3.2.3 Oracle DatabaseでのRオブジェクトの作成および管理
透過層関数を使用すると、Oracle Databaseインスタンスに接続してデータベース・スキーマ内のデータ表およびビューと相互作用できます。
データベースに対してデータを移動でき、データベースの表およびビューを作成できます。さらに、Rオブジェクトをデータベースに保存できます。これらのアクションを実行するOML4Rの関数については、次の各項で説明します。
- データベース・データのためのプロキシ・オブジェクトの使用
Oracle Machine Learning for Rを使用すると、RセッションでRプロキシ・オブジェクトを作成して、データベース表およびビューにアクセスして操作できます。 - データベース表の作成および削除
ore.create
関数を使用して、Oracle Databaseスキーマの永続表を作成します。 - 一時データベース表の作成
ore.push
関数を使用して、ローカルR data.frameオブジェクトから一時データベース表およびそれに対応するプロキシore.frame
オブジェクトを作成できます。 - 順序付けられたおよび順序付けられていないore.frameオブジェクトの作成
Oracle Machine Learning for Rでは、順序付けられたまたは順序付けられていないore.frame
オブジェクトを作成できます。 - データベースでのRオブジェクトの保存および管理
Oracle Machine Learning for Rには、OML4Rプロキシ・オブジェクトおよび任意のRオブジェクトをOracle Databaseに保存するために使用できるデータストアが用意されています。