1.1.3.2.4.1 生成されたSALTプロキシ・サービス定義での名前の競合を解決する
WSDLファイルを変換すると、コンテキスト情報の切捨てや消失のせいで、予期せぬ名前の競合が発生する場合があります。生成されたサービス・メタデータ定義とFML32フィールド表ファイルを使用する前に、次のような名前の競合を解決する必要があります。
- サービス・メタデータ・キーワード
tuxservice definitions
の定義が重複している場合は解決するSALTプロキシ・サービス・メタデータ定義のキーワード
tuxservice
は、元のWebサービス・オペレーションのローカル名が15文字以上ある場合はそれ以降を切り捨てた値になります。そのため、複数SALTプロキシ・サービス・エントリで、切捨て後のtuxserviceの値が重複する可能性があります。GWWSサーバーではtuxserviceの値を公開済のサービス名として使用するため、複数のSALTプロキシ・サービス間の名前の競合を手動で解決して、サービス・リクエストが確実に配信されるようにする必要があります。名前の競合を解決するには、
tuxservice
に一意で意味のある名前を割り当てる必要があります。 - FML32フィールド定義の重複を解決する
外部WSDLファイルをOracle Tuxedo定義に変換すると、各
wsdl:message
が解析され、wsdl:message
の基本XMLスニペットを表すFML32フィールドのセットが含まれているFML32バッファ・フォーマットとしてマップされます。生成されるFML32フィールドは、デフォルトでは対応するXML要素のローカル名に基づいて命名されます。生成されたフィールド表ファイル内のFML32フィールド定義はフィールド名でソートされるため、重複している名前を簡単に見つけることができます。SOAP/FML32のマッピングを実現するには、フィールド名の競合を解決する必要があります。生成によって重複したフィールド名を、一意で意味のある他のFML32フィールド名値に変更する必要があります。それに応じて、生成されたSALTプロキシ・サービス定義内の対応するサービス・メタデータ・キーワード
param
の値も変更する必要があります。FML32フィールドとサービス・メタデータ・キーワード「param」
の定義について生成されるコメントは、どのname
とparam
が対応するかを調べる際に有用です。
親トピック: 変換後のタスク