点および不具合修正を利用するには、インストール・オプションを選択します。

  • Smart View内で、「オプション」ダイアログの「拡張機能」タブにある「更新、新規インストールおよびアンインストールのチェック」 リンクをクリックし、Narrative Reportingインスタンスを選択してから、プロンプトに従います。

  • Narrative Reporting Webインタフェースで、「ダウンロード」ページから、"Smart View Extension for EPM Cloud Narrative Reporting" SVEXTファイルをダウンロードし、そのファイルをダブルクリックしてインストールします。

インストールの詳細は、次を参照してください:

Smart Viewからのレポート・パッケージ、ドックレットおよびセクションの公開

レポート・パッケージ、個々のドックレット、およびセクションを、Narrative Reporting Webアプリケーションから公開する以外に、Oracle Smart View for Officeから直接公開することもできるようになりました。

新しい「レポートの公開」アクションを使用してSmart Viewからレポート・パッケージを公開できます。新しい「公開」アクションを使用して個々のドックレットおよびセクションを公開することもできます。これらのアクションは、公開可能なレポート・パッケージまたはドックレットを選択すると「Smart Viewホーム」パネルに表示されます。

レポート・パッケージ、セクションまたはドックレットを公開するときに、選択したすべてのレポート・コンテンツの、マージされたファイルが1つ作成されます。ただし、そのレポート・パッケージまたはセクションに存在するリファレンス・ドックレットやサプリメンタル・ドックレットなど、付属ドキュメントは公開されません。そのようなドックレットについての「公開」アクションは表示されません。

レポートは、PDF形式またはそのレポートのネイティブ形式(WordやPowerPointなど)で公開できます。公開されたレポートは、ローカル領域またはNarrative Reportingライブラリに保存できます。すでに公開されているレポートを、その新バージョンの公開中および保存中に上書きすることもできます。

新しい公開オプションでは、レポート・パッケージ、個々のドックレット、およびセクションをSmart Viewから直接公開できます。

詳細は、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』「レポート・パッケージ、セクションおよびドックレットの公開」を参照してください

この機能には、Narrative Reporting拡張機能23.02以上が必要です。

Narrative Reporting 23.02の拡張機能の更新

Oracle Smart View for Office用に更新されたNarrative Reporting拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、一般的な改善点および不具合修正とともに、公開するための機能が含まれています(「Smart Viewからのレポート・パッケージ、ドックレットおよびセクションの公開」を参照)。

Narrative Reporting 22.11の拡張機能の更新

Oracle Smart View for Office用に更新されたNarrative Reporting拡張機能が、ダウンロードしてインストールできるようになりました。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。

インストール情報

このリリースは、次のサイトからダウンロードできます。My Oracle Support:

https://support.oracle.com

最新のSmart Viewリリースのダウンロード・リンクを含むOracle Smart View for Officeに関する情報については、My Oracle Supportのナレッジ記事、Smart Viewサポート・マトリックスおよび互換性に関するFAQ (Doc ID 1923582.1)を参照してください。ナレッジ記事にアクセスするには、My Oracle Supportのユーザー・アカウントが必要です。

ベスト・プラクティスとして、MOSのナレッジ記事Doc ID 1923582.1で、最新のSmart Viewリリースについて定期的に確認してダウンロードすることをお薦めします。

https://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=1923582.1

詳細なインストール手順は、 Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイド にあります。このガイドは、Oracle Help CenterSmart View ライブラリで入手できます。

https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html

Google Chrome、Mozilla FirefoxおよびMicrosoft Edgeにブラウザ拡張機能が必要です。これらのブラウザ用のSmart Viewの拡張機能のダウンロードおよびインストールに関する情報について、ブラウザ・サポートのトピックを参照してください。

Smart Viewバージョンのサポート

プレミア・サポートの現在の製品に対してOracle Smart View for Officeの現在のリリースと1つ前のリリース(22.200および22.100)をサポートおよび動作保証しています。

Microsoft Windowsオペレーティング・システムおよび.NETのサポート

Oracle Smart View for Office 22.200はWindows 10およびWindows 11でサポートされ、これにはMicrosoft .NET Frameworkのサポートされているバージョンが必要です。.NET Framework 4.8以降を使用することをお薦めします。

