1.1.7.1.3 発信HTTP基本認証の構成
SALTは、発信HTTP基本認証のユーザー資格証明を作成するために認証プラグイン開発をサポートしています。発信HTTP基本認証は、エンドポイントレベルで構成されます。発信エンドポイントにおいて、HTTPメッセージでユーザー・プロファイルが必要の場合、WSDFファイル内でHTTPエンドポイント用HTTPレルムを指定する必要があります。GWWS
サーバーは、ユーザー名とパスワードを作成するために認証プラグイン・ライブラリを呼出し、HTTP基本認証メカニズムを使用してリクエスト・メッセージに送信します。
次の例には、発信エンドポイントに対するHTTP基本認証を有効化する方法を示します。
例1-21 発信エンドポイントに対するHTTP基本認証の有効化
<Definition ...>
<WSBinding id="simpapp_binding">
<SOAP>
<AccessingPoints>
<Endpoint id=”...” address=”...”>
<Realm>SIMP_REALM</Realm>
</Endpoint>
</AccessingPoints>
</SOAP>
<Servicegroup id="simpapp">
....
</Servicegroup>
....
</WSBinding>
......
</Definition>
サービス・リクエストを<Realm
>要素の設定で指定された発信エンドポイントに送信すると、Oracle Tuxedoクライアントuid
およびgid
がGWWS
サーバーから認証のプラグイン機能に渡されます。このプラグイン機能はOracle Tuxedoクライアントの情報に従ってHTTP基本認証のusername/password
を確定します。HTTP基本認証のusername/password
マッピングのためにOracle Tuxedoクライアントuid / gid
を取得するには、Oracle Tuxedoセキュリティ・レベルもUBBCONFIG
ファイルで構成する必要があります。
詳細は、『SALT Webサービスのプログラミング』の発信HTTP基本認証のOracle Tuxedoセキュリティ・レベルの構成に関する項と発信認証プラグインのプログラミングに関する項を参照してください。
親トピック: トランスポート・レベルのセキュリティの構成