1.1.5.2.1 GWWSサーバー・レベル・プロパティの構成

GWWSサーバーは、機能をオン/オフにするプロパティまたはサーバーのパフォーマンスをチューニングする引数を設定するプロパティを使用して構成できます。

プロパティは、<GWInstance>の子要素<Properties>に構成されます。個別の各プロパティは、「name」属性および「value」属性を含む<Property>要素を使用して定義します。異なる「name」属性は、値を含む異なるプロパティ要素を表します。

次の表では、GWWSサーバー・レベル・プロパティを示します。

表1-6 GWWSサーバー・レベル・プロパティ

プロパティ名 説明 値の範囲 デフォルト
enableMultiEncoding SOAPメッセージで複数のエンコーディングをサポートするかどうかを指定します。 “true”|“false” “false”
max_backlog ソケット・バックログの制御値を指定します。 [1, 255] 20
max_content_length 着信HTTPメッセージのコンテンツの最大長を指定します。 [0,1G](byte)

(Can set suffix ‘M’,’G’, eample.1.5M, 0.2G)

0(制限なしを意味する)
thread_pool_size GWWSサーバーのスレッド・プール・サイズを指定します。 [1,1024] 16
timeout ネットワーク・タイムアウトを秒単位で指定します。 [1,65535]

(unit:sec)

300
wsrm_acktime 信頼性のあるメッセージングの確認応答メッセージの応答ポリシーを指定します。GWWSサーバーでは、ネットワークからSOAPリクエストを受信した直後か、Oracle Tuxedoサービスからレスポンス・メッセージが返された後に確認応答メッセージを送信できます。 “NETRECV” | “RPLYRECV” “NETRECV”

ノート:

詳細は、複数のエンコーディング・サポートの構成を参照してください

詳細は、「SALTの実行時の管理」のGWWSサーバーのチューニングに関する項を参照してください。

例1-12 GWWSサーバー・プロパティの構成

<Deployment ..>
  ...
  <WSGateway>
    <GWInstance id="GWWS1">
      .......
      <Properties>
        <Property name="thread_pool_size" value="20"/>
        <Property name="enableMultiEncoding" value="true"/>
        <Property name="timeout" value="600"/>
      </Properties>
    </GWInstance>
  </WSGateway>
  ...
</ Deployment>