2.1.1 GWWSサーバーからのWSDLドキュメントの参照

GWWSサーバーは、デプロイされている各着信ネイティブWSDFのWSDLドキュメントを自動的に生成します。WSDLドキュメントは、HTTP GETを介していずれかのHTTP/Sがリスニングするエンドポイントからダウンロードできます。

次のURLでWSDLドキュメントを参照します:

“http(s)://<host>:<port>/wsdl[? [id=<wsdf_name>] [&mappolicy=<pack|raw|mtom>] [&toolkit=<wls|axis>]]”

表2-1 WSDLダウンロードのオプション

オプション 値の説明
id WSDLドキュメントのネイティブなWSDF名を指定します。指定したネイティブなWSDFは、GWWSサーバーによって、着信方向でインポートする必要があります。オプションを指定しない場合、最初に着信するネイティブなWSDFが使用される。
mappolicy {pack | raw | mtom}

生成するWSDLドキュメントで特定のOracle Tuxedo型付きバッファに使用されるデータ・マッピング・ポリシーを指定します。現在、このオプションはCARRAY型付きバッファにのみ影響します。このオプションを指定しない場合のデフォルト値はpackです。

toolkit {wls | axis}

このオプションは、先にmappolicy=rawを指定している場合にのみ使用します。CARRAY型付きバッファのMIME添付について正しいWSDLドキュメント記述を生成するために、使用するクライアント・ツールキットを指定する。SALTでは、SOAP with AttachmentsについてWebLogic ServerおよびAxisがサポートされています。デフォルト値はwlsです。

ノート:

SALT 2.0以降でサポートされているWSDLダウンロードのURLは、SALT1.1リリースでサポートされているURLと異なります。SALT 1.1において、1つのGWWSサーバーは、指定された構成ファイルからRPC/encodedおよびdocument/literalの両方のメッセージ・スタイル、SOAP 1.1およびSOAP 1.2の両方のバージョンを適応的にサポートします。

SALT 2.0以降のリリースにおいて、GWWSサーバーに関連付けられている各WSDFファイルは、特定のSOAPバージョンおよび特定のSOAPメッセージ・スタイルとあらかじめ組み合せる必要があります。したがって、SALT 1.1 GWWSサーバーの次のWSDLダウンロード・オプションはこのリリースでは非推奨になっています。

表2-2 非推奨になっているWSDLダウンロード・オプション

オプション 値の説明
SOAPversion 非推奨になっているこのオプションは、生成するWSDLドキュメントに定義する必要なSOAPバージョンの指定に使用します。現在、このオプションはWSDFファイルに設定されている。
encstyle 非推奨になっているこのオプションは、生成するWSDLドキュメントに定義する必要なSOAPメッセージ・スタイルの指定に使用します。現在、このオプションはWSDFファイルに設定されている。