Microsoft .NET Framework 4.5.2、4.6および4.6.1は、2022年4月26日以降サポートされなくなることに注意してください。詳細は、.NET Framework 4.5.2, 4.6, 4.6.1 will reach End of Support on April 26, 2022を参照してください。

Microsoft Officeのサポート

Microsoft Office 2013、2016、2019および2021

Oracle Smart View for Officeは、Microsoft Office 2013、2016、2019、2021をサポートしています。

ノート:

Office 2021は、Smart View 22.100以降でサポートされます。

Microsoft Office 365

Windows用のSmart Viewでは、クイック実行を使用してインストールされたOffice 365 ProPlusなど、サポート対象バージョンのMicrosoft Office 365アプリケーションがローカルにインストールされている必要があります。Smart View (Macおよびブラウザ)では、OracleのEPM CloudソリューションおよびWindowsまたはMacシステムのWebブラウザまたはOffice for MacにデプロイされたMicrosoft Office 365の間のインタフェースが提供されます。

詳細は、Smart Viewサポート・マトリックスおよび互換性のFAQ (Doc ID 1923582.1)というタイトルのナレッジ記事を参照してください。

https://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=1923582.1

ノート:

最新のOffice 365 Beta ChannelまたはCurrent Channelバージョンにアップグレードするユーザーは、スマート・リスト内のドロップダウン・リスト、「メンバー」ドロップダウン、セル内POVおよび他のそうしたドロップダウン・リストを使用する上で問題に直面する可能性があります。たとえば、セル内のドロップダウン・リストをクリックすると、実際のドロップダウン値のかわりに省略記号(…)のみが表示される場合があります。セル内のドロップダウン値を正しく表示するため、Smart View 22.200以上にアップグレードする必要があります。

ブラウザ・アドオン

Oracle Smart View for Officeを使用すると、サポートされているOracle Enterprise Performance Management CloudおよびOracle Enterprise Performance Management Systemのブラウザベースのアプリケーションを次の方法で対話操作できます。

  • Smart Viewのフォームまたはアドホック・グリッドで開始して、ドリルスルーを使用してブラウザにアプリケーションWebページを起動します

  • Webアプリケーションで開始して、Excel用のSmart Viewにフォームまたはアドホック・グリッドを起動します。

  • Smart Viewの「タスク・リスト」から、タスクをブラウザで開くことができます。

Mozilla Firefox、Google ChromeおよびMicrosoft Edgeには、ドリルスルー、Web起動およびSmart Viewからブラウザでタスクを開くためのSmart Viewアドオンが必要です。

ノート:

Oracle Enterprise Performance Management Cloud 20.09更新およびOracle Enterprise Performance Management System 11.2.2リリース以降では、Internet Explorerユーザーがデフォルトのブラウザとして新しいMicrosoft Edgeに移行することを推奨するMicrosoft社の方針に基づいて、Internet Explorer 11はサポートされなくなりました。オラクル社ではInternet Explorerを使用してEPM CloudおよびEPM Systemをテストすることがなくなるため、現在Internet Explorerで機能している既存の機能は、20.09更新またはリリース11.2.2以降では機能しなくなる可能性があります。詳細は、ブラウザ・バージョン・サポートを参照してください。

すべてのユーザーがサポートされているブラウザに移行することをお薦めします。

ブラウザ機能拡張のインストール手順については、Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイドブラウザ・アドオンのインストールを参照してください。このガイドは、次のOracle Help CenterSmart View ライブラリで入手できます。

https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html

ChromeおよびEdgeに必要な更新済のSmart Viewブラウザ機能拡張

Google ChromeおよびMicrosoft Edge用に更新されたブラウザ拡張機能が使用可能です。この拡張機能は、Smart Viewにおいて、サポートされているブラウザベースのEPM Cloudビジネス・プロセスおよびEPM Systemアプリケーションと次の方法で相互作用するために必要です。

  • Smart Viewのフォームまたはアドホック・グリッドで開始して、ドリルスルーを使用してブラウザにアプリケーションWebページを起動します
  • Webアプリケーションで開始して、Excel用のSmart Viewにフォームまたはアドホック・グリッドを起動します。
  • Smart Viewの「タスク・リスト」から、タスクをブラウザで開くことができます。

ノート:

この必要なブラウザ拡張機能の更新は、完全にChromeおよびEdgeブラウザのみを対象としています。これはSmart View内のプランニング管理またはNarrative Reportingなどの拡張機能に対する更新ではありません。

