RのOMLアプリケーション・プログラミング・インタフェースは、以前はOracle R Enterpriseという名前でしたが、現在は()という名前になりました。パッケージ、クラスおよび関数の名前はリブランドされていません。、、、などのままとなっています。
SQLのOMLアプリケーション・プログラミング・インタフェースには、PL/SQLパッケージ、SQL関数およびデータ・ディクショナリ・ビューが含まれています。これらのAPIの使用方法は、()という名前(以前はOracle Data Miningという名前でした)の資料を参照してください。PL/SQLパッケージ名とデータベース・ビュー名はリブランドされていません。、などのままとなっています。
1.1 Oracle Machine Learning for R 2.0の新機能
OML4R 2.0には、Oracle Databaseリリース23aiと互換性のある新機能がいくつかあります。
R-4.0.5のサポート
OML4R 2.0にはR-4.0.5が必要です。OML4Rの以前のリリースと同様に、Oracle R Distributionを使用することをお薦めします。
ノート:
Oracle R Distribution (ORD)の各バージョンは、その特定のRバージョンで構築されたOML4Rバイナリと互換性があります。- Oracle Databaseリリース19c以降の新機能
このトピックでは、Oracle Databaseリリース19c以降のリリースのOracle Machine Learning for Rの新機能について説明します。
1.1.1 Oracle Databaseリリース19c以降の新機能
このトピックでは、Oracle Databaseリリース19c以降のリリースのOracle Machine Learning for Rの新機能について説明します。
OML4Rリリース2.0で有効になった新しい機械学習アルゴリズムは次のとおりです:
- ニューラル・ネットワーク
- ランダム・フォレスト
- 指数平滑法モデル
- XGBoost (DB 21以降)
次の関数は、OML4Rリリース2.0では非推奨となっています:
- ore.lm
- ore.glm
- ore.stepwise
- ore.neural
- ore.randomForest
- ore.esm
- prcomp
- 特異値分解(SVD)
1.2 Oracle Machine Learning for R 2.0のプラットフォーム要件および構成要件
OML4R 2.0は、Linux 64ビットのプラットフォームでのみ動作します。
クライアントおよびサーバー・コンポーネントの両方が、このトピックに示されている各プラットフォームでサポートされています。
表1-1 Oracle Machine Learning for Rのプラットフォーム要件
オペレーティング・システム | ハードウェア・プラットフォーム | 説明 |
---|---|---|
Linux x86-64 |
IntelおよびAMD |
64ビットRed Hat Enterprise Linuxリリース7および8。 ノート: R-3.6.1はLinux 7でサポートされ、R-4.0.5はLinux 7および8でサポートされています。Linux 8は、R-4.0.5の導入によりサポートされているOSです。Oracle LinuxはOracle Exadata Database Machine上で稼働している場合があります。 |
表1-2 Oracle Machine Learning for Rの構成要件およびサーバー・サポート・マトリクス
OML4Rのバージョン | オープン・ソースRまたはOracle R Distribution | Oracle Databaseのリリース |
---|---|---|
2.0 | 4.0.5 | 19c、21c、23ai |
1.5.1 | 3.6.1 | 12.2.0.1, 18c, 19c, 21c |
1.5.1 | 3.3.0 | 11.2.0.4, 12.1.0.1, 12.1.0.2, 12.2.0.1 |
1.5 | 3.2.0 | 11.2.0.4, 12.1.0.1, 12.1.0.2 |
1.4.1 | 3.0.1, 3.1.1 | 11.2.0.3, 11.2.0.4, 12.1.0.1, 12.1.0.2 |
1.4 | 2.15.2, 2.15.3, 3.0.1 | 11.2.0.3, 11.2.0.4, 12.1.0.1 |
1.3.1 | 2.15.1, 2.15.2, 2.15.3 | 11.2.0.3, 11.2.0.4, 12.1.0.1 |
1.3 | 2.15.1 | 11.2.0.3, 11.2.0.4, 12.1.0.1 |
1.2 | 2.15.1 | 11.2.0.3, 11.2.0.4, 12.1.0.1 |
1.1 | 2.13.2 | 11.2.0.3, 11.2.0.4, 12.1.0.1 |
1.0 | 2.13.2 | 11.2.0.3, 11.2.0.4, 12.1.0.1 |
ノート:
Oracle Databaseリリース12.1.0.2では、一部の埋込みRの操作を成功させるには、Oracle R Enterpriseリリース1.4.1以降で、データベース・パッチ(20173897 EXTPROCによって返された表からのグループ化の結果が間違っています(パッチ))が必要です。1.3 Oracle Machine Learning for R 2.0で修正されたバグ
OML4R 2.0では、このトピックに示されている問題は修正されています。
表1-3 OML4R 2.0で修正されたバグ
番号 | 説明 |
---|---|
34682590 | データストアPYQDROPDATASTORE (およびRQDROPDATASTORE)エラー・メッセージが見つからない場合は不明 |
34318474 | OREDM PREDICTメソッドへのTOPN_ATTRSの追加 |
34325698 | 名前付きモデルを削除するためのAPI関数の指定 |
26865094 | ORE.SCRIPTLOADおよびORE.SCRIPTDROPのパターン一致の有効化 |
26248901 | ORE.ODMモデル予測にTOPN BESTNオプションを追加 |
21576922 | バッチ削除のパターンをサポートするデータストア用ORE.DELETE |
17654997 | データストア - 既存のデータストアおよびコンテナ・オブジェクトの名前を変更する機能を提供 |
21106144 | 埋込みRがファクタ列を文字として渡す |
20417467 | ORE: Rの演算子%IN%を使用すると、大きなベクトルのためにエラーORA-00913が生成される |
22567206 | RQ$とRQG$スクリプトをユーザーに表示するためのORE.SCRIPTLISTおよびビュー |
22558188 | OREアンインストールでORACLE_HOME/Rディレクトリが削除される |
22554793 | ORE.SCRIPTDROP: スクリプトがユーザー・スキーマにない場合は、よりよいエラーが必要 |
32286586 | RQSYSユーザーAUTHENTICATION_TYPEにパスワードが表示され、ACCOUNT_STATUSに期限切れおよびロック済が表示される |
34485716 | ORE.SUMMARYがMODEおよびNMISSに設定されたSTATSで失敗した |
27201219 | TYPE="RAW"のORE.ODMESAモデルで予測すると、エラー"IDENTIFIER IS TOO"が発生する |
27194453 | ESAモデルFEATURE_COMPAREは重複しない結果のみを返す必要がある |
26026670 | TAIL関数がORE.FRAMEに対して正しく機能しない |
23732451 | ORE.CORR(): WEIGHT引数がエラーを返す |
Oracle Machine Learning for Rリリース・ノート、リリース2.0 for Oracle Database 19c and 21c
F74985-03
原本著者: Sadhana Ashokkumar
原本協力者: Mark Hornick、Sherry Lamonica、Qin Wang