3.2.3.5.2 OML4Rのデータストアについて
各データベース・スキーマには、指定したOML4Rのデータストアを格納する表があります。
データストアにはOML4Rオブジェクトおよび標準のRオブジェクトを含めることができます。
ore.save
関数を使用してデータストアを作成できます。データストアの作成時にそのデータストアの名前を指定します。オブジェクトを1つ以上のデータストアに保存できます。
データストアにデータベース・オブジェクトのOML4Rプロキシ・オブジェクトが含まれているかぎり、データベース・オブジェクトはRセッション間で保持されます。たとえば、OREdm
パッケージでore.odmNB
関数を使用してOracle Machine Learning for SQLのNaive Bayesモデルを構築することもできます。構築されたore.odmNB
オブジェクトをデータストアに保存してRセッションを終了した場合、Oracle DatabaseはそのOML4SQLモデルを削除しません。ore.odmNB
オブジェクトが含まれいるデータストアがない場合は、Rセッションを終了すると、データベースは自動的にそのモデルを削除します。
親トピック: データベースでのRオブジェクトの保存および管理