この更新は、デフォルトのブラウザがChromeまたはEdgeである場合のみ必要です。デフォルトのブラウザがMozilla Firefoxの場合、この更新による影響はありません。

この拡張機能は、ChromeまたはEdgeブラウザからChromeウェブストアで入手できます。Chromeウェブストアで、smart viewで検索して拡張機能の更新を探します。更新されたバージョン番号は22.200です。続いて、『Oracle Smart View for Office インストレーションおよび構成ガイド』ブラウザ・アドオンのインストールに関する項に記載された、Google ChromeまたはMicrosoft Edge用の手順に従ってください。

なお、2023年1月1日から、以前のバージョンのブラウザ拡張機能はChromeやEdgeでは動作しなくなります。Smart ViewとEPM CloudおよびEPM Systemにおけるブラウザベースのアプリケーションとの相互作用を継続するには、この日までに拡張機能を更新する必要があります。

ブラウザ・バージョン・サポート

Oracle Smart View for Officeはブラウザのバージョンに依存しませんが、Smart Viewと連動する製品は依存する可能性があります。

ご使用のプラットフォームおよび製品について、システム要件ドキュメントとサポート対象プラットフォーム・ドキュメントを参照してください。また、その他のブラウザ・サポート要件については固有の製品Readmeを参照してください。

ノート:

2022年6月15日のサポート終了日以降であっても、Microsoft Internet Explorerをアンインストールしないでください。かわりに、Microsoft社のガイドラインに従ってInternet Explorerを安全に無効にすることができます。Internet Explorerブラウザが呼び出される状況では、かわりにEdgeブラウザが起動されます。

Smart Viewでは、Internet Explorerブラウザは特に必要ありません。ただし、Smart Viewが依存するWinInet APIはInternet Explorerに対する依存関係がある可能性があります。Internet Explorerをアンインストールすると、これに依存する他のアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性があるため、Microsoft社はInternet Explorerをマシンにインストールしたままにしておくことを推奨しています。また、Microsoft社は、最新のセキュリティ・パッチが利用可能になった都度それに更新することも推奨しています。

詳細は、Oracle Supportドキュメント2877741.1、Microsoft社のInternet Explorer 11のサポート終了(2022年6月15日)によるSmart Viewへの影響を参照してください。

Microsoft Edge WebView2のサポート

Oracle Smart View for Officeでは、Microsoft Internet Explorerモジュールを使用して認証ページを表示します。しかし、特定の認証スキームでは、複雑なログイン・シーケンスを処理するためにMicrosoft Edge WebView2などの新しいコントロールが必要な場合があります。WebView2を使用するには、Microsoft Edge WebView2 Runtimeを各Smart Viewクライアント・マシンにインストールし、有効にする必要があります。

リリース21.100以降、Smart ViewではWebView2をサポートしています。実行中、Smart Viewでは、マシンにインストールされたMicrosoft Edge WebView2 Runtimeの有無を検出し、WebView2ベースのダイアログを起動してログイン・ページをホストします。

WebView2がSmart Viewクライアント・マシンにインストールされると、ユーザーはそれを「ヘルス・チェック」ダイアログの「Smart Viewのオプション」セクションで有効にできます(『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』システムでのヘルス・チェックの実行の項を参照)。管理者は、Smart Viewのproperties.xmlファイル(デフォルトではC:\Oracle\SmartView\cfg内)を編集し、<disableWebView2>プロパティを1に設定することによって、WebView2を有効にすることもできます。デフォルトは、0 (無効)です。

管理者: 組織で使用されるログイン・シーケンスの処理にWebView2が必要な場合、Microsoft Edge WebView2 RuntimeがSmart Viewを実行するマシンにインストールされ、有効になっているようにする必要があります。Microsoft Edge WebView2 Runtimeをインストールする場合、Evergreenバージョンの使用をお薦めします。WebView2 バージョン86.0.616.0以降のみ、サポートされています。

インストールされると、修正バージョンがインストールされていないかぎり、MicrosoftによってWebView2更新が一定の頻度で配布されます。管理者は、Microsoft Edge WebView2 RuntimeをダウンロードしてSmart Viewユーザーに配布するために、独自の内部プロシージャを使用できます。次のURLからダウンロードします。

https://docs.microsoft.com/en-us/deployoffice/webview2-install#webview2-runtime-installation

