1.1.2.1.1 SOAPヘッダーの定義
mapsoapheader
属性は、SOAPヘッダーを構成するために使用します。これにより、SOAPヘッダーを表すFML32フィールドが定義されます。これはTA_WS_SOAP_HEADER
STRINGタイプです。
ノート:
mapsoapheader
属性は、SALTに同梱されているwssoapflds.h
ファイルで定義されます。
次に、SOAPヘッダーの定義の例を示します。
例1-1 SOAPヘッダーの定義
<Definition ...>
<WSBinding id="simpapp_binding">
<Servicegroup id="simpapp">
<Service name="toupper">
<Property name="mapsoapheader" value="true" />
</Service>
</Servicegroup>
....
</WSBinding>
</Definition>
mapsoapheader
属性のデフォルト値は「false
」で、これは、GWWSがSOAPヘッダーとFMLフィールド間のマッピングを実行しないことを示します。
mapsoapheader
をtrue
に設定すると、着信サービスおよび発信サービスのマッピング動作は次のようになります。
- 着信
インバウンド・サービスについては、次の例に示すように、GWWSがSOAPヘッダーを変換します。
例1-2 GWWSのSoapヘッダーの変換
<cup:SoapHeader xmlns:cup='http://www.xxx.com/soa/esb/message/1_0'>
<cup:Head>
<cup:Name>xxx</cup:Name>
<cup:Value>xxx</cup:Value>
</cup:Head>
</cup:SoapHeader>
STRINGバッファは、TA_WS_SOAP_HEADER
フィールドに割り当てられ、ターゲットFML32バッファを挿入します。ターゲット・バッファ・タイプがFML32ではない場合、変換は有効になりません。
- 発信
発信サービスでは、GWWSは、リクエスト・バッファから
TA_WS_SOAP_HEADER
を受け取り、SOAPパッケージの構成時にSOAPヘッダーにそれを配置します。
親トピック: ネイティブWSDFの作成