2.2.1 属性のセマンティクス

TA_INSTANCEID
ゲートウェイ・インスタンス識別子。この属性の値としては、最大で12文字列を入力できます(NULLで終わる文字列を除く)。識別子の値は、SALTDEPLOYファイル内でユニークである必要があります。
TA_TLOGDEVICE
属性"location"は、トランザクション・ファイルの場所を示します。WS-TXトランザクション・サポートを必要とする場合は、これが必要です。
TA_TLOGNAME
属性"id"は、トランザクション・ファイル内のトランザクション・ログの名前を示します。WS-TXトランザクション・サポートを必要とする場合は、これが必要です。
TA_WSATENDPOINT
属性"address"は、WS-ATプロトコル・エンドポイントを示します。
TA_MAXTRAN
属性"value"は、同時に実行できるWS-TXトランザクションの最大数を示します。これは、Oracle Tuxedo MAXGTTによってバインドされます。
TA_SOCKSADDRLIST
プロキシ・サーバーのURLのリストが含まれる文字列タイプ。たとえば: proxy.server1.com,10.123.1.1:1080
TA_MAXCONTENTLENGTH
HTTPリクエストのコンテンツ長がプロパティ設定より長い場合にGWWSサーバーでリクエストの受け付けを拒否できます。指定しない場合、GWWSサーバーでコンテンツ長はチェックされません。値は以下3つの形式のいずれかに基づく文字列で指定します。
バイト単位の整数値。接尾辞なしの数値の場合、単位としてバイトを使用します。
キロバイト単位の浮動小数点数。接尾辞として必ず「K」を付けます。たとえば、10.4K、40Kなどです。
メガバイト単位の浮動小数点数。接尾辞として必ず「M」を付けます。たとえば、100M、20.6Mなど。
TA_THREADPOOLSIZE
GWWSサーバーに対する最大のスレッド・プール・サイズを指定します。

ノート:

この値にはGWWSサーバーで発生できる最大のスレッドを指定します。GWWSサーバーの実行中、実際に発生するスレッドは指定した値より小さい場合があります。
TA_NWTIMEOUT
ネットワークのタイムアウト値を秒単位で指定します。
TA_MAXBACKLOG
バックログ・リスニング・ソケットの値を指定します。このプロパティは、オペレーティング・システムによる保留中の接続を保持するキューの最大長を制御するために使用します。

ノート:

通常に、この値をチューニングする必要はありません。
TA_ENABLEMULTIENC
GWWSサーバーの複数のエンコーディング・メッセージ・サポートのオン/オフを切り替えます。複数のエンコーディング・サポートのプロパティをオフにすると、GWWSサーバーはUTF-8 HTTP / SOAPメッセージのみを受け入れます。
TA_ENABLESOAPVAL
対応するTuxedo入力バッファがカスタマイズしたXMLスキーマに関連付けられている場合、着信SOAPリクエスト・メッセージのXMLスキーマ検証のオン/オフを切り替えます。
TA_PRIVATEKEY
Oracle SALTには、Oracle Tuxedoのようなセキュリティ・プリンシパル名の概念がないので、ウォレットは、指定されたディレクトリに(サブディレクトリでなく)置かれます。Oracleウォレットを使用する場合は、Oracle Walletを含むディレクトリの場所を指定します。

;Certificate;親要素を構成する場合、この要素は必須です。

ノート:

サーバーID証明書(SALTデプロイ構成ファイルの<PrivateKey>要素)を構成するには、SSL構成ファイルにルート認証局が存在している必要があります。適切な構成は次のとおりです:

ルートCA証明書

中間証明書(存在する場合)

サーバー証明書

サーバー秘密キー

(PEM形式)。

レガシー・セキュリティ資格証明形式を使用する場合は、PEM形式の秘密キー・ファイルを指定します。キー・ファイルのパスは、この要素に対するテキスト値として指定します。サーバー証明書もこの秘密キー・ファイル内に格納されます。この属性の値としては、最大で256文字列を入力できます(NULLで終わる文字列を除く)。

セキュリティ資格証明の形式がどちらであっても、OracleウォレットまたはGWWS秘密キー・ファイルのパスワードは、TUXCONFIGファイル内で、SEC_PRINCIPAL_PASSVAR= environment_variable_name"パラメータを使用して指定されます。TUXCONFIGファイルでは、SEC_PRINCIPAL_PASSVARが構成ファイルで正しく処理されるように、SEC_PRINCIPAL_NAME= any_non-null_string(not_used)パラメータも設定する必要があります。

TA_VERIFYCLIENT
オプション。
WebサービスのクライアントでHTTP over SSL接続を介して証明書を送信する必要があるかどうかを指定します。要素の有効な値は「true」または「false」です。
TA_TRUSTEDCERT
オプション。
信頼されたPEM形式の証明書ファイルのファイル名を指定します。この属性の値としては、最大で256文字列を入力できます(NULLで終わる文字列を除く)。
TA_CERTPATH
信頼された証明書が格納されているローカル・ディレクトリを指定します。この属性の値としては、最大で256文字列を入力できます(NULLで終わる文字列を除く)。
この要素は省略可能です。

ノート:

TA_VERIFYCLIENTが"true"に設定されている場合、またはWS-AddressingをSSLで使用する場合には、この要素で設定したディレクトリに信頼された証明書を格納する必要があります。
TA_PLUGINLIBRARIES
ローカル共有ライブラリ・ファイル・パスのカンマ区切りリスト。
TA_PLUGINPARAMS
起動時にGWWSサーバーによって初期化される際にライブラリに渡される文字列値を指定するカンマ区切りリスト。
リストの各項目はTA_PLUGINLIBRARIES属性の対応する項目に渡されます。

ノート:

次の統計フィールドは、対応する操作が実行されていない場合は表示されません。たとえば、一方向呼出しが実行されていない場合、T_WS_ONEWAYDONEは返されません。
TA_WS_REQREPDONE
着信リクエスト-応答呼出しの実行数。
TA_WS_REQREPFAIL
着信リクエスト-応答呼出しの失敗数。
TA_WS_ONEWAYDONE
着信一方向呼出しの実行数。
TA_WS_ONEWAYFAIL
着信一方向呼出しの失敗数。
TA_WS_OUTBOUNDDONE
発信リクエスト-応答呼出しの実行数。
TA_WS_OUTBOUNDFAIL
発信リクエスト-応答呼出しの失敗数。
TA_WS_OUTBOUND_ONEWAYDONE
発信一方向呼出しの実行数。
TA_WS_OUTBOUND_ONEWAYFAIL
発信一方向呼出しの失敗数。
TA_WS_INBOUNTIME
着信呼出しの平均処理時間。
TA_WS_OUTBOUNTIME
発信呼出しの平均処理時間。
TA_WS_THREADS
アクティブなスレッドの数。
TA_WS_TOTALPENDING
すべてのSOAPサービスの平均処理時間の合計。
TA_RESTINBOUNDDONE
着信REST呼出しの成功数。
TA_RESTINBOUNDFAIL
発信REST呼出しの失敗数。
TA_RESTINBOUNDTIME
着信REST呼出しの平均処理時間の合計。
TA_RESTOUTBOUNDDONE
着信REST呼出しの成功数。
TA_RESTOUTBOUNDFAIL
発信REST呼出しの失敗数。
TA_RESTOUTBOUNDTIME
着信REST呼出しの平均処理時間の合計。
制限事項
なし