10.3.5 ore.groupApply関数の使用
ore.groupApply
関数は、入力データとしてore.frame
を指定してRスクリプトをコールします。
ore.groupApply
関数は、ore.frame
を最初の引数としてユーザー定義の入力関数に渡します。ore.groupApply
関数のINDEX
引数は、ore.frame
の列の名前を指定しますが、これによってOracle Databaseはユーザー定義のR関数による処理のために行をパーティショニングします。ore.groupApply
関数は、1つ以上のRエンジンが同じR関数(タスク)をデータの別のパーティションで実行するデータ・パラレル実行を使用できます。
ore.groupApply
関数の構文は次のとおりです。
ore.groupApply(X, INDEX, FUN, ..., FUN.VALUE = NULL, FUN.NAME = NULL, FUN.OWNER = NULL, parallel = getOption("ore.parallel", NULL))
ore.groupApply
関数は、ore.list
オブジェクトまたはore.frame
オブジェクトを返します。
ore.groupApply
関数の使用例は、次の各項で説明します。
- 単一列へのパーティション化
この例では、ore.groupApply
関数を使用して、データを単一列にパーティション化します。 - 複数列へのパーティション化
この例では、ore.groupApply
関数を使用して、データを複数列にパーティション化します。
親トピック: 埋込みRの実行用のRインタフェース