詳細は、WebView2のドキュメントを参照してください。

Smart Viewと仮想環境

仮想環境でのOracle Smart View for Officeは、正式には認証されていません。仮想環境は、公式にはSmart Viewによってサポートされていません。

ノート:

仮想環境は仮想デスクトップ統合(VDI)製品とも呼ばれます。

詳細は、My Oracle Supportのナレッジ記事、サード・パーティの仮想環境でのOracleのHyperion製品のサポート(Doc ID 588303.1)を参照してください。

モバイル・デバイスのサポート

Oracle Smart View for Officeがサポートされているのは、Microsoft Surface Proタブレットのみです。その他のタブレットまたはスマートフォンでは、Smart Viewはサポートされていません。

サポートされている言語

Oracle Smart View for Officeのユーザー・インタフェースでは、次の言語がサポートされています。

言語 言語 言語 言語
アラビア語 フィンランド語 イタリア語 ルーマニア語
中国語(簡体字) フランス語 日本語 ロシア語
中国語(繁体字) フランス語(カナダ) 韓国語 スロバキア語
チェコ語 ドイツ語 ノルウェー語 スペイン語
デンマーク語 ギリシャ語 ポーランド語 スウェーデン語
オランダ語 ヘブライ語 ポルトガル語(ブラジル) タイ語
英語 ハンガリー語 ポルトガル語(ポルトガル) トルコ語

サポートされているこのリリースへのパス

Oracle Smart View for Officeは、次のリリースからリリース22.200にアップグレードできます。

表1-1 サポートされているこのリリースへのパス

アップグレード・パスのリリース: 元

21.xxx

22.200

22.xxx

22.200

後方互換性

Oracle Smart View for Officeでは、ご使用の環境についてのシステム要件ドキュメントおよびプラットフォーム・サポート・ドキュメントでリストされている製品バージョンがサポートされています。

その他のOracleプラットフォームおよび製品との互換性の情報は、ご使用の環境についてのシステム要件ドキュメントとサポート対象プラットフォーム・ドキュメント、および固有の製品Readmeを参照してください。

このリリースで修正された問題について

この項のトピックには、リリース22.200で修正された不具合が含まれます。以前のリリースで修正された不具合のリストを確認するには、Defects Fixed Finderを使用します。このツールを使用すると、所有している製品および現在の実装のリリースを識別できます。1回のクリックで、ツールは修正された不具合の説明とその関連プラットフォームおよびパッチ番号に関するカスタマイズされたレポートをすばやく生成します。このツールはこちらにあります:

https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1

全般

  • 34400903 – 同じセルに関するドリルスルー・レポートが複数ある場合、ユーザーは新規シートまたはWebブラウザのどちらかでドリルスルー・レポートを選択して起動できるようになりました。
  • 34407410 – Smart Viewがインストールされ有効になっているネットワーク・ドライブからExcelファイルが「保護」モードで開かれている場合、編集の有効化をクリックしたときに、エラー「アクティブ・ドキュメントが見つかりません」は表示されなくなりました。
  • 34627700 – 最新のOffice 365 Beta ChannelまたはCurrent Channelバージョンにアップグレードするユーザーは、スマート・リスト内のドロップダウン・リスト、「メンバー」ドロップダウン、セル内POVおよび他のそうしたドロップダウン・リストを使用する上で問題に直面する可能性があります。たとえば、セル内のドロップダウン・リストをクリックすると、実際のドロップダウン値のかわりに省略記号(…)のみが表示される場合があります。セル内のドロップダウン値を正しく表示するため、Smart View 22.200以上にアップグレードする必要があります。

EPM Cloud

ノート:

特に記載のないかぎり、このトピックで説明されている修正された問題は、次のOracle Enterprise Performance Management Cloudビジネス・プロセスに適用されます。

  • Enterprise Profitability and Cost Management

  • Financial Consolidation and Close

  • フリーフォーム

  • Planning

  • Planningモジュール(戦略モデリングを含む)

