1.1.9.2 *SERVERSセクションでGWWSサーバーの構成

SALTDEPLOYファイルに定義されたGWWSインスタンスを起動するには、UBBCONFIGファイルの*SERVERSセクションでGWWSサーバーを指定する必要があります。1つまたは複数のGWWSサーバー・インスタンスを並行してUBBCONFIGファイルに定義できます。各GWWSサーバーは、Oracle Tuxedoドメイン内でオプション「-i」を使用して、一意のインスタンスIDに割り当てる必要があります。インスタンスIDは、XMLバージョンのSALTDEPLOYファイルおよび生成されたバイナリ・バージョンのSALTCONFIGファイルに存在する必要があります。

次に、Oracle TuxedoアプリケーションにGWWSサーバーを定義する方法を示すUBBCONFIGファイルのセグメントの例を示します。

例1-32 UBBCONFIGファイルの*SERVERSセクションで定義されたGWWSサーバー

......
*SERVERS
GWWS SRVGRP=GROUP1 SRVID=10
     CLOPT="-A -- –i GW1"
GWWS SRVGRP=GROUP1 SRVID=11
     CLOPT="-A -- –i GW2"
GWWS SRVGRP=GROUP2 SRVID=20
     CLOPT="-A -- -c saltconf_2.xml –i GW3"
......
詳細は、『Oracle SALTリファレンス・ガイド』の「GWWS」を参照してください

ノート:

UBBCONFIGファイルでは、GWWSサーバーが起動する前にTMMETADATAシステム・サーバーが確実に起動するよう設定してください。GWWSサーバーはTMMETADATAによって提供されるサービスを呼び出すため、TMMETADATAよりも後に起動する必要があります。

GWWSサーバーから呼び出される前にTMMETADATAが確実に起動するようにするため、UBBCONFIGファイルの*SERVERS定義内で、TMMETADATAを先に、GWWSを後に記述するか、SEQUENCEパラメータを使用します。

SALT構成情報は、SALTCONFIGファイルのバイナリを生成するために、wsloadcfであらかじめコンパイルされます。GWWSサーバーは起動時にSALTCONFIGファイルを読み取ります。SALTCONFIGファイル・エンティティを使用してSALTCONFIG環境変数を適切に設定してから、GWWSサーバーを起動してください。

オプション「-c」はSALTの現在のバージョンでは非推奨になっています。SALT 1.1リリースにおいて、GWWSサーバーに対してSALT 1.1ファイルを指定ためにオプション「-c」を使用します。SALT 2.0では、GWWSサーバーは、起動時にSALTCONFIGファイルを読込みます。GWWSサーバーは、このオプションを指定して起動すると、このオプションは非推奨になっていることを示す警告メッセージが表示されます。指定されたファイルは任意のファイルで、GWWSサーバーによって読み込まれません。