1.1.2.1.3 WSBindingオブジェクトの定義

個々のWSBindingオブジェクトは、<WSBinding>要素を使用して定義します。個々のWSBindingオブジェクトは、WSDF内で一意のWSBinding IDを使用して定義する必要があります。WSBinding IDは、GWWSによって使用されるSALTDEPLOYファイルの参照に必要なインジケータです。

個々のWSBindingオブジェクトは、<SOAP>サブ要素を使用してSOAPプロトコルの詳細に関連付けることができます。WSBindingオブジェクトには、デフォルトではSOAP 1.1およびdocument/literalスタイルのSOAPメッセージが適用されます。

次の例では、<SOAP>サブ要素を使用してSOAPプロトコルの詳細を再定義する方法を示します。

例1-4 WSBindingに対するSOAPプロトコルの詳細の定義

<Definition ...>
  <WSBinding id="simpapp_binding">
    <Servicegroup id="simpapp">
      <Service name="toupper" />
      <Service name="tolower" />
    </Servicegroup>
    <SOAP version=”1.2” style=”rpc” use=”encoded”>
      <AccessingPoints>
        ...
      </AccessingPoints>
    </SOAP>
  </WSBinding>
</Definition>

<SOAP>要素内で、一連のアクセス・エンドポイントを指定できます。対応するGWWSサーバーは、これらのアクセス・エンドポイントのURL値を使用してリスニングHTTP/Sプロトコル・ポートを作成します。着信 WSBindingオブジェクトに対して各GWWSサーバーでHTTPおよびHTTPSエンドポイントを最大で1つ指定することをお薦めします。

個々のWSBindingオブジェクトは、<Servicegroup>サブ要素を使用してOracle Tuxedoサービスのグループに定義する必要があります。<Servicegroup>の下の各<Service>要素は、WebサービスのクライアントからアクセスできるOracle Tuxedoサービスを表します。