  • Tax Reporting

次のEPM Cloud関連の問題は、このリリースで修正されています。

  • 33883291 – HypUIConnect VBA関数を使用したSmart Viewからプロバイダへの接続は、失敗しなくなりました。
  • 34256240 - ユーザーは、あるシート内のデータ・セル値を別のシート内のデータ・セルから参照されている値と置き換えることができます。このプロセスにおいて、フォーム内のこうした変更を送信した場合にExcelが不安定になり、データベースが破損する可能性がある旨の警告メッセージがSmart Viewに表示されます。このメッセージは、フォームで置換されるセル値の数にかかわらず、1回のみ表示されるようになりました。
  • 34520220 – Excel式が含まれるシートを操作する際に、Smart Viewの操作「元に戻す」および「やり直し」の実行時にExcelが動作を停止しなくなりました。
  • 34521672 - Edge WebView2コントロールにより、AllowSingleSignOnUsingOSPrimaryAccountフラグが「使用可能」に設定されるようになりました。これにより、Windowsのログイン・アカウントを使用したWebView2内のAzure Active Directory (AAD)リソースへのシングル・サインオン(SSO)、およびWindowsのログイン・アカウントに関連付けられたMicrosoftアカウントを使用したWebサイトのシングル・サインオンが可能になります。
  • 34456451 – クエリー・シートの行または列ディメンションのメンバーを選択したときに、クエリー・デザイナによりExcelが終了しなくなりました。
  • 34082722 – プランニング管理拡張機能の新規バージョンが使用可能です。バージョン22.11.4616はMicrosoft Visual Studio 2022によりコンパイルされています。新規バージョンをインストールすることをお薦めします。

    ノート:

    プランニング管理拡張機能は、管理拡張機能とも呼ばれています。

    最新バージョンの管理拡張機能をインストールする手順は、次のとおりです。

    1. 開いているすべてのOfficeアプリケーションを閉じます。
    2. Windowsの「コントロール パネル」の「プログラムと機能」から、プランニング管理拡張機能のMSIバージョンをアンインストールします(まだ実行していない場合)。「プランニング」の下にリストされた拡張機能を探します。
    3. 「ダウンロード」ページからインストールする手順は、次のとおりです。
      1. ビジネス・プロセスにログインし、ホームページで画面の右上隅のユーザー名をクリックし、設定およびアクションにアクセスします。
      2. 「ダウンロード」を選択します。
      3. 管理拡張機能のダウンロードボタンをクリックし、SVEXTファイルを一時ディレクトリに保存します。
      4. SVEXTをダブルクリックしてインストールします。
      5. Excelを再起動します。
    4. Smart Viewからインストールする手順は、次のとおりです。
      1. Excelを起動し、「Smart View」リボンで「オプション」をクリックしてから、「拡張機能」をクリックします。
      2. 「更新、新規インストールおよびアンインストールのチェック」をクリックします。
      3. 「拡張機能の更新の場所の選択」でデータ・ソース接続を選択して拡張機能の更新をチェックしてから、「更新の取得」をクリックします。
      4. プランニング管理拡張機能の拡張機能リストを確認し、「インストール」リンクが表示されたらこれをクリックしてインストーラを起動します。
      5. プロンプトに従ってExcelを閉じ、再起動します。
    5. Excelの再起動後、「Smart View」リボンで「オプション」をクリックし、「拡張機能」タブを選択して、更新された管理拡張機能をリストに表示します。
  • 34388960 - Smart Viewの「オプション」で「Excelインデントの使用(アド・ホック標準モード)」チェック・ボックスが選択されており、別名が「デフォルト」に設定されている場合でも、メンバーのインデントは想定どおりにアドホック・グリッドに正しく表示されます。
  • 34868092 - Groovyルールを含むルールセットがSmart Viewから正常に機能するようになりました。
  • 34584965 - ^などの特殊文字を含むメンバー名(たとえば、^copyright)は、アド・ホック・グリッドのリフレッシュ後に、文字が失われることなく正しく表示されます。

Financial Management

34236953 – 名前にアンパサンド(&)が含まれる仕訳を開き、ワークブック内の別のシートに切り替えた後、前に開いていた仕訳シートに戻ったときに、Oracle Journals拡張機能タブおよびPOVが正しく表示されるようになりました。

Narrative Reporting

  • 34492551、34600145 – Narrative Reportingに接続しているとき、レポートは、フラット・リストとして表示されるのではなく、「レポート」フォルダの下の各フォルダ階層に表示されるようになりました。

  • 34647643 – Oracle Smart View for Office内でNarrative Reportingに接続しており、データ・ソースがEPM Cloudビジネス・プロセス(Planningなど)であるグリッドを含むレポートをExcelにインポートしている間に、ユーザーが「POVの編集」ボタンをクリックしても、「POVの選択」ダイアログが正しく起動されるようになりました。

