2.2.2 OML4RのEXTPROC構成について
OML4Rでは、extprocのデフォルト構成が使用されます。
extprocエージェントはOracle Databaseによって直接生成され、listener.oraもtnsnames.oraも構成を変更する必要はありません。extprocをデータベース・リスナーに構成すると、デフォルト設定がオーバーライドされます。
extprocエージェントはOracle Databaseによって直接生成されます。listener.oraとtnsnames.oraについては構成変更は必要はありません。extprocをデータベース・リスナーに対して構成すると、それがデフォルト設定より優先され、OML4R外部プロシージャが機能しなくなります。
デフォルトでは、使用されるライブラリが$ORACLE_HOME/binまたは$ORACLE_HOME/libにある場合、extprocは外部プロシージャ・コールをサポートします。
LinuxまたはUNIXシステムでは、次の文によって、OML4R用の外部プロシージャのみが実行されるようにEXTPROC_DLLSが設定されます。
SET EXTPROC_DLLS=ONLY:$ORACLE_HOME/lib/ore.so
extprocにあらゆる外部プロシージャの処理を許可するには、EXTPROC_DLLSをANYに設定するか、または単に空白のまま(デフォルト)にします。
次の手順を実行して、extprocトレースを有効にします。
/extproc.oraファイルに、次の文を追加します。SET TRACE_LEVEL=ON- データベースを再起動します。
すべての
extproc操作のトレースが$ORACLE_HOME/hs/logディレクトリのログ・ファイルに記録されるようになりました。
関連項目:
詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』の外部プロシージャのデフォルト構成に関する説明を参照してください。
親トピック: 埋込みRの実行でのEXTPROCの使用