1.1.8 SALT構成のコンパイル

SALT構成ファイルのコンパイルとは、XMLバージョンSALTDEPLOYファイルから(SALTCONFIG)ファイルのバイナリ・バージョンを生成することです。構成ファイルをコンパイルするには、wsloadcfコマンドを実行します。wsloadcfはデプロイメント・ファイルを解析してバイナリ・ファイルをロードします。

wsloadcfはデプロイメント・ファイル、インポートされたWSDFファイルおよびデプロイメント・ファイルに参照したWS-Policyファイルを読み込み、各ファイルのXMLスキーマ形式によって構文をチェックします。また、必要に応じて、SALTCONFIGというバイナリ構成ファイルをロードします。SALTCONFIGおよび(必要に応じて) SALTOFFSET環境変数は、SALTCONFIGファイルを指し、(必要に応じて)情報を格納する場所にオフセットします。

SALT構成ファイルは、あらかじめ定義したXMLスキーマ・ファイルに従ってwsloadcfにより検証されます。SALTで必要なXMLスキーマ・ファイルは$TUXDIR/udataobj/saltディレクトリに配置されています。

オプション「-n」を指定すると、wsloadcfはバイナリ・バージョンのSALTCONFIGを生成せずに、検証の目的にのみ実行できます。

詳細は、『SALTリファレンス・ガイド』のwsloadcfリファレンスに関する項を参照してください