10.1.2 埋込みRの実行用のAPI

Oracle Machine Learning for Rには、Embedded R Execution用のR、SQLおよびRESTインタフェースがあります。

次の表は、Embedded R ExecutionおよびOML4Rスクリプト・リポジトリの管理用のR関数とそれに対応するSQL関数およびプロシージャのリストです。関数fは、OML4Rスクリプト・リポジトリ内のスクリプトで定義されている名前付きR関数またはR関数を表します。

表10-1 Embedded R Execution用のRおよびSQLのAPI

RのAPI SQLのAPI 説明

ore.doEval

rqEval2

データ入力なしでfを実行します。

ore.tableApply

rqTableEval2

fの最初の引数として指定された入力ore.frameのすべての行を渡すことでfを実行します。fの最初の引数をdata.frameとして指定します。

ore.groupApply

rqGroupEval2

この関数は、ユーザーが明示的に定義する必要があります。

グループ化列の値に応じてデータをパーティショニングすることでfを実行します。各データ・パーティションをfの最初の引数にdata.frameとして指定します。データベースのサーバー側Rエンジンのプールで、各fコールのパラレル実行をサポートします。

ore.rowApply

rqRowEval2

指定された入力ore.frameの指定された行数(チャンク)を渡すことでfを実行します。各チャンクをfの最初の引数にdata.frameとして指定します。データベースのサーバー側Rエンジンのプールで、各fコールのパラレル実行をサポートします。

ore.indexApply

該当するものはありません。

データの自動転送なしでfを実行しますが、1からnまで(nは関数を実行する回数)の呼出しの索引を指定します。データベースのサーバー側Rエンジンのプールで、各fコールのパラレル実行をサポートします。

ore.grant rqGrant データストアまたはスクリプトへの読取りアクセス権を付与します。
ore.revoke rqRevoke データストアまたはスクリプトへの読取りアクセス権を取り消します。

ore.scriptCreate

sys.rqScriptCreate

指定されたR関数を、指定された名前でOML4Rスクリプト・リポジトリに追加します。

ore.scriptDrop

sys.rqScriptDrop

指定されたR関数をOML4Rスクリプト・リポジトリから削除します。

ore.scriptList ALL_RQ_SCRIPTS

USER_RQ_SCRIPTS

スクリプトに関する情報をリストします。
ore.scriptLoad 該当するものはありません。 スクリプトのR関数をR環境にロードします。