  • 34759321 - Smart Viewで、Microsoft Wordドックレット内で変更の追跡が有効になっている場合に「埋込みコンテンツのリフレッシュ」アクションを使用してもエラーが発生しなくなりました。

レポート、ブック

このトピックで説明されている修正された問題は、Oracle Enterprise Performance Management CloudレポートまたはEPMブックに適用されます。

  • 34214831 – レポートで、メンバー・ラベルがWebで別名に設定されている場合、Smart Viewにレポートをインポートすると、別名メンバー・ラベルが正しく表示され、SmartViewでのPOVの編集時にWebに表示されるラベルと一致します。

  • 34492551、34600145 – Narrative Reportingに接続しているとき、レポートは、フラット・リストとして表示されるのではなく、「レポート」フォルダの下の各フォルダ階層に表示されるようになりました。

  • 34603449 – Smart Viewで、レポートがExcelにインポートされたとき、3桁区切りが「NONE」に設定された数値セルが、Excelで3桁区切りなしで正しく表示されます。

  • 34647643 – Smart ViewでNarrative Reportingに接続しており、データ・ソースがEPM Cloudビジネス・プロセス(Planningなど)であるグリッドが含まれるレポートをExcelにインポートするときに、ユーザーが「POVの編集」ボタンをクリックすると、「POVの選択」ダイアログが正しく起動するようになりました。

  • 34659760 – レポート・グリッドのPOVディメンション名またはPOV値(あるいはその両方)に特殊文字が含まれる場合、このグリッドはSmart Viewアドホックとしてエラーなしでインポートできるようになりました。

  • 34706300、34757904 - Smart ViewでレポートをExcelにインポートするときに、レポートのヘッダー・セクションにレポート・オブジェクトが配置されていない場合、本体セクションの最初のオブジェクトの前に余分な空白行が表示されなくなりました。

  • 34803102 - ブックのPOVの編集時に、POV選択が正しく適用および保存されるようになりました。

  • 34892867 - シートの色を透明に設定しても、レポートをExcelにダウンロードするときにエラーが発生することはありません。

全般

  • 21810748 - Excelで、POVまたはスライダが含まれているシートをワークブック内の別のシートにコピーすると、エラーが発生します。

  • 34032813 - システム・ユーザーとしてOracle Smart View for Officeをインストールした後で、Excelを初めて起動すると、レジストリ・キーHKEY_CURRENT_USER (HKCU)がHsTbar.xlaファイルの場所で更新されます。Smart Viewのアンインストール時に、HKCUエントリは自動的には削除されません。Smart Viewをアンインストールした後で、Excelを初めて起動すると、ExcelはHsTbar.xlaファイルを参照しようとして、ファイルが見つからなかったことを示すエラーが表示されます。

    回避策: このエラーを回避するには、Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび管理ガイドアンインストール後のExcelによるHsTbar.xlaファイルの検索に関する項にあるステップを使用して、Windowsレジストリからエントリを手動で削除します。

  • 34045185 - オンプレミス・データ・ソースに接続されているときに、ドリルスルー・レポートを起動するとSmart Viewがクラッシュします。これは、Chromeがデフォルトのブラウザである場合に発生します。

    回避策:

    • ドリルスルー・レポートを起動する前にChromeを起動します。

    • クラッシュが発生した場合は、Chrome用のSmart View拡張機能をリロードします。

      1. ブラウザ・ウィンドウの右下にあるバルーンをクリックして、拡張機能をリロードします。

      2. ブラウザの左上(アドレス・バーの左側)にある「このページを再読み込みします」ボタンをクリックします。

    • FirefoxまたはEdgeをデフォルトのブラウザとして選択します。

  • 34344067 - フォームで手順を参照しようとしたときに、WebView2が無効な場合は手順のテキストが表示されない場合があります。

    回避策: 「ヘルス・チェック」ダイアログで、WebView2 Runtimeがインストールされていることを確認して有効にします。

EPM Cloud

ノート:

特に記載のないかぎり、このトピックで説明されている既知の問題は、次のOracle Enterprise Performance Management Cloudビジネス・プロセスに適用されます。

  • Enterprise Profitability and Cost Management

  • Financial Consolidation and Close

  • フリーフォーム

  • Planning

  • Planningモジュール(戦略モデリングを含む)

  • Tax Reporting

  • 21810748 - Excelで、POVまたはスライダが含まれているシートをワークブック内の別のシートにコピーすると、エラーが発生します。

  • 34399104 - EPM Cloud 22.08以降に接続されている場合、Oracle Hyperion Financial ReportingドキュメントをインポートするときにBindowsエラーが発生する可能性があります。

    回避策: このエラーを回避するには、「ヘルス・チェック」ダイアログで「ブラウザ・エミュレーション・モード」オプションを11001または10001に設定します。

    1. Excelの「Smart View」リボンで、「ヘルプ」の横にある矢印をクリックし、「ヘルス・チェック」を選択します。

    2. 「ヘルス・チェック」ダイアログの「レジストリ情報」グループで、「ブラウザ・エミュレーション・モード」の行を見つけます。

    3. 「修正/更新/情報」列で、セル内をクリックしてドロップダウン・リストを有効にし、11001または10001を選択します。

    4. 「設定の更新」ボタンをクリックし、「閉じる」をクリックします。

    5. Excelを再起動し、データ・ソースに接続して、Financial Reportingドキュメントをインポートします。

  • 33622708 - Microsoft OfficeファイルをOracle Smart View for OfficeからEPM Cloudライブラリに保存するときに、ファイル・サイズがほぼ20 MBである場合、20 MBの最大許容サイズ限度を超えることを示すエラーが表示されます。

Financial Management

  • 27474347 - 「メンバー選択」でエンティティ・ディメンション・メンバーを検索すると、検索対象のメンバーではなく、エンティティ・ディメンションが強調表示される場合があります。

  • 34191136 - Chromeがデフォルトのブラウザである場合、Oracle Hyperion Financial Managementのタスク・リストの実行が機能しません。

    回避策: Financial Managementのタスク・リストを実行するには、デフォルトのブラウザとしてFirefoxまたはMicrosoft Edgeを指定します。

Oracle BI EEOracle Analytics Cloud

31908484 - PowerPointに表を挿入してファイルを.ppt拡張子で保存し、ダブルクリックしてファイルを再度開くと、Smart ViewリボンまたはOracle BI EEリボンのいずれからでもリフレッシュが機能しません。

ヒントとトラブルシューティング

ヒントとトラブルシューティングのトピックは、Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイドヒントとトラブルシューティングに掲載されています。

Oracle Smart View for Office のガイドはすべてOracle Help Centerのライブラリで入手できます。

https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html

EPM CloudおよびEPM System製品ドキュメントへのアクセス

最新のOracle Enterprise Performance Management CloudおよびOracle Enterprise Performance Management System製品ガイドをOracle Help Centerで探してください。

https://docs.oracle.com/en/

EPM Cloud

Oracle Help CenterEPM Cloudのドキュメントおよびビデオについては、「Cloud Applications」をクリックし、次に「Enterprise Resource Planning (ERP)」グループの「Enterprise Performance Management」をクリックします。Oracle Enterprise Performance Management (EPM)ページで、サービスのリンクをクリックしてドキュメントを表示します。

EPM System

Oracle Help CenterEPM Systemのドキュメントについては、「On-Premises Applications」をクリックします。Oracle Applicationsページで、「Enterprise Performance Management」をクリックし、Enterprise Performance Managementページでリリースを探します。

デプロイメント関連のドキュメントは、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technetwork/index.html)およびOracle Software Delivery Cloud Webサイト(http://edelivery.oracle.com/EPD/WelcomePage/get_form)でも探すことができます。

PDFからのコード・スニペットのコピーと貼付け

PDFファイルからコード・スニペットを切り取って貼り付ける際、貼付け操作時に一部の文字が失われる場合があり、これによりコード・スニペットが無効になります。

回避策: HTMLバージョンのドキュメントから切り取って貼り付けます。

サードパーティ・コンポーネント

このトピックでは、Oracle Smart View for Officeに含まれているまたはOracle Smart View for Officeで使用されるオープンソースおよび所有権専有のサードパーティ・ソフトウェア・コンポーネント(またはその一部)をリストします。

  • MSXML 6.0

  • NewtonSoft.Json 13.0.1

  • Office PIA 14.0

  • InstallShield 2019

  • Open XML SDK 2.12.1

  • Zlib Data Compression Library 1.2.12